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小沢系４３人、会派離脱願提出へ…首相揺さぶり
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120627-OYT1T01560.htm?from=top
2012年6月28日03時02分 読売新聞
民主党の小沢一郎元代表が、衆院の民主党会派を離脱して新会派の結成を検討していることが２７日、わかった。
消費税率引き上げを柱とする社会保障・税一体改革関連法案の衆院採決で反対票を投じた同党議員のうち、小沢氏含め４３人が参加する見通しとなっている。小沢氏は２９日にも民主党に会派離脱願を提出したい考えだが、党執行部は容認しないとみられる。
小沢氏は２８日に民主党の輿石幹事長と会談し、新会派結成の意向を伝える方針だ。会派離脱が認められない場合でも、新党結成を求める若手議員を納得させ、グループの結束を保つことが可能と判断しているとみられる。新会派が認められれば、民主党に所属しながら「党中党」として野田首相や党執行部を揺さぶり、離党・新党結成の時期を見極める時間を確保できる利点もある。
◇
民主党は分裂するのか [これからどうなる激変の政治]
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6190.html
2012/6/27 日刊ゲンダイ
いくら輿石幹事長が｢党内融和｣に努め､反増税議員の処分を玉虫色にしても､党分裂の流れだけは止まらない｡すでに小沢グループの衆参57人は離党の覚悟を固めた｡鳩山グループだって､後に続くのは間違いない｡鳩山元首相は増税法案の採決前に､次のような声明を出した｡
〈国民の皆さまが主人公になって､もっと不公平感なく豊かさを感じて生きていけるような世の中にしよう､というのが我々の主張〉〈現執行部は政権与党としての使命を忘れ､先の選挙で国民がNGを出した旧態依然の自民党の姿そのものに成り下がってしまった〉
今の野田政権とは､政治家としての目標や考え方など全てが相いれない｡そう宣言しているのだから､融和なんてあり得ない｡
政治評論家の森田実氏はこう言う｡
｢増税法案の採決で浮き彫りとなったのは､個々の政治家の信念です｡単なる増税の賛否とは別次元の問題で､何よりも財政再建を優先すべきか､それともデフレ脱却が先決か｡官僚任せの政治か､国民視点の政治主導か｡旧態依然の自民党そのものに成り下がるのか､それにあらがうのか｡国民の生活より国家が大事なのか｡増税派と反増税派とでは政治信条や理念､目指すべき国の方向性が百八十度違う｡今後も一緒にやっていけるはずがないし､同じ党にいる方が不自然です｡当然､決別するのが筋です｣
もちろん､次の総選挙が現実味を帯びてくれば､党分裂の勢いは一気に雪崩を打つ｡大衆搾取の野田民主党にとどまっても次の選挙では勝てないからだ｡民主党の四分五裂の運命は動かしようがない｡
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