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民主党からの離党者は、結局衆参議員合わせて50人となりました。辻恵衆院議員(大阪17区)と階猛(しなたけし)衆院議員(岩手1区)の2人が、離党の撤回を申し出たためで、特に辻恵議員は、弁護士として小沢氏裁判の不当性を批判していましたので、意外な感があります。
離党撤回の経緯も可笑しなもので、両人は小沢氏に一任していながら「離党届を勝手に出された」と述べています。離党届を輿石幹事長に手渡した山岡賢次氏(元国家公安委員長)によれば、離党撤回について何の意思表示もなされていなかったとそうですから、突然変心したようです。
民主党執行部の切り崩しにあったか、スリーパーとして送り込まれていて土壇場で寝返ったか、どちらかでしょう。官房機密費から1人当たり600万円支払われたとも言われています。いわゆる「毒まんじゅう」を食らったわけです。「毒まんじゅう」を食べるとそれが顔に表れるので、直ぐに判ると言われています。判断は各人が行えばよいでしょう。本当に600万円で転んだとすれば、情けない話ですが…。
離党撤回した両人はごちゃごちゃと言い訳をしていますが、消費増税法案を含む社会保障と税の一体改革関連法案全てに反対したのなら、離党しないと筋が通りません。党内に残って説得を続ければ撤回させる余地は未だあるなどと述べていますが、本気で言っているとしたら相当お目出度く、議員を辞めた方がよいでしょう。このことは、離党届を一旦出したけれども途中で引っ込めた5人にも当て嵌まります。
小沢グループが抜けてしまった民主党は、売国政治家と事なかれ議員の集団に過ぎません。小沢一郎も口先だけで信用できないと言う人もいるでしょうが、野田や前原、仙谷らに較べれば格段に増しで、どちらについて行くべきかは明らかです。もちろん、造反したからと言って、小沢新党に加わらなければならないといわけではありません。
考え方は様々ですから、政治理念が合わなければ、独自の道をゆけばよいのです。ただ離党はすべきで、党内に居続けるのは自己保身に過ぎないと言われても致し方ありません。 離党撤回組7人は、民主党の情勢を把握するため、残置諜者の役割を付されているのではないかとの見方もあるでしょうが、造反を明白にしてしまった以上、警戒されるのでそうした役割は果たせません。少数野党に所属するのを嫌った権力主義者たちと見るべきです。
昨日付の「天木直人のブログ」に、NHKの大越健介キャスターが、離党する意向を示していた階猛議員を「ニュース9」に登場させ、離党を思い止まらせるべく誘導インタビユーをしていたことがスッパ抜かれています。ご丁寧にも、階猛議員が離党を撤回した後に再び番組に登場させ、「よくやった」と言わんばかりに離党撤回の経緯を語らせています。大越健介の偏向ぶりは今に始まったことではありませんが、年々露骨になっているようです。受信料不払が多いのも、当然と言えましょう。
増税法案採決が間近に迫った頃から、日頃国民サイドに立っているかのように見せかけていたブログが、小沢叩きに精を出す光景があちこちで見られました。正体を現したわけで、手間隙かけて何故ブログを更新しているのか明らかとなりました。財務省は、植草一秀氏の言う「TPR」(Tax PR)を周到に仕掛けているようです。
小沢氏の政治姿勢には、批判されるべき点が多々あります。しかし何故彼だけがこれだけ叩かれるのか、考えてみる必要があります。それだけ既得権益層に邪魔な人間ということで、常に反国民的なプロパガンダを垂れ流すマスコミ報道に惑わされないようにしなければなりません。
板垣英憲氏は、離党した50人を忠臣蔵で神文血判の誓紙を拒否した50人になぞらえています。松の廊下の刃傷沙汰で赤穂藩はお取り潰しになったのですが、相手方の吉良上野介はお咎めなしとなったので、大石内蔵助は討入りを決意しました。当初賛同者は120人もいたのですが、覚悟が定まっていたのは50人で、奇しくも今回の離党者と同じ人数となっています。吉良邸に討ち入ったのは実際には47人で、更に3人脱落しています。離党者50人からも脱落者が出るかも知れませんが、赤穂浪士のように乱れた御政道を正してくれるよう願いたいものです。
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