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■ 小沢の完敗だった増税法案の可決
消費税増税法案がついに衆院で可決されました。
賛成378票、反対84票なのだから、反対派の完敗です。
こうなってしまった最大の原因は、政局に走るだけの小沢の政治センスのなさ、人徳のなさにあります。
自民党はもともと消費税増税を公約として選挙で掲げてきたわけなので、増税政策を進めるのは筋が通っています。
片や民主党は増税賛成、反対取り混ぜてグチャグチャです。
小沢の最大の失敗は、3党合意などできるわけないとバカにしていたことです。
小沢は党としての増税方針決定が強引で不適切だと言っていたのだから、党の増税方針決定後、即刻両院議員総会を要請し、執行部を追及するべきだったのです。
両院議員総会は1/3の議員の要請ででき、増税方針決定の直後なら中間派も総会の要請に乗ったはずです。
ところが小沢はこの当然の行動をしなかった。
完全な小沢の作戦ミスです。
その挙句が、野田首相が頑張って3党合意。
小沢の読みは完全に外れたのです。
この時点で小沢の完敗は確定しました。
そこへ小沢夫人の例の手紙です。
小沢夫人は、小沢が放射能にビビって逃げ出したと手紙で厳しい小沢批判をしました。
これが追い討ちをかけた。
■ 小沢から逃げ出した民主党議員たち
これらの結果、中間派は小沢の性根を知って、小沢から逃げ出した。
かくして小沢は圧倒的な票差で負けることとなったのです。
小沢が離党して新党を立ち上げても、ついてくるのは45名程度と報道されています。
反対票の多くの報道の読みは、50票代後半でした。
これはほぼ的中したので、小沢新党への参加議員の数も45名という読みは妥当なところなのでしょう。
つまり、反対投票した鳩山派は小沢を見限り、小沢派の一部の議員でさえ小沢を見放しているわけです。
ここまで小沢が追い込まれた最大の原因は、先ほど説明した小沢の政治センスのなさ、手紙で明らかになった小沢の性根にあります。
小沢には、新党を作る前に政治センスや人徳を磨くことをお勧めします。
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