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自民党の支持率は何故あがらないのか?・・・保守層が離れたからだ!
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2012年7月7日 政経徒然草
これだけ民主党に対する批判が強いのに、一向に自民党の支持率が上がらない。
この原因を考えると次回の選挙の結果がある程度は予想できる。
「保守」と言う言葉を挙げて説明してみたい。
では「保守」とは、どんな意味なのだろう。日本では漠然としたイメージでしか捉えられていない。
保守主義とは哲学である。
そして保守の意味は多様に捉えられる。
保守とは
保守主義は伝統に倣い、これを墨守することを重要視する政治思想である。伝統とは何かに関しては、能や歌舞伎のような実体を伝統とする説から、生き方・精神の形・言葉遣いの規則のような形式を伝統とする説まで諸説ある。
ただし、伝統主義と対立しやすい新自由主義を標榜する経済保守、伝統や文化を重んじる伝統保守、国益や国家への奉仕を尊重する国家保守主義は、それぞれが目指す目標が異なる。
フランス革命当時の保守主義は「今あるアンシャン・レジームとレッテル貼りされた諸制度は、遠い過去からの取捨選択に耐えてきたものであり、これを維持存続させることが国民の利益になる」(とする主義)と定義されていた。
「維持せんがために改革する」というディズレーリの言葉や「保守するための改革」というエドマンド・バークの言葉からも明らかなように、保守主義は漸進的な改革を否定しない。
保守主義は政治および社会の哲学の一つであり、この哲学は伝統的制度の維持を奨励し、社会の変化については最小で漸進的なものだけを支持する。保守主義者たちの中には、現在のものを維持しようとし安定性と連続性を強調する者たちがいる一方で、近代主義に反対し過去のものへ戻ろうとする者たちもいる。現在確認されているところでは、フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアンがフランス革命をうけて1819年にこの用語を用いたのが、政治的脈絡でのこの用語の使用の最初だとされている。[2]それ以来、この用語は広範囲の見解を記述するのに用いられてきた。
政治学はしばしば、今日「保守的」と呼ばれている考えの多くはアイルランド人の政治家エドマンド・バーク(彼はイギリスの下院議員を務め、フランス革命に反対した)に由来するとみなす。[3]
アメリカの共和党、日本の自民党、イギリスの保守党、オーストラリア自由党、台湾の中国国民党、カナダ保守党、パキスタン・イスラム連盟、インド人民党が保守政党として挙げられる。
しかし、保守主義と一言で言っても、保守の意味が多様化した現代はその定義は様々である。(Wikipediaより抜粋)
日本では、長い間、保守政党と言えば「自民党」というイメージでとらえられてきた。
ところが自民党が 「維持せんがために改革する努力」や「保守するための改革」をおろそかにし 「漸進的な改革」をする努力をも諦め始めてしまったため、2009年の衆議院選挙で保守層から大量の票が民主党に流れた。これが政権交代の現実だ。
そこで、自民党が生まれ変わり本気で改革に取り組む姿勢と政策を打ち出せていたら現状は大きく変わっていただろう。
同じように 「維持せんがために改革する努力」や「保守するための改革」 「漸進的な改革」をすると期待された民主党も菅・野田内閣で後戻りし努力を諦めてしまった。
これが現在の政治状況だ。
そもそも日本人は「保守という意識」が非常に強い民族である。
有権者の大半は保守的な意識を持ち合わせている。
これらの保守層の受け皿となりうるはずの自民、民主が期待にこたえられず、旧来の政治に戻ろうとしているため、保守層と呼ばれる有権者の行き先が無くなりつつある。
これらの層の受け皿となりうる政党ができれば、これらの大量の票が、その政党に流れることになる。
では、それらの受け皿になりうる政党や、それを引っ張る政治家がいるのだろうか?
自民党の多くの議員や民主党の一部の議員は似非保守政治家だ。
真の保守政治家と呼ばれるのは小沢さんと亀井さんぐらいだろう。
小沢さんのことを自由主義の政治家と呼ぶ人もいるが、小沢さんは保守政治家と呼んだ方がふさわしい。
小沢さんは真の保守政治家だから「日本人の心情」や「国民の思い」をくみ取ることができる。
本来であれば、小沢さんは日本人に一番受け入れられやすい政治家であるはずだ。
ところが、小沢さんはマスコミや既得権益層から叩かれ批判され、そして個人の人格攻撃までされ「悪人扱い」される有様だ。
しかし、その点を除けば、小沢さんや小沢さんの理念を取り込んだ政党は多くの日本人に受け入れられやすい要素を持ち合わせている。そして、それは国民の期待とも一致するはずだ。
ここまで書けば理解してもらえると思うが選挙で勝利する大きなポイントの一つが、日本人の持つ保守意識をどのように受け止められるかという点にあるということだ。
最初にも書いたように、多くの保守層の期待にこたえられなくなった自民・民主へ票が戻ることはないだろうし、期待を取り戻すこともできないだろう。
現状の民主、自民は既得権益層や労働貴族や保守でも右寄りの人たち、一部の新自由主義者、そして極端に変化を嫌う人たちの支持層によって支えられている。(最大でも40%程度の有権者を2党で取り合うことになる。)
日本人が潜在的に持つ保守意識の受け皿になれる政治勢力ができれば、そして小沢一郎という政治家の真の姿を国民が理解できるようになれば、大きな政治の変化が起きる可能性がある。
それに期待したいと思う国民の一人として新党に大きな望みを託したい。
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