http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/319.html
Tweet |
自民党の良いところを捨てた自民党(武田邦彦)
2012年06月30日 http://takedanet.com/2012/06/post_ccd3.html
2012年6月民主党に57人の造反者を出した消費税増税の採決は日本の民主主義に大きな問題を投げかけました。「第一公約をはじめ主要公約とは正反対の政策を進める」ということですから、今後、行われる国政選挙で、国民は投票の時に判断する根拠を失いました。候補者の言うことはウソというのが前提になるからです。
これまでは選挙で投票する判断は「その候補者やその候補者が所属する党の公約や説明を聞いて同意して投票する」ということでしたが、「候補者がウソ(実際にはやる気持ちのないこと)を言う」ことが判明した以上、なにか別の判断基準がいるからです。
私は「前回はウソをつきましたが、今回は正直です」というのは信用しないことにしています。私がNHKは放送を止めた方が良いというのは度重なるウソ報道を続けたからで、「ウソ報道はするけれど、正しい報道もある」などといっても信用しません。
40年ほど前、「資源がなくなる」というNHKのウソ報道を信じて、道を誤った私ですが、私の進路は自分の責任ですが、NHKの報道がウソだとわかって以来、温暖化報道も通じて早くNHKをなくさないといけないと強く思うようになりました。
このようなウソを認めていると、また私のような被害者を出すと思うからです。原発報道も同じで多くの子供を被曝させましたから、そんなウソの常習犯は社会にはいりません。
ところで、長く政権を取っていた自民党には良いところがありました。党内が自由でいつもワーワーやっている・・・という憎めない党だったのです。自民党も利権政治や派閥政治がありましたが、それでも何となく憎めないところがあり、オープンで民主主義的でした。
ところが、今度の採決では、1)民主党に強い党議拘束を求めた、2)自民党の中に「選挙を大切にしなければならないから、増税法案には反対する」という議員が出なかったことです。
自民党が政策として増税賛成であることはわかっていますが、全員が賛成とは思いませんし、さらに民主党が公然と公約を守らないなかで、私なら「公約を守らない政党と、たとえ政策が一致しても同調しない」ぐらいの考えの議員が少しはいて良いと思ったからです。
「選挙は人を選ぶのか、党を選ぶのか」と昔から言われていましたが、議員が個人の考えを全く反映できないのなら、「人を選ぶ」など全くムダです。その意味でこれまで党議拘束に反対してきた政治家は立派だと思います。
それにしても、衆議院の造成法案の議決の前日、民主党首脳部が能面のような顔をして「党議拘束を破ったら除名だ!」と叫んでいる姿はどう見ても全体主義、暗い時代の共産主義を彷彿させます。
日本に明るい政党はできないのでしょうか?
●30日、野田佳彦首相の講演映像
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK132掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。