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必読記事:天下人・勝栄二郎(財務省の王)はこうして伝説になった(暗黒夜考)
http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/466.html
投稿者 判官びいき 日時 2012 年 7 月 03 日 18:26:33: wiJQFJOyM8OJo
 

選挙に落ちれば「ただの人」でしかない政治家による”政局劇”をほくそ笑みながら、この男は勝ち誇ったように笑っていることであろう。まるで新興宗教による洗脳のように野田佳彦を思うがままに動く”パペット”(操り人形)とし、自民・公明にまで謀略を張り巡らし、見事に「消費税増税」を採決に導いたのは紛れもなく”財務官僚”勝栄二郎による所業である。

以前のエントリーにて取り上げたように、昨年10月、「週刊現代」が当時はまだその存在が知られていなかった”真の総理”たる勝栄二郎に関する暴露記事を掲載したが、今回、以下に取り上げた「週刊現代」による記事はこれより更に「財務官僚のメンタリティ」について微に入り細に入り語られた、実に秀逸な内容である。

同記事より、財務官僚が如何に過大に”選民思想”を自負し、大手マスゴミと協調して政治家を手玉に取りながら国家を動かしているかが窺い知れるであろう。即ち、官僚からすれば、政治家などいくらでも取替えの利く、ただのスポークスマンであり、ピエロだということである。そんな中で1点、興味深い指摘が同記事後段部分でなされている。

それは、「大阪都構想」なる”地方分権”を訴える橋下新党が『財務省のリスク要因』という件(くだり)である。本日、民主党に離党届を出した小沢一郎元代表が「日本改造計画」を執筆した90年代当時より「地方への権限委譲」を訴えていることが「小沢叩き」の一因であるが、”中央集権国家”を築いてきた財務省としては最も許せないのが”地方分権”であろう。

橋下徹もそのバックに政財界の大物を多数抱えているゆえ、もし「橋下徹VS勝栄二郎」というガチンコが行なわれればかなり興味深い展開になるであろうが、どうせ”落とし処”を見極めての戦いにしかならないゆえ、何かを期待するだけ無駄であろう。小生の能書きはこの辺にして、兎にも角にも以下記事を読みたくるべし!

※参考「【必読】 野田内閣を操る”財務官僚”勝栄二郎の正体」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/0c168d084a02d0bdb13853af09909258

(転載開始)
◆この国のあり方を考える 天下人・勝栄二郎(財務省の王)はこうして伝説になった
 いつから総理になったのか
 国民はバカな子羊なのか  2012年07月02日(月) 週刊現代『経済の死角』
「政治家を転がすコツ?それはいい気にさせることですよ」天才的な人心掌握術を持つこの男の野望が、間もなく達成されようとしている。誰のための野望?もちろん国民ではなく、財務省のため。
○政治家は目立ちたがりのバカ
まず最初に、ある財務省キャリアの独白をきいていただこう。「先週、野田首相の外遊中に民主党の合同会議が荒れただの、造反議員が何人出るだのって騒いでいましたが、ハッキリ言ってどうでもいいんですよね。新聞には、まるで大事のように書いてあるでしょ。だからバカな国民は『大変なことが起きている』と勘違いしてしまう。

あれ、茶番ですから。どういう道筋をたどるか、可能性はいくつかあっても、最終的にはボクら、というか勝さんの思惑通りに進みます。つまり、消費増税関連法案は可決される。じゃあなぜ、政治家があんなに騒いでるのか。それには、政治家と官僚の根本的な『生態』の違いを知ってもらわないといけない。政治家という生き物は、基本的に『どこまでいっても一人』なんです。派閥だなんだと言ったって、選挙に落ちた瞬間、ただの人になる。いや、仕事がなくなるんだから、ただの人以下ですね(笑)。

そんな政治家の行動原理を一言で言うと、「目立ちたい」。だからパフォーマンスに走るんですよ。『国民のために消費増税に反対する』とか言って。本当に国民のためになるかどうかは、どうでもいい。とにかくわかりやすいことを言って、目立とうとする。まだ国会議員じゃないけど、橋下徹さんなんてその典型でしょう?橋下さんのあの性癖は、多かれ少なかれ政治家が皆持っているものです。自分勝手なパフォーマンスに走る奴がいるから、まとまる話もまとまらない。

財務官僚の生態は、その真逆なんですね。組織のために、上から下まで一体となって働く。今だったら、勝さんの指令の下、全員が同じ方向を目指す。もちろん自分の能力をアピールしたい気持ちはあるけど、悪目立ちすることは極力避ける。軍隊的と言われたら、実際そうだと思いますよ。だから、政治家が財務省に勝てるわけがないんです。もともとボクらのほうが頭が良いわけで、しかも集団で戦うんですから。霞が関の格言にこんなのがあります。『経産省は10人に聞くと10通りの返事をする。財務省は全員同じ返事をする』当たってると思います。勝さんのガバナンス(統治)は完璧ですから、今のウチは特にそうだと思います。あんな優秀な事務次官に出会えて幸せです」

限りなく傲慢。それなのに財務省への帰属意識はきわめて強い。人間としてどこかアンバランスだが、本人はそれに気づいている様子はない。今、こうした忠実なしもべを500人規模で抱え、財務省という「城」に王として君臨しているのが、勝栄二郎事務次官、その人である。「陰の総理」と呼ばれる勝氏だけあって、その権力の肥大ぶりは止まるところを知らない。この7月で次官就任から丸2年を迎え、本来なら退任してもおかしくないが、すでに任期延長が決まっている。全国紙経済部デスクが解説する。

「当然です。少なくとも消費増税法案の成案を見るまで、勝氏が次官を辞めることはない。それは野田総理の望みでもある。というより、総理も今、勝氏に辞められては不安でしょうがないでしょう。自民、公明と3党合意に達したのも、もちろん勝氏の剛腕です。谷垣さんや山口さんら党首クラスは直接出馬して説得するし、それ以外の党の重鎮も、とにかく幅広くケアをする。

大臣官房長の香川(俊介)さんや理財局長の田中(一穂)さんの使い方がうまかった。田中さんはかつての安倍晋三さんの総理秘書官。次期自民党総裁選に出馬する気満々で、財務省にすり寄りたい安倍さんをあっさり籠絡した。小沢さんに近いと言われる香川さんを官房長に据えることで『小沢さんのことも重視している』と念のためメッセージを送る。そうして根回しをしているから、表面上は政局が混乱しているように見えても、実際は勝氏の『想定内』で物事が進んでいきます」

財務省OBの藤井裕久民主党税調会長や信頼関係のある仙谷由人$ュ調会長代行に加え、宇宙人・鳩山由紀夫とすら親しく、すでに懐柔済みだという。まさにオールマイティ、全方位外交で敵をつくらない。永田町には「勝氏の悪口を言う政治家はほとんどいない」(前出・デスク)。前出のキャリア官僚がまた独特の解説をする。

「財務省に入ってまず叩き込まれるのが、『いちばん偉いのは事務次官。大臣より偉い』というヒエラルキーです。でも、思っていても表に出してはいけない。かつて『10年に一度の大物次官』と呼ばれた齋藤次郎は、小沢一郎と近づきすぎるなど、官僚の分を超えた振る舞いをしたために、他の自民党主流派から嫌われ、最終的には失脚した。勝さんはその轍を踏まないように気をつけているというか、もともと『俺は偉い』というオーラを抑えるのがとても得意な人なんです。政治家に会えばちゃんと腰を折ってお辞儀するし笑顔も絶やさない。それは謙虚だからというより、お辞儀して丸く収まるなら安いもの、という西洋式合理主義がある。おそらく4歳から15歳までの11年間、ドイツで暮らした影響もあるのでしょう。

これはあまり知られていない事実なんだけど、財務省キャリアにはチビが多いんです。ちゃんとした統計はもちろんないけど(笑)、160cm台の人がゴロゴロいる。勝さんのように175cm以上あって顔も整っている、というタイプは珍しい。勝さんの屈託のなさは、実はそんなところにも由来しているのではと、ボクは秘かに見ています」

○勝海舟の曾孫を名乗る
ただ、ここまでの分析では、なぜ勝氏が「王」と呼ばれるまでの権力者に成り上がったのか、完全には腑に落ちない。実は勝氏には隠し持っている「顔」がある。そして、そこにこそ権力の源泉がある。それは「ドイツ帰りの紳士」のイメージとはまるで異なる、いわば「乱世の傑物」とでも言うべき、勝氏のもう一つの顔である。

前出キャリアとは別の財務省幹部が明かす。「これは最近まで省内でも知られていなかったのですが、勝さんは東大法学部卒ではないのです。いや、正確には卒業しているんだけど、その前に、早稲田の法学部を一度卒業しているんですよ。東大は、早大卒業後に学士入学したんです。

こう言っちゃなんだけど、東大法学部と早大法学部では偏差値が(腕を広げて)こーんなに違う。勝さんが大蔵省(当時)に入るために東大に学士入学したかどうかは定かではないけど、高校卒業して早大の法学部なんて事務次官は、150年の歴史のなかでもちろん一人もいない。しかもドイツから帰国して入った高校は獨協高校で、これも財務省では異色です。でも逆に、財務官僚がどうしても身にまとってしまう『エリート臭』が勝さんにないのは、こうした学歴によるところも大きいのかな、と思います」

財務省には「東大法学部にあらずんば人にあらず」という風土があり、東大経済学部卒すら少し肩身の狭い思いをするという。財務省幹部が続ける。「勝さんは大蔵省の同期会には出ないんです。一つには年齢が違う、もう一つには共通の話題がないからだそうです。加えて、勝さんは大蔵省入省の成績が同期の中で下から2番目だったとか。同期会が嫌いだった理由は、その辺なのかなと推測しています」

バブル期のような、景気がよくて大蔵省にとっても平穏無事な時代がずっと続いたなら、ひょっとしたら勝氏がいまのように頭角を現すことはなかったかもしれない。しかし'97年、一連の大蔵スキャンダルが勃発、大蔵省は乱世に突入する。「勝さん自身、過剰接待で処分を受けていますが、他の純粋培養エリートがオロオロするなかで、スキャンダルの後始末など『汚れ仕事』を引き受けたのが、当時、主計局主計官から大臣官房文書課長に移った勝さんでした。

その前の2年間、ミスター円こと榊原英資・国際金融局長(当時)の下で、為替資金課長として鍛えられた経験も大きかった。お互い英語が堪能で、ドメスティックな大蔵省で、グローバル金融が理解できる貴重な二人だった。その後、銀行の不良債権処理に勝さんが奔走し、そこでも評価を上げることになります」(前出の財務省幹部)

汚れ仕事もできる、エリート臭のない男。一方で利用できるものは利用するしたたかさもある。「勝海舟の曾孫説」である。事務次官になって以降、勝氏は明確に否定するようになった。実際、血縁関係は存在しない。しかし、ある財務省OBはこう証言するのだ。

「若い頃は『そうです』と言ってたよ。偉くなるにつれ、ニヤニヤ笑って否定も肯定もしなくなり、事務次官になった途端、猛烈に否定し始めた。自分を大きく見せるために利用したのか、単に話のネタとして面白いと思っていたのかはわかりませんが、とにかく、若い頃は海舟の子孫だと認めていましたよ」

○総理より偉いんです
利用すると言えば、これまでの大物次官と明らかに違うのが、メディアコントロールだという。ある全国紙の幹部が語る。「消費税への理解を求めるために、勝さんは官房長や主計局長、主計局次長などをともなって、記者クラブ加盟社すべてに挨拶回りをしていました。昨年末からつい最近までの話です。

主計局は3班あり、頭である局長が司令官で、その下に3個師団9個連隊と、大蔵省時代から軍隊用語で呼ばれている。この部隊編制で新聞社、テレビ局を行脚した。勝さんがパイプのあるナベツネ(渡邉恒雄・読売新聞主筆)はもちろん押さえ、有名ニュースキャスターには一人一人に面会を求め、幹部が直接出馬しています。

次期事務次官が確定している、司令官の真砂靖主計局長が、みずからワールドビジネスサテライトの小谷真生子キャスターへの接触を買って出たのは有名な話です。NEWS23Xの膳場貴子キャスターのところにも皆が行きたがったとか。こうした財務省オールキャストによる消費税啓蒙プロジェクトは功を奏し、新聞、テレビ、通信各社は局長会議を開き、消費税に関する認識を改めた」

懐の深さは認めよう。たしかに並の官僚ではない。だが、そこには欠落しているものがある。それは、自身が「公僕」であるという意識である。前出の財務省キャリアはこう言い放つ。「勝さんに国民に仕える意識があるかって?あるわけないじゃない、そんなもの。だって、国民は基本的にバカなんだから。牧場の子羊のように、ボクたちが正しく導いてあげなきゃいけない。消費税を上げなかったら財政は破綻します。国民はよくわかってないかもしれませんが、ボクたちの仕事は『おカネの管理』『国家の家計簿をつけること』ですから。税収を増やすためには消費税アップ、それが正しいことだというのは、すべての財務官僚のDNAにすり込まれています。勝さんのことを、『いつから総理大臣になったんだ』と批判する人がいますが、総理大臣になったんじゃなくて、野田総理より勝さんのほうが偉いんです。だって、野田民主党というおんぼろな御輿を担いで、最終的には消費増税を実現しちゃったんですよ。それは奇跡のようなこと。しかもバッシングだって一身に受けて、それを気に病まないタフさがある。省の前で街宣車が名指しで批判する次官なんて、勝さんが最初で最後ですよ。伝説となるのにあれほどふさわしい人はいない」

もうすっかり勝った気でいる、勝栄二郎次官とその子分たち。最近では、「もう利用し尽くした」とばかりに、ドジョウ総理の悪口を言い始めたのだという。「『問責をかけられた大臣をすぐ辞めさせないなど、やることが遅い。輿石(幹事長)さんの顔色ばかりうかがって、とにかくグズなんだ』と、ある野党幹部にグチをこぼしたそうです。勝氏にとっては野田総理など道具の一つ。与党は仙谷氏や岡田副総理を押さえているので、『野田はもう用済み』ということなのでしょう」(前出の財務省OB)

消費増税を事実上成し遂げた勝栄二郎は、「伝説の仕上げ」とばかりに、「あの男」に批判の矛先を向けているのだという。「橋下維新の会には危機感を持っていますね。みんなの党が橋下とくっつくかどうかも含めて橋下新党は『財務省のリスク要因』と見なしています。

橋下が主張する政策で財務省にとって問題なのは、もちろん地方分権。カネを分配する権限を地方に移譲することになると、予算編成が思い通りにできなくなる。それが財務省にとっては恐ろしい。突き詰めれば、カネをすべて握っていることが財務省の巨大な権力の源泉ですからね。今まで通り、霞が関のなかでやり取りしているほうが、都合がいいに決まっています」(前出の経済部デスク)

カネが権力の源泉だと言うが、それはもともと財務省のカネでも、ましてや勝氏のカネでもない。国民から吸い上げた税収を差配することで、自分たちが偉大なことをしていると考えるのが、そもそも思い上がりではないか。日本には真の政治は存在しない。ただ財務省に君臨する王、天下人がいるだけなのだ。「週刊現代」2012年7月7日号より
(転載終了)
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/1423b81b83570450faa532412cde6539
 

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コメント
 
01. 2012年7月03日 18:46:36 : P2igCHnSB3
いいかげん、うるせえんだよ!
公務員がどうしたこうしたなんてどうでもいい。
高級官僚だか、東大出だかしらねえがしょせんは国民の小使いさんだ。
どうでもいい雑魚なんかいちいち出すな。
いい加減にしろ!

02. 2012年7月03日 18:50:55 : DGNUCWXeek
>>01

あなたは官僚ですか?
こんなアツくなちゃってどうしたんですか。
我々の税金で飯を食っている官僚が何をしているのか国民には知る権利があると思うけど。
少なくとも私は知りたい。


03. 2012年7月03日 19:01:32 : FOBEWHMibw
02さんに同意。

その小使いさんが、小使さん達のために議員を動かす、おかしいと思う。

雑魚と呼ぶにはあまりにも握っているものが大きすぎる。

しかも、責任を問えば全て議員や政府に転嫁する。

国民のためなんて建前で、全ては官僚制度のためでしょう。


04. 2012年7月03日 19:02:59 : P2igCHnSB3
>>02

おまえは勝だからカツ丼だかのカリスマ性に酔って持ち上げてるだけだろ。
芸能板にででも投稿してろ。ったく、ヒーロー好きのあほうが。


05. 2012年7月03日 20:14:15 : BIgfJMRMNE
週刊現代の記事でしょ。
週刊現代は狂ったように支持するハシゲが消費増税反対だから、それに倣って単なる消費増税狙いの財務省を批判しているだけ。

06. 2012年7月03日 22:58:16 : GdvTZFmjU2
確かに官僚どもは強い。
奴らときたら恥も外聞もなくひたすらへーこらと権力に媚びへつらうだけ。
恥とか任侠とか、一切の美意識を持ち合わせない宦官どもには適わんよ。

しかし、腹の中では誰も尊敬していないのに、自分で偉いと思っている大きな勘違いは死んでもなおらんのだろう。

このような寄生虫どもを食わせるために、庶民はせいぜいセコセコと働いて消費税を収めてやればよいのじゃろう。

しかし財務官僚にチビが多いとは初耳だ。チビコンプレックスが権力を渇望させるのかも知れん。


07. 2012年7月03日 23:22:08 : oYekd03kNs
アメリカの犬。

売国奴。

これでは日本国民浮かばれない。


08. 2012年7月08日 13:31:25 : v0AxUeH7uw
民主党の当初の理念が、
官僚主権から政治主権へ、でしたが、
気付いたら
かつての自民党と変わらなくなってますね。。

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