http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/584.html
Tweet |
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu267.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
--------------------------------------------------------------------------------
仮に社民党との連携が成れば、同党所属の衆議院議員6人が加わり、
一気に内閣不信任案提出のための「51」を超えることになる。上杉隆
2012年7月6日 金曜日
◆消費増税法案、原発再稼働さえ白紙の可能性も 小沢新党が狙う「内閣不信任案提出」 7月5日 上杉隆
http://diamond.jp/articles/-/21179
来週、(7月11日)にも小沢新党が発足する。今回のコラムではかつては本業であったが、今となっては久しぶりとなる政局記事を書いてみようと思う。
先週来、筆者は仮に小沢一郎氏が新党を立ち上げたら民主党代表時代に繰り返したスローガン「国民の生活が第一」をそのまま政党名に使用するのではないか、と冗談を言っていたがどうやら本当にそうなりそうだ。
仮にそのまま名づけられれば選挙時には「第一党」とでも略されるのだろうか。すると「小沢新党」は選挙前からやたらと縁起の良いことこの上なくなる(笑)。
小沢新党の焦点は
衆議院議員の数
さて、冗談はさておき、その「小沢新党」は衆議院37、参議院12の計49名でスタートする見込みだ。来週までには多少の増減があろうが、焦点はそうした政党の数ではなく、衆議院議員の数にある。
政治はしょせん権力闘争である。その当然の観点からすれば、小沢新党の動向によっては、消費税法案はもちろん、場合によっては原発再稼働などの政策さえも白紙に戻るほどの大波乱がやってくるかもしれない。
それを前提にすれば小沢氏の狙いは明らかだ。その大きな賭けに打って出た彼の狙いは「内閣不信任案の提出」に尽きる。
内閣不信任案は一国会につき、一会派、一回だけ提出できる。提出には提出者と50名の賛同者、つまり51人の衆議院議員を必要とする。
ということは現時点での「小沢新党」では、14人不足しているといえる。だがそれは当然小沢氏も織り込み済みだろう。その対策は電光石火、取っているようだ。
まず、今週中には先行して民主党を離党した小沢グループ(一部)の「新党きずな」(衆院9人)との統一会派が組まれるだろう。そうなれば衆議院銀46人、不信任案提出まであと5人に迫る。
離党直後からの小沢氏の動きは速い。火曜日には連携模索のため、「新党大地・真民主」の鈴木宗男代表と面会した。小沢氏から「大地」との統一会派結成を打診したようだが、鈴木代表は小沢新党の「党の綱領」などが明確でないことなどを理由にいったん見送っている。
ただ、「新党大地」の衆議院3人が加わっても即「51」には届かない。そこで小沢氏が目を付けたのが社民党だ。
水曜日、小沢氏は社民党の又市征治副党首と面会している。仮に社民党との連携が成れば、同党所属の衆議院議員6人が加わり、一気に内閣不信任案提出のための「51」を超えることになる。
だが、問題は社民党との政策協議だ。消費税増税反対、大飯原発再稼働反対では歩調を合わせられるだろうが、社会保障と原発政策ではズレが生じる可能性が高い。
内閣不信任案の先を考えた場合には、新党内部で理解が得られないかもしれない。
小沢氏のこうした動きと並行して、小沢新党幹部も様々な可能性を模索しているようだ。
具体的には、亀井静香前国民新党代表、田中康夫新党日本代表、鳩山邦夫元総務大臣などの中から、会派入りの可能性のある人物に打診を開始している。個別ではあるがこの三人が内閣不信任案の提出に同調して、提出者に名を連ねれば、可能性は高まる。
また筆者の取材ではこのうちのひとりからは少なくとも内諾を得ているという。
内閣不信任案に反対できない自・公
三党に残された道は連立のみ
そして最大の注目が民主党に残った鳩山グループの動向だ。小沢新党に加わらなかった衆議院21人、参議院3人は即日党内に「勉強会」を立ち上げ、参院での消費税法案採決をけん制している。
党員資格停止六ヵ月の処分を食らった鳩山由紀夫元首相を筆頭に、仮にこのグループ(21人)が内閣不信任案提出に協力したら、一転して、ピンチが訪れるのは野田首相の方である。
というのも内閣不信任案はあらゆる法案に優先して採決される「最強法案」だからだ。
つまり、消費税法案含め、先日の8法案には賛成できた野党の自民党と公明党も、内閣不信任案となると話は別になる。
そもそも議院内閣制において、野党が内閣不信任案に反対するのは難しい。野党が内閣不信任案に反対すれば、政党の存在意義が問われるばかりか、野党でいる意味も為さなくなってしまうからだ。
それを避ける方法は唯一、内閣不信任案の出される前に連立協議を行い、民主・自民・公明の三党で連立を組むしかないだろう。
だが、そのためのハードルはより高い。野田政権は自・公の野党に対して圧倒的な譲歩を行わなければならないし、場合によっては阻止後の解散総選挙くらいは約束されるかもしれない。
そこまででなくとも、不信任案決議を否決するにあたって、大臣ポスト、あるいは政権移譲は要求されるかもしれない。
つまり、内閣不信任案が出された途端、窮地に陥るのは小沢氏の側ではなく、野田首相の方という見方ができるのだ。(後略)
(私のコメント)
政局をめぐって様々な観測記事が流されていますが、大手マスコミは小沢氏が孤立して脱落者が相次いでいることを報じていますが、小沢新党に対する世論調査の支持率も高くは無い。しかし政党の名前も決まっていない政党の支持を聞いた見たところで意味の無い事は明らかですが、大手マスコミは相当危機感を持っているのだろう。勝栄二郎次官はどのような采配を振っているのだろうか?
政党の名前も、上杉氏によれば「国民の生活が第一」となるかもしれませんが、民主党議員にとってはまことにいやな名前だ。昨日も書いたように野田内閣は財務省の勝栄二郎によって書かれたシナリオどおりに動いているのでしょうが、自民党の谷垣総裁も勝によって育てられた自民党総裁であり、財務省の予算権限と情報網を持っていれば、政局にも有利に働く。
いったい日本の国会はどうなっているんかと情けなくなりますが、官僚に頭が上がらない政治家は単なる役者に過ぎないのだろう。テレビの国会討論にしても、みんな官僚が書いたメモを元に討論している事は見え見えであり、各大臣が自由気ままに発言していたら整合性は取れなくなり政策は滅茶苦茶になってしまう。野田総理も政権とる前とは正反対の政策を行なっていますが、総理になってみて官僚の操り人形にならざるを得ない。
小沢一郎は、どのような反撃手段を画策しているのだろうか? 大手マスコミでは小沢一郎は既に終わった政治家とTVタックルで福岡氏が述べていましたが、かつての勢いは無い。小沢ガールズも多くの離反者を出しましたが、国会議員を三日やると辞めたくなくなるのだろう。党幹部の指示に従わなければ次の選挙で民主党の公認が得られなくなるからでしょうが、民主党そのものが消滅してしまうかもしれない。
問題は内閣不信任決議が出されたら自民党はどのように動くかが問題ですが、その前に大連立に動くと言う見方もありますが、選挙が近いのに大連立はありえない。大連立は選挙と選挙の中間で一時的には可能ですが、小選挙区制では選挙になれば区割りで両立は成り立たない。ならば不信任に賛成に回って過半数割れした民主党は解散を選択せざるを得ないだろう。そうなれば増税法案も原発再稼動も白紙に戻される事になるだろう。
問題の核心は、小沢氏がいつ内閣不信任決議を出すかですが、今のところは自民党の出方を見ているのだろう。例え短期間でも大連立するか、内閣不信任に出るかは分からない。大連立すれば民主党と抱き合い心中ずる事になる。ただでさえマニフェストを反故にして民主党の支持率は地に落ちている。先日も書いたように民主と自民を合わせても30%の支持率では大連立でも過半数割れして野党に転落だ。
このように考えれば、自民党の谷垣総裁がどうして、何もしないでいれば民主党への批判票を集めて政権が転がり込んでくるのを、三党合意でぶち壊しにしてしまったとだ。自民党も増税に加担した事で選挙は苦しくなり、「新党」に票が流れる事になるだろう。「みんなの党」や「維新の会」や「国民の生活が第一」が受け皿になりますが、自民党も三党合意は間違いだったと谷垣総裁を辞めさせて、新総裁で選挙を戦う事だ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK132掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。