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今回の分裂もまた小沢一郎勝利の予想 野田ファッショ首相も一巻の終わり 谷垣も末期
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2012/7/3 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
小沢一郎の闘争が、また始まった。きのう(2日)、民主党に離党届を提出。「もはや野田首相の下での民主党は、政権交代を成し遂げた民主党ではない」と力強く決別宣言である。
これに衆参合わせて50人の議員が行動を共にした。時期は明言しなかったが、「新党立ち上げを視野に入れ離党する」と言っている。小沢新党が生まれるのは時間の問題だ。力強い第三極の誕生である。
すでに70歳。サラリーマンなら、とうにリタイアしている。社会への関心が薄れ、性格は円くなり、気力も衰えるころだ。先日心不全で亡くなった俳優の地井武男も同い年。鬼籍に入っても不思議ではないぐらいのトシである。好きこのんで苦労を背負い込む必要はないだろう。
だが、小沢は困難な道を選んだ。マスコミに「9割が支持していない」とネガティブキャンペーンを張られても、言うだけ番長の前原政調会長に「国民をバカにしている」と批判されても、胸を張って突き進む覚悟だ。執行部に文句タラタラでも飛び出せない民主党の連中や、ただ与党になりたいだけの自民党の面々とは、政治家としての器が違う。
根底にあるのは、「日本を変えたい」「なんとかしたい」という思いである。旧体制をぶち壊し、日本を良くしたい。古希を迎えても、書生のような純粋な理念を失っていないのだ。
◆凡百の政治家は知り得ない小沢の理念
政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「小沢さんは、自民党の存在が日本をダメにしていると考え、自民党を飛び出したのです。自民党があると、カネが儲かるとか、いい暮らしができるとかと、利権目当てで群がる人たちが絶対に離れない。自民党の神話や呪縛が日本を悪くした。そう思ってきたのです。反自民を結集して細川政権を立ち上げたのも、旧体制をぶち壊すためです。当時の福田首相と大連立を話し合ったのも、自民党の消滅が目的でした。国会議員は選挙で戦った政党に移籍できません。大連立が実現してひとつの党にまとまろうとすれば、みんな一度は無所属にならなければならない。そうすれば自然とガラガラポンです。自民党の名前も消える。そこから日本は普通の国になるというシナリオを描いていたのです」
凡百の政治家とは見えている風景が違うのだ。
きのう、民主党の役員会で野田は、小沢の離党について、「日本の政治の分岐点になる」とエラソーに話していたが、財務省=旧体制に取り込まれたボンクラには、まるで理解不能だろう。
◆政治的に敗れるのは常に「反小沢」
小沢は政治家として別の次元にいる。衆院議員の離党が40人となったことから、「小沢グループも分裂」「元代表展望描けず」などと騒ぐマスコミの目も節穴だ。
自民党分裂から民主党政権、そして今回の民主分裂まで、小沢は私利私欲、個利個略で動いたことはない。だから、土壇場になると強いのだ。こう動いた方がトクだとか、なんとか生き残りたいとか、ケチな理由で右往左往している連中に勝ち目はない。実際、これまで敵対した反小沢派は常に負けている。
1993年6月に新生党を結成。たもとを分かった自民党は、8党派連立の細川政権によって下野した。翌12月に立ち上げた新進党から離反した細川元首相は、ほどなくして政界を引退している。98年1月に誕生した自由党は、自民党との連立→離脱の過程で分裂。政権に残った連中は00年に保守党を立ち上げたが、同年の総選挙で惨敗した。
民主党に合流後も小沢の強さは変わらない。09年衆院選で自民党は惨敗。野中元幹事長や小泉元首相はすでに引退し、森元首相も若手に突き上げられて政治力を失った。残っているのは、相手にならない青二才ばかりである。
小沢叩きでのし上がった菅前首相も、ブログで吠えるのが関の山。菅と足並みそろえるように小沢を攻め立てた検察だって醜態をさらした。
今回の分裂劇も、また、小沢一郎の勝利が予想される。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「立ち上げた新党が分裂するたび、マスコミは『小沢の政治生命は終わった』と報じてきました。壊し屋がまたやった、という見方です。しかし、政治的な影響力を失うのは、いつも反小沢の方でした。今回の分裂も、マスコミの多くは冷ややかに見ています。でも、50人をそろえたのは大きい。これを核にして、すこしずつ増やしていけば、民主も自民も無視できない勢力になります」
政局を見る目は海外メディアの方が鋭い。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、離反者が増えれば野田退陣の可能性が高まると報じているし、ロシアのタス通信も「野田内閣に大打撃」と分析した。ポジションを失うのは小沢ではない。野田が一巻の終わりとなるのだ。
◆小沢新党あキャスティングボートを握る
自民党の谷垣総裁も末(まつ)期(ご)を迎える。解散・総選挙になっても埋没するのがオチ。「比較第1党を獲得して首相ポストを獲得」なんて虫の良い話は転がっていない。
「国民は既存政党にソッポを向いています。特に消費増税を推し進めた民自公3党は嫌われている。一方で反増税、反原発をスローガンにする小沢新党は分かりやすい。民主党が葬り去った『国民の生活が第一』の理念も、継承するでしょう。訴求力は高い」(山口朝雄氏=前出)
新進党分裂後の00年総選挙で小沢の自由党は650万超の比例票を獲得した。小沢には根強い支持がある。刑事被告人とされた今も変わらない。むしろ、筋を通す姿勢に支持が拡大しているぐらいだ。
毎日新聞の世論調査によると「小沢支持」は24%。民主党支持の2・4倍である。
「マスコミは橋下大阪市長の大阪維新に注目していますが、1日の羽曳野市長選で推薦候補が敗れた。衆院選で何人立てるつもりか分からないが、選挙になればレベルの低さが明らかになる。有権者はバカじゃありません。バケの皮がはがれるのは時間の問題です」(政界関係者)
選挙をやれば、第三極でキャスチングボートを握るのは小沢新党となる。時代の流れに逆らう旧体制に勝ち目はないのだ。
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