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永田町で出回る情報
今日も永田町では、幾つも興味深い動きがあります。小沢氏に処分を求める替え歌『ウルトラ処分』がばら撒かれました。鳩山政権のときの『鳥』などもそうですが、これらが得意なのは自民です。しかしそうなると、小沢夫人による紙爆弾が永田町、支持者に届きましたが、これらの出元も概ね推測できてしまいます。自民として一気呵成に攻めたい、といったところですが、それらも今は空回り気味です。読売の見出しで、小沢新党に『期待しない』が79%とありますが、『期待する』が16%と、政党支持率より高い数字を示しました。これは小沢氏を徹底的に批判する読売の世論調査、という結果からみると、かなり高い支持がある、とさえいえるのでしょう。
最近メディアで、『社会保障と税の一体改革』という言葉ではなく、『3党合意』という言葉が多用されます。さらに3党合意は重い、という言葉と併用されることでより意味深に扱われますが、大して意味はありません。3党合意は、政党間の信認には関わりますが、各党とも何の規定もない空手形に過ぎないからです。むしろ『3党合意』とつかうことで、増税色を薄める効果があり、社会保障が先送りになった、という意見すら覆い隠せる。実にメディアに都合よい言葉になっています。
さらに、小沢氏は政局ばかり、という報道の仕方にも問題があり、与党の過半数割れ、分党か? などの政局しか報じないのはむしろメディアです。マニフェスト違反、消費税増税、などの影響を報じれば、党主流派にとってマイナスとなる。結果、政局の方が面白く、政局ばかりの報道となり、今回の行動が政局としか映らない。小沢氏の側に大義がある、と報じたメディアがほとんどないことが全てですが、小沢氏は政局で動く、というイメージがメディアによって作られるのです。
小沢氏を早く追い出したいメディアが出て行け、の大合唱ですが、週末に支持者と話してから離党がスジですので、週明けが当然の対応です。民主党は幹事長の権限が強い、と今さら報じるメディアもありますが、だから先の内閣改造と一緒に、党執行部にも手を入れなければいけなかったのです。分党の話も、そんなことはあり得ないと幹部は云いますが、すべて輿石氏の判断一つ。野田代表から人事の一任をとりつけており、大量の離党者を出せば責任をとらなければいけない幹事長としては、どんな判断でも出来てしまう。それが民主党の党内の物事の決め方です。
小沢氏が金銭を要求している、といった書き方をするメディアもありますが、小沢氏は今回『大義』を掲げており、粛々と対応しているのでそれはありません。後は輿石氏が何を求め、どう対価を与えるか? でしょう。内閣不信任は提出しないでくれ、なのか、増税は反対でも他の法案、特に特例公債法案には賛成してくれ、なのか、です。元々、衆院は過半数を維持できても、参院に過半数がない民主党は、衆院の3分の2を切っていることで法案採決までいくのもやっとなのですから、参院側にも離党者がでた時点で、小沢氏の側に協力を求めないとできないことが多いのです。
自公は、解散に向けて消費税増税法案以外は、対決モードです。輿石氏が、法案の修正をもちだした、という話もネタであり、実現性は低いといえるのでしょう。そもそも、いくら参院で修正をかけようと動いても、参院の自公がそれを許しません。今度はそれを他の野党と協議する必要があり、それこそ永田町がカオスに陥る所作です。最近、こうしたあり得ない話も増えていますが、それも情報、風聞によって物事を動かそう、とするものだと捉えれば、暗躍しているのが誰かもみえてくるのでしょうね。
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