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国民の大多数が反対する「大飯原発再稼動」や「消費増税法案」を強引に進めようとする政府に対し、ネット市民の怒りはいまや頂点に達している。この怒りは直接的には民主党の野田政権に向けられてはいるが、賢明なネット市民は民主党政権を裏で操る財務官僚をはじめとする悪徳ペンタゴン(米国軍産複合体、自公政治家、官僚、大手マスコミ、大企業)の影を見抜いている。
これら悪徳ペンタゴンは野田総理に、民主党が国民に約束してきた理念やマニフェストを捨てさせ、国民の生活や命より自分たちの利権を優先させる政治をさせている。一方、「国民の生活が第一」の理念のもと官僚統治機構を変革させようとしている大政治家、小沢一郎が権力を握ることを極度に恐れ、違法行為はもとより、ありとあらゆる汚い手段を使って小沢一郎をつぶそうとしている。
例えば、小沢氏の政治力を削ぐため「政治と金」の名目で検察や検察審査会を利用し、捏造報告書などを作って「西松建設・陸山会事件」という冤罪事件をでっち上げた。さらにこうした検察の非道な行為が明るみになると、捏造報告書を作った検事やその上司を不起訴にして組織ぐるみの犯罪を隠蔽しようとしている。まさに社会正義を体現するはずの検察が暴力団も顔負けの極悪組織であることを天下に知らしめることとなった。
さらに検察審査会を仕切る最高裁事務総局は、小沢氏を強制起訴した実体のない検察審査会の真実を暴露されることを恐れ、国会における検察審査会の秘密調査会を拒否するなど司法組織の防衛に必死である。しかしネットで真実を知った市民は、悪徳ペンタゴンに立ち向かう小沢氏などの政治家を支援すべく、市民の手で最高裁や検察に対する告発、小沢支持デモなどを粘り強く行なっている。
一方、政府や産業界は原発マフィアの利権を維持するために福島原発事故の不都合な真実(広範な放射能汚染や500人を越える作業者の死亡など)を隠蔽し原発再稼動を推進しようとしている。しかし福島原発事故への反省も無いまま原発を再稼動する政府の暴挙に対し、なんと10万人以上の市民がネットの呼びかけで首相官邸前に集まり「大飯原発再稼動」反対の抗議活動を行なうまでになっている。
ところで本来ならばこれらの市民運動を報ずべき大手マスコミは、利権集団にとって都合の悪い事実は報道せず、それどころか彼らが発する虚偽情報を検証もせず垂れ流すなど実に悪質である。このように腐敗した大手マスコミに代わり、最近では自由報道協会やIWJ(岩上安身氏主宰)といった勇気あるジャーナリストたちがネット放送を使って真実の情報を市民に伝えるようになってきた。
このようなネットを使った情報伝達による広範囲の政治運動を、いま市民は「アジサイ革命」と呼んでいるが、まさにチュニジア、エジプトに端を発した「ジャスミン革命」の日本版ともいえるだろう。また現在、脱原発・反消費税・反TPPを旗印に「主権者国民連合」が立ち上がろうとしているが、この「アジサイ革命」と軌を一にすることは言うまでもない。
ではこの「アジサイ革命」はこれからどう展開するのだろうか。まずは国民の生活を破壊する悪徳ペンタゴンの利権構造を打破する必要があるが、そのためには、「国民の生活が第一」を掲げる本当の政治家を国会に送り出すことだろう。しかし現状では多くの国会議員がヘタレ状態になり原発再稼動や消費増税案に賛成している。さらには国民の生活を第一に考える小沢氏のような政治家を貶めようとする利権集団の力も依然強大である。
我々市民がこれらの利権集団を打ち負かすためには、「国民の生活が第一」を本当に実現してくれる政治家を選挙で選択することである。幸い原発再稼動や国会での消費増税法案の賛否採決で本物の政治家と偽善政治家の区別が市民の目にはっきりしてきた。近々行われる総選挙では、ゆめゆめ菅や野田、前原、仙谷などの口先政治家や理念の無い軽薄政治家の口車に乗らないよう政党や人物をよく見極めて投票しなければならない。
ところで軍政に弾圧されたミャンマーのアウンサン・スーチー氏のように腐敗した国家権力に立ち向かっている小沢氏は近々新党を立ち上げる予定だ。この新党は野田政権がボロ雑巾のように捨てた「国民の生活が第一」のマニフェストを掲げ、1年以内に行われる総選挙で民自公と対決することになるだろう。一方、これと並行して進行する市民による「アジサイ革命」も、ここ1年が正念場になる。
首相官邸前での大規模抗議デモに見られるように、ネットによる情報拡散はいま広く深く急速に進行している。これからは、この活動をさらに盛り上げるとともに、きたる総選挙では真に国民生活を守る政党に政権をゆだねることができるよう、民自公の反動政党を過半数以下に落とす市民による地域活動を活発化させることが重要だ。「国民の生活が第一」を求める「アジサイ革命」の成否は実はここにかかっているといっても過言ではない。
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