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選挙の争点と課題と戦術。三つのスローガン(反増税、反原発、地域主権)。二つの組織票集団。二つの主敵(マスゴミと官僚)。
http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/465.html
投稿者 晴れ間 日時 2012 年 7 月 03 日 18:04:58: FhUYgDFvAt2/E
 

小沢新党がまもなく結成される。民主党はどうなるかわからない。(おそらく消える。)
前回は民主党に投票したが「現在は無党派」の一人として、第二の政権交替に向けて考えてみた。

◆ 選挙の争点(公約)は、「@反増税」「A反原発」「B反TPP」「C地域主権」であるが、選挙戦術として前二者(@とA)を最優先したい。
「@反増税」「A反原発」の二つは、広範な国民大衆、有権者向けのスローガンであるからだ。スローガンは、単純で分かりやすい方がいい。「増税反対」「原発反対」である。

「A反原発」は、全国民どころか全人類的な課題であり、これに反対する者は、即、人類の敵だ。
「@反増税」、即ち「反大衆課税」は、富裕層と官僚、特権層を除く、勤労大衆、貧困層の生活擁護のためであり、これも圧倒的多数の有権者に訴求するテーマである。民主党支持者や小沢新党支持者だけでなく、多くの無党派層、社民党や共産党、公明党の支持者を包摂する。

続く二つのテーマ、「B反TPP」と「C地域主権」は、戦術的な配慮が必要だ。
既得権益勢力、大資本とその御用マスゴミは、消費増税の次の政治課題としてTPP参加を主張している。
選挙で自公民の三大翼賛政党に対抗して政権を取るには、小選挙区制であるから、第三極の「共同戦線」(選挙協定) が必要である。従って、意見が一致しない「B反TPP」は優先順位を下げ、当面、農民層などへの個別的スローガンにとどめよう。

第三極固有の政治課題として、中央官僚独裁体制打破と国家機構改変のために、「C地域主権」を掲げねばならない。維新は、基本的に右翼、新自由主義であり、橋本の民主主義感覚には疑わしいものがある。みんなの党の主張は、基本「小さな政府」に過ぎず、その後の社会保障は担保されない。しかし、中央官僚の支配と抵抗を打ち破るためには、この「C地域主権」というテーマで、これら二つの政治グループや、その他の地域政党と、協働せねばならない。ここさえ突破できれば、官僚の抵抗を半ば打ち破ったも同然だ。維新やみんなの党との提携は、ここまででもかまわない。ここまでできれば上出来だ。その後は、各地域が決めることだ。

◆ 今回の消費増税問題と民主党の分裂で、二つの課題が明らかになった。
労働組合と、創価学会という、二大組織票の役割だ。

労働組合ナショナルセンターである連合は、消費増税賛成に回り、民主党の多くの議員がそれに束縛された。中間派議員の日和見主義は、連合の圧力の結果でもある。
連合は「労働貴族」の圧力団体になってしまった。昔「ダラ幹」という言葉があったが、連合は、組織総体として「ダラ幹」になった。もはや、勤労階級総体の代弁者ではない。国民は分断されている。

この連合に、どう対処するかが課題である。非正規雇用の全般化、失業者や無業者の増大を前に、連合は、一部の特権的な被雇用者の特権維持に走っている。かつて労働者の「当然の権利」であったものが、今日の長期デフレ下の日本では「特権」になってしまった、という客観的な事実が厳然としてある。

労働組合の組織票は、かつてほど強くないが、それでも無視できるものではない。意識ある労働組合員も、非組合員も、様々な形で、連合に圧力をかけるしかない。「労働貴族」の利益を擁護して、非正規雇用者と貧困者を圧迫することを、明確に非難しよう。「労働貴族」も、親族に失業者や無業者、非正規雇用者を抱えていることは多い。

二つ目は、公明党の支持基盤である創価学会のことである。
創価学会の組織票もまた、犯罪的な役割を果たしてきた。小泉政権下、自公連立で、貧困者を圧迫する悪法が次々と通っていった。これに対しては、筆者は創価学会員との個人的な接触が全くないので、名案は思い浮かばない。
ただ、創価学会の支持層と、共産党の支持層が近い関係にあることは知っている。(かつての社会党の支持層や連合組合員とは、明らかに異なる。) 「貧困撲滅」「福祉充実」という結果で証明せねばならないのか。
創価学会員や共産党支持者と付き合いのある方は、具体的な知恵を出してほしい。
宗教法人への課税の問題もある。

◆ 反原発運動などの、市民運動との連携はもちろん重要である。しかし、市民運動は強固な組織体ではない。吹き寄せては飛び散る砂塵のようなものである。
21世紀の今、20世紀型の組織的社会運動は、もはや存在する客観的な条件、存立の基盤がないのかもしれない。
インターネットによる新型の人的ネットワークの形成に拠るしかないのだろう。それが「個の自立」なら、積極的に受け入れるしかない。

少なくとも、マスゴミ批判を続けることで、浮遊する無党派層への働きかけを強めよう。
マスゴミと官僚が、当面の主敵である。大資本・既得権益層・アメリカCIAは、その背後に隠れている。
インターネットでマスゴミと戦い、「地域主権」で官僚と戦おう。
 

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コメント
 
01. 2012年7月03日 18:15:10 : 77Kno4ENaM
「オリーブの木でやればいい」と小沢は言った。

名前を変えてもいままでやって来た手法と同じだ。

数を合わせればこっちの方が多い。そうやって新進党から今の民主党まで寄り合い所帯を作ってきた。
「数の多いのが政権を取る、それが民主主義でしょ」と小沢は言う。

数だけなのだ。政策などは何でもいい。だからオリーブの木のどこかの枝がうまいお題目を並べてくれれば自分で考えることはない。
それがいつもの小沢のやり方。こんどの新党がもし出来ることがあれば、政策はいらない、反増税、反原発だけあればいい。それでいこう。


02. 晴れ間 2012年7月03日 18:17:33 : FhUYgDFvAt2/E : kbr3KeNyL6
投稿者

文字訂正  橋本 → 橋下


03. 日高見連邦共和国 2012年7月03日 18:34:32 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A
あのね、『小沢一郎絶対支持』の俺がこう言うと、身もふたも無いのかもしれないが、
“小沢一郎の所見と施策”が“まんま”実行されるなんて思っていない。

内・外、様々な要因により、“妥協・頓挫”せざるを得ない事は確実だろう。
俺はそれでいい、と思っている。“肝心の根幹”さえ形にしてくれれば、それでいい、と。

新しい器、入れ物は小沢一郎が造る。
そこにどのような“酒”を満たすかは、各々の政治家が考え、“その時”のために己の酒を醸造しておけよ!
何でもかんでも小沢一郎ではあるまい。そして、小沢一郎の“所見すべて”が正しい訳でもあるまい。

そういう認識を含めて、俺は小沢一郎を“絶対支持”する者だ。
小沢一郎が倒れたら俺が後を継ぐ、そのくらいの気持を持った上での“支持”だぜ!?

恥知らずの中央官庁に“特権剥奪と地方への権限委譲”という爆弾を炸裂させ、
福島第一原発の事故の顛末と放射能漏洩の後始末をしっかりする、
“事の要件”はこれだけだ。他の一切は“瑣末事項”とさえ言ってもいい。

頼むぜ、我等が“イッちゃん”!!!


04. 2012年7月03日 18:53:05 : EszHBBNJY2
>>03

そうだね。
勉強していない政治家に限って小沢を悪く言う。

冷たくあしらわれるから? 無能を再認識させられるから?
小沢本人は、器をつくり酒を満たすのは他の議員の能力。

俺も小沢の言うことがすべて正しいとは思わん。
政策ひとつずつの違いではなく、根幹がぶれなく、
大筋で正しい道を歩んでいるところが、この時代では大した者だ。


05. 2012年7月03日 19:14:36 : cbjrO8G7U6
「晴れ間」さんの具体的な提案に賛同します。
 今はTPPに触れないほうがいい。維新はベースで相容れないし危険だが反原発までは何とか共闘可能。橋下の反消費税も脱原発も支持目当てのポーズだろうがこの旗を降ろさせないようにする。
 付き合いはないが現場レベルで接触を図るとすれば共産党の方が安全且つ成果も見込める。共産党の立候補は全選挙区ではなくなったが相当数に上る。社民党を含め候補者一本化の調整が絶対必要。反消費増税、脱原発の候補者がいないため、投票したくてもできないという選挙区があってはならない。
 共産党や社民党が議席を伸ばすことを望まない人がいるだろうが、政策の実現のためには自民党や松下政経塾系民主党の議席を奪うことが当面の目標と割り切る。
 マスメディアのネガキャンは続くと思うので新党の候補者はネットは必須、twitterを駆使する訓練を今から始めること。連合の応援は得られないと割り切り早急に各地元にtwitter後援会を組織し、具体的な選挙応援(ビラ配り、ポスタ貼り等、これまで労組が手伝っていたようなこと)を呼びかけること。

06. 2012年7月03日 20:01:05 : oGt2NtOuC6
>05. 2012年7月03日 19:14:36 : cbjrO8G7U6
「晴れ間」さんの具体的な提案に賛同します。 今はTPPに触れないほうがいい。維新はベースで相容れないし危険だが反原発までは何とか共闘可能。橋下の反消費税も脱原発も支持目当てのポーズだろうがこの旗を降ろさせないようにする。・・・

☆私も同意
 TPPは、農協とか医療関係とか反対が強いので重要と思われるが、緊急な課題ではないので、反対だけ明確にし、順位を下げてもいいのではないかと思う。
 労働組合については、私も役員をやったことはあるが、労働貴族である幹部に従う末端組合員はほとんどいないので相手にしなくてもいいと思う。
 とにかく、政策が一致するなら、全政党が参加できるような枠組みがいいと思う。共産党嫌いの人もいると思うが、政策の一致で進めればいいと思う。これなら小沢嫌いの共産党も参加しなければ厳しい批判を受けよう。
 私も共産党支持者であったが、周りの支持者は、いつも共産党に投票しているわけでなく、よりまし候補に投票している人が多かった。
ジャン


07. 2012年7月03日 20:03:28 : P2igCHnSB3
「晴れ間」氏ってのも阿修羅にしょっちゅうあらわれる空想男爵の類のゴミだってことが、この稚拙な「論評」(笑)であきらかになった。
まず、きみたちは(引きこもりや孤独老人が多いのだろうから仕方がないが)世の中の現実ってものをなにも実感していない。
なーーーにが、

>選挙の争点(公約)は、「@反増税」「A反原発」「B反TPP」「C地域主権」であるが、

だ。こんなもの国民のほとんどは頭にすらない。
左翼がかってに騒いでいる程度の認識だ。
いま国民に一番関心のあることは生活経済格差の拡大だ。
これがあの米国をも英国をも中国をも覆っている世界最大の問題だ。
つまり「もてるもの」と「もたざるもの」の最後の戦いのときだ。
国民にとって最大の関心ごとからすれば2,3,4は意識にすらない。
あえていえば1がこのなかでは比較的関心の対象であったがそれも衆院で可決された時点で一瞬にして諦念に変わっている。
いずれにせよ1は格差問題へと直結している。つまり生活格差の縮小こそがいま政治がやるべきことであり、
つぎの選挙の最大の争点なのだ。

ところがそんな大事なことを忘れて左翼的な争点ばかりを列挙している。
そんなものだれが見るかよ。
阿修羅の妄想人間たちだけの世界だよ。


08. 2012年7月03日 20:19:13 : 2LDpxyA3TE
小沢がオリーブの木でやればなどと一言も言っていないと思う。

大昔、菅直人が言ったことはあるが今回はマスコミの捏造だろう。

小沢の方から懇願して共闘する相手などない。維新の会など眼中にない。


09. 2012年7月03日 20:22:23 : QKj2V8oUfM
みなさん、うまいこと言いますね。ぼくもそう思っていたんです。小沢さんに全てを期待するのは、そもそも無理。小沢さんはやはり表に出るのは苦手な人だと思う。強いて注文をつければ、壊すだけでなく、橋下さんのような見込みのある若い人をしっかり育てて支えて欲しい。まあ、でもルーピーや前原じゃねー。そもそも、そこが不運だったと思う。今度こそ、新党でしっかり頼みたい。

10. 2012年7月03日 22:00:05 : XT1ARq5ubE


>07


(笑)


日本在住北朝鮮似非右翼がエラソーに(笑)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


バ〜カ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


11. 2012年7月03日 23:01:31 : dlBRSPYgnU
07さんへ 消費税は、貧乏人からも金持ちからも、同じように税金を取るということ(消費税の逆進性)、貧乏人の生活がますます苦しくなるということ。あなたの言う生活格差が消費税増税で広がるのです。

12. 2012年7月03日 23:10:25 : MeTbKbFy7s
>>07
>選挙の争点(公約)は、「@反増税」「A反原発」「B反TPP」「C地域主権」であるが、

>いま国民に一番関心のあることは生活経済格差の拡大だ。
>これがあの米国をも英国をも中国をも覆っている世界最大の問題だ。
>つまり「もてるもの」と「もたざるもの」の最後の戦いのときだ。
>国民にとって最大の関心ごとからすれば2,3,4は意識にすらない。

違うよ。まず原発再稼動は生活に直結するから多くの住民が関心を持っている。
原発関連で生計立てた人も事故がおきたら仕事がなくなる人も。
原発事故が起きたら生活復興にいくらかかるのだろう。通常の天災でも多額の費用がかかるが、放射能の被害は長期に渡る。

>いずれにせよ1は格差問題へと直結している。つまり生活格差の縮小こそがいま政治がやるべきことであり、
>つぎの選挙の最大の争点なのだ。

そうですよ。別にあなたの主張で1、2、3が選挙の争点でないとは言えない。
あなた自身がその争点は格差と問題と密接に結びついている事を証明しているのですから。


13. 2012年7月03日 23:11:10 : a7CDidpYxs
>07
はぁ?
「A反原発」が左翼だけの問題意識?

あんた馬鹿ですか?(爆笑)
大飯原発再稼働反対デモには労組だとか
左翼運動団体の旗なんてほとんど見かけなかったがね。
デモなど、生まれて初めてという人達が
あれだけ集まったんだが。


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