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テレビや新聞を見ていると、「壊し屋」という言葉がキーワードとして頻繁に使われ、しかも批判の言葉として使われている。たとえば「伊藤惇夫」というドシロート以下の政治ジャーナリストは、この言葉を「馬鹿の一つ覚え」のように連発しつつ、テレビ局をハシゴしながら、小沢一郎批判を繰り返している。
物事を深く考えようとしない「政治記者」「政治ジャーナリスト」の典型である。その影響だろうが、新橋あたり能天気なサラリーマンまでが、 街頭インタビューで、訳知り顔で、この言葉を繰り返している。私の考えでは、これは大きな間違いである。「壊し屋」は悪い言葉ではない。この「壊し屋」という言葉の哲学的意味は、動脈硬化し、賞味期限切れとなっている政党の「解体と再構築」を意味するからである。
たとえば、現在の「民主党」を解体するのは間違った政策ではない。国民への約束である政権交代時のマニフェストをことごとく破り、さらに国民の意向を無視して、強引に「消費税増税」「原発再稼動」「TPP参加」「米軍基地容認」「米国追随」・・・へと暴走するというように、質の悪い第二の自民党に堕落した「民主党」という政党を、いつまでも「守り」「保守」することに何の意味があるだろうか。
それこそ「壊す」しかない。そこで、小沢一郎が登場する。政権交代を実現したことが示すように、現状維持勢力の妨害や恫喝に屈せずに、「壊す」ことも「再構築」することも、小沢一郎にしか出来ない。そもそも「政権交代」こそが 、「解体と再構築」、つまり自民党長期政権体制を「壊す」ことと、それに代わる新政党の「再構築」だったのである。(続く)
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20120704/1341345196
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