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(回答先: にわか筆跡鑑定士になるの巻 《小沢和子夫人の手紙》 (山科恭介 夢想弄翰) 投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 6 月 25 日 00:01:01)
≪『週刊ポスト』 2010年12月3日号より転載 「住宅ローン拒否」「設備投資 妨害」「公共工事追放」本当に起こっている異常事態 「小沢支持者を仕分けせよ」は権力の暴走だ≫
(転載開始)
権力の使い方を誤れば、国は滅び、人は死ぬ。文化・文明さえも滅亡した例は数多い。「軍人」によるクーデターが怖いのは、権力の行使者たる武力組織が、権力の源泉たる国民とその代表者である政治家に牙をむくことになるからだ。一方、権力の地位にある者が、自ら主権者たる国民に牙を剥(む)けば、それは専制政治、恐怖政治、弾圧政治になる。
相次ぐ国家機密漏洩と決して無関係ではない、もう1つの「情報流出・権力暴走事件」の背筋が寒くなる実態を報告する――。
■「あなたは小沢後援会だから・・・・」
民主党支持者であろうと、不支持であろうと、それは主権者たる国民の自由である。菅内閣支持でも不支持でも構わない。同じように、小沢一郎という政治家を評価するか、しないかも自由であるし、国会に招致すべきと考える国民も、それは必要ないと考える国民もいて良いのである。しかし今、この日本で、その自由を侵す恐ろしい事態が起きている。
以下の話を読む時に、読者には「小沢」という固有名詞が発する引力、もしくは嫌悪感を拭い捨て、虚心坦懐(きょしんたんかい、何のわだかまりもない素直な心で、物事に臨むこと)に、これが良いことか判断して頂きたい。
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@住宅ローン拒否事件
都内に住む40代の会社部長は、この夏、自宅の建て替えを計画し、地元の金融機関に10年ローンを申し込んだ。数千万円に上る計画であったが、地域でも有名な資産家だけに、金融機関も二つ返事で応じた。審査・手続きには何の問題もなく、さていよいよ契約書に印を捺すという寸前になって、金融機関の役員の訪問を受けた。
役員は「契約出来ない」と言い出した。もちろん部長は納得出来ない。担保は十分に差し出しているし、収入もある。問い詰める部長に対し、役員は「担保、返済能力、手続きには何ら問題はない」と認めた。しかし、何故ローンが下りないかは、言を左右して、なかなか話さない。遂に怒りを爆発させた部長に気圧(けお)された役員は、ようやくこう告白したのである。
「最終審査で、あなたが小沢一郎さんの地域後援会の幹部をなさっていることが問題視されまして・・・・。私共も政治的な誤解を受けることに臆病でして、こういう形でお断りするのは決してよいこととは思っておりませんが、私共も弱い立場です。お察し下さい。申し訳ありません」
それっきり、だんまりを決め込み、深々と頭を下げて帰って行った。
A設備投資妨害事件
東京の会社経営者が某大手銀行と設備拡充の融資話を進めていた。ほんの1カ月ほど前の話である。この不景気の中でも経営は順調、銀行の評価も高く、交渉はトントン拍子に進んだ。契約寸前というところで、突然、銀行の担当者が融資担当部長を伴って社長を訪ねてきた。
担当部長はいきなり、「大変申し訳ないのですが、ご融資は社内検討の結果、お断りする結論に相成りました」と切り出した。当然、社長は理由を質した。担当部長は、経営も財務も、設備計画も何の問題もないと、断わる理由とは逆のことをしきりに述べるばかりで要領を得ない。業を煮やした社長が「本当の理由を言いなさい」と強く迫ると、驚くべき言葉が担当部長の口から出た。
「申し上げにくいのですが、あなたは小沢一郎後援会に入っているようですね。仮に当行の融資が小沢さんに迂回するようなことがあるといけない、と心配する声が社内にあるのです」
≪≪社長はしばし呆気に取られて絶句したが、気を取り直すと、「私が小沢さんの後援会員であると公表したことはない。社内の人間も殆んど知らない。何故それを知っているのか」と畳み掛けた。担当部長は、「私共のところにも、色々な信用調査資料がありまして・・・・」と語るばかりだった。≫≫
B検察批判弾圧事件
先にお断りするが、これは同業者の間で広まっている伝聞情報である。
或る中小企業経営者が、たまたまテレビの街頭インタビューを受けた。小沢一郎氏の強制起訴を議決した検察審査会についての問いに、「ちょっとおかしいと感じる」と疑問を口にした。そのシーンが放映されると、経営者の元に地元の市役所幹部から呼び出しが掛かった。幹部は言った。
「あなたは市の事業を請け負う業者だ。政治的に偏向していると見られることは、言うべきではない」
経営者は、“言動に気をつけないと発注を見合わせる”と脅されたのだと解釈し、「申し訳ありません」と陳謝して帰った。
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如何だろうか。これが憲法で「財産権」「営業の自由」「言論の自由」を保障されている国で起きたこととして、見逃せる問題かどうか考えて頂きたい。
或るメガバンクの融資担当役員は本誌取材に、「そんな融資差別はあり得ません。政治、宗教は審査でアンタッチャブルとされる領域で、本当だとすれば銀行免許を返上する話だ」と色をなしたが、現実にそれは起きている。小沢氏と何度か会食したことがあるという中堅不動産会社社長を直撃すると、
「まさか!確かにメガバンクの一つは決して融資に応じないので、腹に据えかねていたが。小沢さんのことは関係ないでしょう」と笑い飛ばしたが、しばらくしてふと表情が曇り、「本当にそういう事例が報告されているのですか?」と本誌記者にグイと近付いて真剣な顔をした。
■名簿流出は菅内閣発足後
≪≪Aのケースで、某大手銀行の担当部長は、「色々信用調査資料がある」と述べた。しかし、小沢後援会名簿など銀行が独自に入手出来るはずがないのだ。
「小沢さんは、自民党を飛び出してから20年近くも政敵に狙われる存在だった。しかも多くの時間を野党で過ごした。だからどんな国家権力に狙われても大丈夫なように、金銭について厳密に管理することと同時に、後援会を守る為に、その名簿をトップシークレットにしてきた。事務所の最高幹部でさえ、担当外の地域の名簿は知らないほどだ」(小沢側近)
ところが、その門外不出の名簿が国家権力の手に渡る事態が起きた。いわゆる陸山会事件である。東京地検特捜部は、捜査と称して、小沢氏の事務所など関係箇所を何度も家宅捜索した。
「その過程で、会計関連資料のみならず、後援会名簿やプライベートな書類に至るまで、一切合財持って行かれた」(同前)
それが国家権力の手から民間銀行に渡り、融資の審査基準にされているとすれば、どういうわけなのか。どういうルートで、どういう指示がなされたのか。≫≫
≪≪もう1つの謎は、支持者に対する弾圧が確認されているのは、この夏以降だという点だ。最初の家宅捜索は今年1月に行われている。検察は、小沢氏に関して真偽不明のリークを繰り返したが、後援会名簿を流出させた気配はなかった。あれば、マスコミが後援者に殺到したはずだが、そのような事態は、今回の弾圧にあった有力後援者にも起きていなかった。
「この夏以降」に起きたことと言えば、疑われるのは“政権交代”だろう。確認出来た人権侵害の事例は、何れも菅内閣が発足して以降のものである。少なくとも、国家の暴力機関たる検察が捜査資料を流出させたとするならば、尖閣ビデオ流出のケース以上に、それは政権全体の責任である。
検察資料がマスコミに流されたことは「確実」である。何故なら、小沢事務所幹部も知らない「小沢のプライベート」が、最近、記者クラブ・メディアにバラ撒かれたからである。
よく知られるように、小沢氏は多趣味である。囲碁と釣りはセミプロの腕前で、他にも小鳥の飼育などを楽しむ。しかし、何処に行っても注目を集める存在だけに、プライベートは極力、他人に知られないよう隠密行動を取ることが多い。そうした趣味を楽しむ為の「秘密の計画」を、“誰かが”マスコミにリークした。
もちろん本誌も知らなかったことだが、小沢氏は既に「誰にも知られずに趣味を楽しめる方法」を考え、信頼出来る人物にその相談をしていたらしいのである。ところが、事務所にこっそりしまっていたその人物に関する「書類」が、“或る日、同時に、複数”の記者クラブ・メディアに渡り、それを手に、記者達がその人物のもとに押し寄せるという事件が起きたのだ。
その剣幕は、まるで「お前が小沢に手を貸す悪徳業者か」と言わんばかりで、この意味のない取材ラッシュによって、小沢氏の「老後の夢」は風前の灯になった。
「菅政権は小沢さんを政治的に抹殺するまでやる気なんだろう」。小沢支持派の中堅議員はそう受け止めているが、権力闘争が党対党、派閥間、政治家同士といった議会政治の舞台で、政敵をポストに就けずに干しあげるというならやればいい。或いは、同じ選挙区のライバル政治家同士が「うちを応援してほしい」と相手の後援者を引き抜くことなら、よくある話である。
しかし、権力を用いて政敵の政治家を支持する一般市民の生活や経済活動を妨害し、生活権や財産権を脅かすとすれば、それは恐怖政治以外の何物でもない。≫≫
かつてソ連のスターリンは権力を握ると、秘密警察を動かして「反革命的」とみなした国民を大粛清し、数十万人を収容所に送った。中国では文化大革命がそうだ。紅衛兵と呼ばれる少年少女を煽動して国民の思想統制を行ない、1000万人とも言われる犠牲者を出した。
歴史学者の秦 郁彦氏が指摘する。
「権力者が国民に牙を剥(む)いて粛清や思想統制に走る背後には、政策の失敗による経済の行き詰まりと国民生活の困窮があった。スターリンの大粛清は集団農場による農業政策失敗と飢饉、毛沢東の文革も大躍進政策の失敗による餓死者続出の中で始まっている。
権力者は国民の不満が高まれば失脚させられるという不安に駆られ、権力を守る為に独裁による恐怖政治で国民の粛清、思想統制に向かう。現在の日本も、不況は出口が見えず、菅内閣は経済政策でも外交でも統治能力を失っている。政権交代に期待した国民はますます生活が悪くなり、閉塞感が高まっています」
今、起きている「小沢支持者狩り」という“国民仕分け”は、スターリンや毛 沢東が走り出した道の第一歩目ではないか。
■国民を権力維持の踏み台に
事実、民主党内では執行部による「言論統制」のみならず、「参政権の剥奪」が始まっている。
その1つが福岡県知事選を巡る小沢支持派議員の排除工作だ。
民主党では来年4月の知事選の候補者選考を進めていたが、県連代表で候補者選考委員長だった鳩山グループの古賀一成・代議士が、「私も候補者の1人に入れてほしい」と選考委員長を辞任して名乗りを挙げた。ところが、岡田克也・幹事長は、「行司役がまわしをつけてはいけない」と反対し、古賀氏を選考の対象にしない方針を打ち出した。
何も選考委員長が職権で「自分にしろ」と言っているわけではない。候補者の1人として評価してほしいと希望しただけである。
「官邸と執行部は最初から元官僚の新人を擁立する方針。代表選で小沢氏を支持した古賀氏が割り込む余地はない」(選対関係者)
もっと露骨なのが、普天間基地の移転に直結する沖縄県知事選(28日投開票)に関する恫喝だ。
知事選には仲井真弘多(なかいまひろかず)・現知事と、前宣野湾市長の井波洋一氏が出馬を表明したが、2人とも政府案(辺野古埋め立て案)に反対を表明している。民主党は独自候補を立てずに「自主投票」を決めた。ところが、「自主」とは名ばかりで、岡田幹事長は「県外の民主党議員が沖縄入りして特定の候補者を応援することを禁止する」という通達を出したのである。
その通り、小沢側近の川内博史・代議士が告示前に井波氏の総決起集会参加すると、岡田氏は「厳重注意」を警告した。
「これで処分されるようなら政治弾圧。自主投票だというなら、個々の議員が誰を支持するか国民に示す責任がある」(川内氏)
≪≪権力が暴走を始めれば、一般国民も標的になる。
5000億円を超える税金が注ぎ込まれた無駄な公共事業の象徴、八ッ場(やんば)ダムの見直し問題では、馬渕澄夫・国交相が「建設中止」の公約をあっさり撤回。役人や土建屋の利権を太らせる為に、更なる税金投入が確実になっている。
菅政権は財界の歓心を買う為に法人税減税を申し出たが、同時に一部の法人優遇税制の見直しを検討すると、米倉弘昌・経団連会長に「もう結構です」と居直られ、すっかり腰砕けになった。
すると菅政権は、何と「第3のビールへの増税」と「サラリーマン増税」(控除見直し)で国民生活にそのツケを回すことを検討し始めたのだ。おまけに「新聞代は無税」というのだから、もうこの政権の正体はすっかり暴かれた。
政権の要である仙谷由人・官房長官は、尖閣ビデオ流出に怒って「秘密保持法を作る」と息巻いている。“人権派弁護士”として売り出した経歴との落差にも驚くが、何より自分の権力が、国家機密を悪用し、人権を蹂躙して成り立っていることに思いが至らないなら、隣国の独裁者ファミリーと同様の恐ろしさを感じる。
(転載終わり)
〔資料〕えげつない 支援者に大量にバラまかれた小沢夫人の「離縁状」コピー - 『日刊ゲンダイ』 2012年6月23日
http://gendai.net/articles/view/syakai/137217
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