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URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120704/stt12070400230001-n2.htm
鳩山グループ 次の倒閣の発火点?
民主党が3日に決めた消費税増税法案への造反者に対する処分・措置方針は、反対票を投じた議員ですら、鳩山由紀夫元首相を除き、党員資格停止2カ月にとどめるという甘めの裁定となった。そこには「離党予備軍」の切り崩しを図る狙いが見え隠れする。(斉藤太郎)
「実は勝手に離党届を出されちゃって」
2日夜、政務三役の1人から説得工作を受けた水野智彦衆院議員は重い口を開き始めた。「あなたがいなくなったら民主党は困るんだよ」と畳みかける政務三役。水野氏は翌3日、離党撤回を執行部に申し出た。
「それは君の判断だからな…」
水野氏と面会した小沢一郎元代表は意外に穏やかな口調だった。水野氏は記者団に「バカヤローと怒られるかと思った」と心底、ホッとした表情を見せた。
たった1人の1回生議員をめぐり繰り広げられた、野田佳彦首相サイドと小沢氏による争奪戦。実は3日に決まった造反者対策にはさまざまな「仕掛け」がほどこされている。
「党員資格停止中に解散・総選挙になったら民主党の公認候補にはならない」輿石(こしいし)東(あずま)幹事長は3日の緊急役員会でこう断言した。
党員資格停止の期間は鳩山氏は6カ月だが、残り18人は2カ月だ。これが3カ月なら、9月の代表選の投票権を失う。輿石氏は18人の離党予備軍に対し、首相と対決するチャンスを残すことで党内につなぎ止めつつ、「代表選前に倒閣運動を起こしたら公認なし」と脅したに等しい。
恫喝とともに温情も示したところが、今回の処分の巧みなところだ。棄権者は「注意」止まり。参院の離党組にいたっては「まだ同志として力を貸してもらわないといけない」(輿石氏)と無罪放免とした。
その一方で、厳罰のシンボルとして「市中引き回しの刑」(党幹部)となったのが鳩山氏だ。輿石氏は鳩山氏の携帯電話を鳴らし「首相まで務めた方なので、恐縮ですが6カ月としました」と釈明したが、鳩山氏を「見せしめ」にした側面は否めない。
ただ、この仕打ちが、思わぬ波乱につながる可能性もある。3日午後、国会内に造反しながらも党に残留する考えを持つ約30人が顔をそろえた。この場で鳩山氏は「増税しないというマニフェストを掲げて政権交代が実現できた。党にとどまり何ができるか、努力を惜しまないでほしい」と訴えた。
このままでは、今回の処分に不満を持つ鳩山グループが倒閣の発火点になりかねない。鳩山氏の側近はこう息巻く。
「離党なんていつでもできる。与党過半数割れのカギを鳩山さんが握ることになる。いつかぎゃふんと言わせてやる」(産経新聞)
投稿者コメント:産経新聞にしては上出来な推理だと思う。政権交代の立役者が6カ月の党員資格停止、その間にも解散総選挙の可能性は相当ある。仙谷氏ら裏舞台の主役たちが、どのような工作をしたのか判らないが、中途半端な党内造反者の烙印は永遠に消えない。逆に、彼らが党内に残る事で、小沢氏は判官贔屓も手伝い新党結成に勢いづくことになるだろう。案外、鳩山氏らが離党せずに党内に残ったのは、作戦と云う側面もあるのかもしれない。外からは小沢新党、内からは消費税反対投票者30人、怖くて野田佳彦氏は夜も眠れないだろう。
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