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2012-06-27
昨日の衆院本会議採決で、消費税増税法案に反対票を投じた民主党議員は小沢元代表ら57人に達しましたが、これは輿石幹事長が造反しても厳しい処分はしないと発言したことを受けた結果で、実際に離党する覚悟があるのは40人台に留まると見られています。
離党者が54人に達すると、与党民主党は衆院で過半数を維持できなくなり、少数与党に転落することになるので、離党覚悟の議員がどこまで増えるかが焦点となっていました。40人台であれば現状を維持できるので、民主党執行部側の勝利であり、彼らは祝杯を挙げていることでしょう。
吉良邸に討ち入った赤穂浪士も、200名余りの藩士の内の47人に過ぎず、大事を前に進退を一任してついてきてくれるのは、やはりこれぐらいの人数に絞られるようです。
ただ、残置諜者の形で党内に敢えて残しておく隠れ小沢派メンバーも存在すると思われるので、内閣不信任案が提出された際には同調者が増える可能性もあります。
この辺は虚々実々の駆け引きが行われており、民主党執行部も造反者の処分は慎重に行うことでしょう。それでなくとも、肝心の輿石幹事長が小沢氏寄りの人物ですから、対応が鵺(ぬえ)的にならざるを得ません。
処分の内容は各人異なりますが、主要メンバーは党員資格停止になる見込みです。9月の民主党代表選に介入できないようにするため、半年間に限定するという案も出されています。そうすれば、党として増税路線を維持することができます。
小沢グループとしては、マニフェスト撤回をなしえず、代表選にも影響力を及ぼせないのであれば、党内に残っていても仕方ありません。29日に集団離党すると見られています。離党届が直ぐに受理されるかどうか定かではありませんが…。
執行部は、できるだけ離党者の数を減らし、小沢氏と側近の取り巻きだけ放り出すべく画策しています。政権交代を成し遂げたのは小沢氏のお陰ですから、これはクーデターであり、国民新党のケースと同じです。恩を仇で返すような連中が、まともな政治をするはずはなく、この国の先行きは暗いと言わざるを得ません。
造反者を減らすべく、野田総理自ら電話をかけまくってお願い攻撃を敢行し、執行部も役職を餌に空手形を発行して翻意に努めました。それにもかかわらず、反対・棄権合わせて72人もの造反者が出ましたから、衝撃を受けたことでしょう。選挙対策という点もありますが、大義を貫く人たちも少なからず存在するのです。
仮に小沢グループが造反しなかった場合、増税法案がすんなり通ってしまい、国民は問題点を知らされることなく過重な負担だけが押し付けられることになったでしょう。
マスコミが政局報道に特化したので、本質的な論点がぼかされて解りにくくなりましたが、それでも大きな矛盾をはらんだ採決だったことが満天下に晒されました。この点だけ採っても、造反の意義はあったと思います。
驚くべきは、小沢氏がグループ内の結束を固めるべく個別接触していないことです。
普通なら、事前に個別に会って覚悟の程を確かめたりしますが、小沢氏は一切それを行わず、各自の判断に任せてました。それでも、40人余りの人たちが離党覚悟で反対票を投じており、この辺に希望を見出すことができます。
鳩山元総理は反対に回りましたが、離党せずに党の処分を大人しく受けるつもりのようです。民主党のオーナーとして矜持があるなら、幹部連中に党から出てゆくよう逆に要請すべきです。当然、売国幹部たちは数の力で圧倒してくるでしょうから、その時は党を離れればよいのです。
今の民主党を立て直すのは不可能に見えますし、そんな手間隙かけるより、新党を立ち上げて政治信条を同じくする者同士で再出発すべきです。どの道、次の選挙では民主党は壊滅して消え去る運命なのですから。
「造反」という言葉は反逆の意で、良い意味ではありませんが、今の「民主党政府は悪党の巣窟」と化していますから、政府の政策には「ノー」を突きつけるべきで、大義は造反者側にあります。彼らこそ真正の民主党政治家であり、真っ当な志のある人が集まって新党を立ち上げれば、自ずと国民の支持は得られることでしょう
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