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“立ち枯れ政党”に対し、民主党は“立ち腐れ政党” 初めから腐っていた説あり
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2012年07月06日 世相を斬る あいば達也
見出しの愉快な現象を語る前に、大阪維新の会の中途半端八策をチョイと覗いてみよう。橋下君の行政遂行能力はほぼゼロのようだ。国政経験なしに、ビジョンだけ語られてもね、困っちゃう(笑)。まして、ビジョンだけなら、もうちょいとマシなものでも良いと思うが、どうも50年、100年先の国家の形を語っている。朝令暮改も通常通り作動、発言した次の日にチェンジするところを見ると、ブレーン連中からイエローカードを次々と出された結果のようである。情報公開、情報発信、そりゃ大事だが、口から出まかせ言うようではオオカミ少年になりかねない。石原慎太郎と同格に見られてしまうのを、老婆心で心配している。
大阪維新の会の八策中間報告らしいが、橋下らが消費増税問題に言及していないのが味噌である。味噌と云うと、含みがあるのが普通だが、残念ながらこの味噌は、糞味噌の味噌である(笑)。何故、彼らが消費増税に触れないのか、チョット考えると理解できる。一番の理由は、小沢新党の勢いを確かめたいのだ。小沢新党の勢いが増すようであれば、消費増税反対姿勢だし、それほど支持が伸びないようなら、慎重に行うべきだが、消費増税も避けられないと言い出すだろう。後出しジャンケンが好きな辺りは、石原慎ちゃんソックリだね(笑)。
公務員労働組合や教職員労組では、絶対反民主党。公務員制度改革では政治任用制度を拡大と云う点で、反霞が関色は出している。消費税については、地方税化を狙っているので、その財源となる消費税率は高いほど良いと云う事になる。言っていないようで、あやふやに、沢山金が欲しいと言っている(笑)。脱原発姿勢も腰砕けで、数値目標や脱原発の工程表は示されていない。高校生の夢のレポートと云うレベルだね。その挙句、行政的工程表なんて政治家には作れない。政治集団の価値感を提示するのみで充分だと、制度や仕組みを提示する事に重きを置いたと言う。これって三百代言的発言だよね。理念なき政治家集団と云うのは怖いものだ。
政治主導の皮を被って、行政官僚を自分達の思い通りに動かそうと言うのだから、一種の政党独裁政治と云う事になる。勿論、野田の官僚絶対主義よりはマシだが到底実現しようもない。夢を語るなら、誰の為に政治を行うか、そこが明示されていない。外交防衛では自主独立を謳い、憲法9条の改正に言及している。首相公選制は、人気投票にならない方策を行う。これも行政官僚が考える仕事でチャンチャンである。首相公選制が駄目な理由の第一要因の是非を逃げているのだから、看板だけの話のようだ。社会保障制度の問題への興味は非常に薄く、オマケのような話に徹している。未だに、叩き台だ〜と言っているので、秋あたりの総選挙には間にあわないな。
さて本題だが、本題の前に疲れてきた(笑)。しかし、つくづく思うのだが、野党自公も、野田不信任に関して、小沢新党の動きに合わせて、やるかやらないか決めます、と云うのだから自主性のない奴らだ。逆にいえば、現在の永田町で起きている与野党攻防も、次期衆議院選挙も、何処まで行っても小沢一郎次第って云うのだから情けない奴らだ。橋下も、小沢新党の勢い度に全神経が行っている。谷垣の神経も小沢の動きだ。筆者の想像以上に小沢一郎と云う政治家、ピンからキリまで計算している。たしかに難いヤツだね(笑)。
もう民主党執行部の言う事は、ヒッチャカメッチャカ。「鳩山由紀夫!党員資格停止6カ月」と大宣言したばかりなのに、処分期間中に選挙になれば「公認にならないことはあり得ない」と輿石幹事長。何の為の党員資格停止か意味まで不明になっている。小沢新党に「国民の生活が第一」の標語を持って行かれ、記者会見の背景から「国民の生活が第一」は消え、今度は「官僚公務員の生活が第一」の標語でも作るのだろう?
もう仙谷などは嬉しくて仕方がないようで、「まあ、いろいろあったけれども、割り切って新しいステージに向かうんだという意気込みで頑張ろう」何処か苦しい発言だね。仙谷のような男は、直前の敵にトラップを掛けるのは極めて得意だが、別の党になられると、小沢を貶めるツールが急に枯渇するものだ。陰謀家と云うもの、同じ船に乗っているから厄介なわけで、今回の新党結成ではスパイの原口、真紀子等があぶり出され、草の者が不在。情報の枯渇だ。法務・検察・最高裁も、いつ何時仙谷らが失脚するか、時間の問題と読んでいる以上、そうそう陰謀につき合う義理はない。逆に、彼らの意向を受けた結果、内部で齟齬を生み、強弁で逃げ込みを図っているものの、検察そのものがヤバい事態を招いたわけで、もう二度と彼らの陰謀に参加するのはこりごりだろう。
小沢一郎が出て行ってくれてスッキリした、と云う発言も多く聞かれるものの、難問の先送りそのもので、民主党内の諸問題は何ひとつ解決してない。現在の民主党議員は、強がりは言うものの、総選挙及び参議院選で敗北必定を自覚していない能天気はいないだろう。おそらく、落ちることは想定内、絶対に自分の金は使いたくない。だから党内に残って座して死を待つのだけど、負け戦に参戦してやるのだか、選挙資金くらいタップリ貰わないと程度の腹は出来ているだろう。だったら、その間“なかよししこよし”でポックリポックリ遊び歩き、ポックリ死にましょう!と歌っているように聞こえる。
驚くと云うか呆れると云うか、あの嘘つきの権化、前原誠司が「政権交代の成果と課題」と云う冊子を民主党議員に送りつけ、地元支持者への言い訳に使うように支持したらしい。なんとマニュフェストの進捗状況が図表付きで書かれているようだ。小沢の政権公約を忘れた民主党と云う批判に耐えうるマニュアルなのだそうだが、いくら捏造資料配布しても、支持者を引き留めるのは無理だろう(笑)。笑っちゃうのは、この資料には「国民の生活が第一」と印刷されているそうだ、みんなで笑っちゃいましょう。マジックペンで黒塗りにするように政調会からお達しが出るかもしれない。朝日新聞は以下のように伝えている。
≪ 棚上げ政策「取り組み中」 民主資料に自公の反発必至
民主党マニフェストの成果をアピールするため、前原誠司政調会長がまとめた資料が明らかになった。消費増税関連法案をめぐる民主、自民、公明党の3党合意で棚上げした最低保障年金などの看板政策については「取り組み中」と記載した。党側は「有権者への説明資料」としており、自公両党の反発は必至だ。
配布されたのは「政権交代の成果と課題」と題するA4判で32ページ分の資料。党所属国会議員あてのメールに添付されて先週末から送られ、「地元や友好団体への説明に活用を」と呼びかけている。
社会保障の目玉政策では、後期高齢者医療制度の廃止は「政府・与党一体で制度設計の検討及び関係者との調整を推進」。最低保障年金制度の創設は「党内で 新制度について議論中」とし、「来年度の国会に年金抜本改革法案を提出」と明記した。いずれも民自公3党の修正合意で国民会議への議論に棚上げすることが 決まったのに、民主党の従来方針を進めているような書きぶりになっている。
子ども手当についても、民主党が今年3月、自民、公明両党に大幅譲歩して自公政権時代の「児童手当」に戻したが、「名称は同じでも、中身は全く異なる民主党政権版の児童手当」とPRしている。
無駄の削減の象徴としていた「国家公務員の総人件費2割削減」では、「すでに10%(5200億円)削減した」と成果を強調。そのうえで、「さらに定員や退職手当の見直しを進め、2割削減をめざす」としているが、実現のめどは立っていない。≫(朝日新聞 )
つくづく現民主党と云うのが、詐欺集団だと云う事が理解できる行動だ。現在の民主党に比べれば、ヘタレ共の野党だが、相当マシである。民主党に比べれば、冒頭クサした橋下新党の方もマシである。たちあがれ日本を“立ち枯れ”と揶揄したが、現民主党は“立ち腐れ”の状況を呈している。文学的感じからいくと、枯れると云う言葉は、必ずしも醜いものではなく、時に達観であるとか、黄昏哀愁のようなものを感じさせ、日本の美の形態でもある。しかし、腐るのは拙い。古今東西の文学作品でも、腐った状態を美意識の世界に引き込んだ作品は、記憶にある限りない。その立ち腐れが、なんとなんと、衆議院で過半数を制している大政党に起きているのだから不思議だ。
* この怪奇現象は何なのだろう?腐ると云う表現が間違いなのかもしれない。構成員の殆どが、初めから腐った者が偶然か必然か、集合してしまったのだろう。そのように考えると“立ち腐れ”は間違いだ。端から、民主党と云う政党は腐っていたのだ。その腐っている集団をなんとか腐っても立っていられるように繕ったのが小沢一郎なのだろう。多少鳩山由紀夫も手伝ったとは言える。しかし、それ以外の殆どの民主党議員は、初めから腐っていたのだ。このように考えると、怪奇現象ではなく、本来の姿に戻っただけの事だと、納得がいく。或る意味で、小沢一郎も“空蝉の幻視”を国民の眼に晒したわけだから、国民への罪滅ぼし、責任遂行の為に是が非でも、空蝉ではない「国民の生活が第一」を実現して貰いたいものである。
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