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野田内閣の崩壊は、談合相手の自公の造反で終わり、それが小沢新党の勃興の始まりである。
作成日時 : 2012/07/07 :(かっちの言い分)
民主の藤井氏が小沢氏が離党し新党立ち上ることを受けて、「すっきりした」と述べたそうである。酒乱の藤井氏に言われなくとも、小沢グループにとっても「すっきりした」と言いたいだろう。
小沢政治と決別「すっきりした」 民主・藤井氏
以下の見出しを見て笑ってしまった。「国民の生活が第一」を、菅執行部、今の民主党執行部の連中があまり言っているのを聞いたことが無かったが、やはりこの標語は小沢氏自身か小沢氏周辺が作ったものであることがわかった。自分(小沢氏)が選挙で勝たせて、日本のトップの企業にしたと思ったら、うまく嵌められて母屋を乗っ取られたわけだ。小沢氏がその母屋を出ていくとき、民主党はビタ一文財産を渡さなかったが、「国民の生活が第一」と書かれた看板だけは置いていけとは言えなかったのであろう。もしくは、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというように、看板自体見たくないのであろう。
会見室の壁から「国民の生活が第一」外す 参院民主党
ところで、最近解散について、民主党執行部と自民党との綱引きが激しい。以下の報道で、前原氏が「解散は秋以降」と言った。これを見てびっくりした。解散は首相の最も重要な専権事項である。つまり、自分の力を確保するため、解散の時期など明言してはいけないものだ。しかし、その時期を前原氏がまるで自分が首相のように、いとも平然と秋以降になると言った。また、それを受けて自民が牽制し、反発が必至という。
この一見何の変哲もない見出しであるが、この裏に隠されている意味は重要である。前原氏が敢えて解散は秋以降と述べたことは、実際は民主党と自公との3者合意の中で、民主党は暗黙の条件として、今国会中に解散するから衆院で賛成してくれという条件を出していたと思える。だから今国会中の解散条件を先延ばしにするために、解散権を有する野田首相が前原氏に敢えて言わせたのであろう。野田氏は文句を言わない代わりに、暗黙の条件を反故にされかかっている自公が反発必至となった。
野田首相は小沢氏が反対することがわかっている中、この国会中に解散してもいいということを言いながら自公に賛成させたということで、まさに「談合」したということである。
谷垣氏も、談合条件が今国会中ということで自民党内の一任を取り付けたが、それが崩れれば総裁選挙に負けることになる。
これを見ると、もう野田内閣は綱渡り状態である。執行部の前原氏が言っているように、どんなに引き伸ばし工作をやろうが、秋までが精一杯ということであることを自ら述べている。談合での決め事を野田首相が無視すれば、不信任案を出されてしまうということである。
小沢氏は8月にも総選挙があると思って1年生議員を叱咤している。野田内閣崩壊は、談合して賛成票を投じた自公の造反で始まる。
それが民主党の崩壊であり、小沢新党の勃興の始まりとなる。
元記事リンク:http://31634308.at.webry.info/201207/article_7.html
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