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小沢氏に“起死回生”秘策アリ!橋下氏との連携に自信
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120704/plt1207041810010-n1.htm
2012.07.04 夕刊フジ
★鈴木哲夫の核心リポート
民主党の除名処分方針が決まった小沢一郎元代表の展望をめぐり、永田町では厳しい見方が強まっている。同調者がさみだれ式に離脱して、小沢新党は衆院36人、参院12人、計48人での船出となりそうだ、古希(70歳)を迎えた剛腕政治家を支える、知られざる「側近8人組」とは。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は、小沢氏が起死回生策として、近く、「大阪維新の会」を率いる大阪市の橋下徹市長との会談を仕掛けることをつかんだ。
「小沢新党は『追い込まれて仕方なく…』という形になった。この数では、衆院での不信任案提出も数が足りず、参院での民主党第1党転落もなくなった。失敗だろう」(党執行部の1人)
野田佳彦首相の周辺は、小沢グループの離党劇を評して、こう余裕を見せた。だが、これは本質を突いているのか。
前回(6月27日発行)の核心リポートで記したように、小沢氏は最初から「理念に共感して付いてくるヤツだけでいい」と多数派工作には執着しなかった。1年生議員が「拍子抜けした」と言うほどだ。小沢氏の新党戦略とは何か。
実は、増税法案の衆院採決(6月26日)後、小沢氏が節目節目で声をかけ、議員会館の自室に集めてきた「側近8人組」がいる。東祥三、鈴木克昌、山岡賢次、川島智太郎、樋高剛、岡島一正、黒田雄、岡本英子の衆院議員8人だ=別表参照。有力議員こそ少ないが信頼する精鋭といえる。
小沢氏が、輿石東幹事長と会談した後や、小沢グループを緊急招集する際などに、この8人と意見交換している。当然、8人は輿石氏の反応や、離党のタイミングなどを聞く。しかし、小沢氏は次のように緩い返事をするだけだったという。
「輿石さんが『(離党届提出を)待ってくれ』というからなあ…」
「階(しな=猛衆院議員=離党届提出を撤回した)君はどんな感じだ?」
「離党届提出は、そう慌てなくていいだろう」
その代わり、小沢氏は「理念と政策だ。政策をしっかりと早く詰めよう」と語気を強めたという。8人組の1人は「小沢氏の態度に、新党の方向性が示されている」といい、こう解説する。
「小沢さんには『内閣不信任案が提出できるかどうか』など、目先の数合わせは念頭に置いていない。あくまでも、次期衆院選後に、他の政治勢力との連携を考えて、理念や政策をしっかり詰めろということだ」
連携相手は、再三指摘している、橋下氏率いる「大阪維新の会」や、渡辺喜美代表率いる「みんなの党」、さらに、数ある地域政党だ。
橋下、渡辺両氏は非公式の会合などで「本格的な政党再編や政界再編ができるなら、自分たちの党は触媒になっていい。無くなってもいい」「単なる数合わせでなく、理念や政策を一致させて大きな流れ(政党)にしていかなければならない」と話している。
まさに、先の小沢発言とリンクするのである。8人組の1人は続ける。
「小沢さんは、維新やみんなを強く意識している。将来的には、二大政党の一方を構築する気だろう。すべての政策が合わなくても『地域主権』や『国の統治の仕組みを変える』『道州制の導入』『公務員改革』『脱原発』『社会保障改革』などの重点政策が合えば連携・合流できる。そのためにも、数合わせではなく政策を詰める」
小沢氏は新党結成後、橋下氏や渡辺氏に対して、一対一の個別会談を打診する方向だという。
すでに新党大地・真民主の鈴木宗男代表と小沢氏はサシで会い、「地域主権」などでの連携を議論している。愛知県の大村秀章知事は先週、8人組の1人である鈴木氏と議員会館で密談している。減税日本代表で名古屋市長の河村たかし氏は、小沢氏に直接電話を入れて「次やりますわ」と、国政復帰と連携について話している。小沢新党と地域政党がゆるやかに連携する「オリーブの木」構想だ。
今後、小沢新党には「資金不足」「選挙基盤の弱い1年生ばかり」といったネガティブキャンペーンが繰り広げられるのは想像に難くない。だが、1年生議員がいう。
「先週末、箱モノの集会を開いたら、いつもの2倍以上の人が集まった。街頭でも人が寄ってきて、『小沢さんは嫌いだが、あんたたちの方が正しい』といわれた。驚くほど反応がいい。ジワジワと支持が広がっている。小沢さんが『選挙は勝てる』といったのはこういうことかと思う」
離党者だが、小沢グループの議員は「第2弾がある」と話す。これまでの私(鈴木)の取材では、衆院2人、参院2人は増えそうだ。
今回の新党について、小沢氏は「政治家として最後の仕事」「枠組みを作ればあとは若い人に任せる(=引退する)」と周辺に話している。当然のように、橋下氏や渡辺氏の顔が浮かぶ。今後の直接会談など、政局の焦点は早くも「連携」へと移っていく。
■すずき・てつお 1958年生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部などを経て、現在、日本BS放送報道局長。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「汚れ役」(講談社)など。
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