http://www.asyura2.com/12/senkyo131/msg/893.html
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(投稿者)
下記の転載記事ですが、菅直人と石井紘基の件、これまでの認識になかったのでエッと思いました。
皆さんそれぞれ得ている情報や見解によって件の見解への見方は色々とは思いますが、私にはこれまで断片的知り得た風聞より説得力のある情報、見解に思えましたので投稿いたします。
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51986915.html
<東芝製3号炉は核爆発と菅元政策秘書が証言>
東電福島原発爆発事件について、今でも真相を伏せている政府・東電に対して人々の不満と怒りは増大している。官邸前での怒りの大集会を東京新聞が初めて取材した。他方、当時首相だった菅直人の政策秘書・松田光世が、動画で自ら見聞した衝撃的事実を証言している。3号炉は核爆発との衝撃証言もある。以前にも一度それを見たことがあるが、現在もネットに登場して、多くの国民の目を釘づけにしている。
原子力安全・保安院のいい加減な認識と、デタラメな対応を指摘している点などは、序の口である。首相が東電にメルトダウンを回避するためのベントを指示した時、東電に責任者がいなくて対応しなかった、という東電のお粗末ぶりを厳しく批判している。自ら現地入りして、所長の吉田に直接指示したというのだ。
それもそうだろう、会長の勝俣は中国でマスコミ関係者と豪遊していた、社長の清水も国内で、共に遊びほうけていたのだから。司令塔不在・現場は大混乱、どうしてよいか素人集団よろしく、ただうろたえるばかりだった。
避難地区を30キロ圏と狭く抑えた理由は、なんと「東北自動車道を閉鎖しないため」という役所の言い分に、菅が折れたためだった。アメリカ並みに80キロ圏とすべきだった。そうしなかったことによる放射能被害者の怒りの矛先は、将来どこに向かうのであろうか。
官房長官・枝野経由などから、3月14日深夜から15日未明にかけて、東電撤退の打診があった。怒った首相は、東電社長の清水を官邸に呼び付けて、しかり飛ばして撤退を止めた。これは唯一の成果となった。東電首脳部の安全神話は、それが崩壊すると、彼らは必死で逃げることしか頭になかったのだ。責任感はゼロだったのである。
<核爆発を伏せる東電と東芝>
東芝製3号炉設計者から官邸に電話が入ったという。それは「放射性物質が300キロも吹き飛ぶ」との警告だった。また、この3号炉は欧米学者同様に核爆発だったと断定する松田である。首相など政府は核爆発を承知していたのだ。「東京のホットスポットは、この核爆発と関係がある」とも指摘している。ご存知、核爆発した3号炉は100%東芝製原子炉である。ウラン燃料ではない。プルトニウム加工燃料(MOX)を使っていた。1、2号機は米GE・日立製という。
未だに原子炉メーカーは、この史上空前の原発爆発事件に対して、一言も発していない。ユーザーでしかない東電に原発の爆発を収束する知識も技能もない。素人である。対応不能なのだ。ここは原子炉メーカーが前面に出てくる場面である。それでいて、これまでのところ原子炉メーカーは表に出てきて、真相を明らかにしていない。ド素人の東電と原子力安全・保安院に任せてきた。いわんや無知無能の枝野官房長官(当時)に、イカサマ情報を会見させてきた。こうした事実をマスコミも伝えない。沈黙している。この不思議な光景は、いつまで続くのであろうか。
「アメリカは既にハワイ・西海岸で核爆発の核種を検出している」と松田は指摘している。それでも、東電はまだ核爆発の事実を隠している。東芝はダンマリを決め込んでいる。これほど悪質な企業が、この世にあろうか。
それでいて日立はリトアニアに、東芝はベトナムや中国などに輸出攻勢をかけている。狂気の沙汰である。
<核爆発放映を止めたナベツネ>
松田は3号炉の核爆発の映像について、貴重な証言もしている。筆者は「またか」との思いである。読売傘下の日本テレビが、この核爆発時の映像を昼のニュースで流した。ところが、この大スクープ映像は、その後、国民の目に触れることはなかった。
「ナベツネの報道規制で止められた」というのである。「堕ちた言論人」のレッテルを貼られて久しい人物が、またしても真相報道を止めてしまったというのである。ありうるだろう。なんと恐ろしい人物であろうか。
一度、昼に流した担当者は「人事部に飛ばされ、現在は休職中」というのだ。事実とすれば、実にゆゆしい限りだ。日本テレビ関係者の決起を求めたい。またまた週刊誌が、ナベツネ傘下の読売巨人軍の金銭スキャンダルを報じた。監督の1億円支払い事件である。
ナベツネに陰りがみられるのだが、松田の一撃はもっと重大で深刻な事案である。ジャーナリスト失格どころの話ではない。幸いにも、この貴重な映像はネットで世界に発信されている。筆者も、これをネットで確認するまで、3号炉の恐怖に全く気付かなかった。
<福島中央テレビの証言>
松田にも誤解がある。彼はこの映像を日本テレビが撮影したものだと認識しているが、正確に言うと、日本テレビ傘下の福島中央テレビである。報道制作局長の佐藤が、2012年5月6日号の「放送レポート236号」に、この時の様子を紹介している。
そこに載っている1枚の写真は1号炉の水素爆発時のもので、これには白煙が映っている。おわかりか。1号炉は水素爆発である。3号炉の黒煙場面(核爆発)をあえて伏せている。
しかも、信じがたいことにも言及している。実況を続けるアナウンサーに対して、編集幹部は「爆発」という言葉を使うな、と禁じていたというのだ。ひどいテレビ局であろうか。真実を報道するという姿勢を、最初から止めていたのである。これで何千、何万、何10万の市民を被曝に追いやったことになるのだが、その自覚は全くない。
このテレビ局の責任者は「爆発と表現すると、核爆発と誤解される」ために、禁じたというのだ。従って1号炉の水素爆発についても爆発と伝えなかったのだ。むろん、3号炉についても。悲劇を通り越している。
この福島中央テレビの報道制作局長は、3号炉の核爆発を「水素爆発」と間違って記述し、あまつさえ、その貴重なスクープ映像について一言も触れていない。肝心要の3号炉の核爆発についての言及がない報告なのだ。ナベツネの雷を恐れているのであろうか。ジャーナリストのいない福島中央テレビと日本テレビなのだった。
一人の悪しき人物に牛耳られるテレビ局に、言論の自由はなかったのだ。
<石井紘基刺殺事件は原発関連>
全く交流のなかった民主党の石井紘基議員についても、松田は言及していた。彼は右翼に自宅前で殺害された、もっとも勇気ある政治家だった。政治家の見本である。
不正と腐敗を許せない真っ当な政治家だった。野党議員に彼のような人物が数人もいれば、政治を変えることが出来るのだが、残念ながら共産党にもいない今の永田町である。何故右翼に殺害されたのか。その謎を解いてくれたのだ。
松田は石井と親しい関係にあったという。殺害される前の石井が、原発問題に取り組んでいたという新証言である。
「石川県の珠洲原発の用地買収を調べていた」というのである。用地買収に電力会社は右翼・暴力団を使うことは、よく知られている。「山口組がどれほど動いているのか。その実情を調査していた」という。本来は警察・検察の職務である。しかし、当局は動かない。自ら調べて国会で追及するしか方法はない。
地元の新聞テレビは最初から原発推進派である。この種の取材はしない。石井は、さしずめ国会議員と捜査官・ジャーナリストと一人3役でもって、闇の世界を暴こうとしていたのである。
国民の代表は右翼に殺害された。犯人は獄中で「依頼された」と自白している。それでいて、捜査当局は背後の黒幕捜査をしない。グルなのである。石井の無念を共有できる日本人は、松田のほかにいるのか。
<浜岡原発停止はワシントン指令>
浜岡原発停止は菅直人の快挙と思っていたのだが、松田の証言によると、必ずしもそうではないらしい。「ワシントンの指示」という。指摘されると、全く理解できる話しである。
3・11直後に横須賀から米空母が急ぎ航海に出たことを承知している。放射能の雨が、関東に降り注いでいたのだから、当然と言えば当然であろう。空母とて放射能に太刀打ちなど出来ない。
仮に浜岡原発が爆発すると、当然ワシントンが断じて手離したくない横須賀や厚木の米軍基地がやられてしまう。3・11余震は東北から房総半島沖へと移行してきている。いずれ東海へと続く。という想定をした米軍ではないだろうか。
米軍の指令に菅内閣が、喜んで飛びついたのかもしれない。政府の自主的な判断ではなかった。これは悲しい。ワシントンの指令に原子力ムラも抵抗できなかった。納得出来る証言である。
93年の訪米取材の際、国防総省OBに「どうしても手離したくない基地はどこか」と質問すると、彼は「空軍は沖縄の嘉手納、海軍は横須賀だ」と答えた。こうした事情を知る者にとって、浜岡原発停止は容易に頷ける。
<原発ムラに引きずり降ろされた菅直人>
菅直人は3・11までは、原発の安全神話に取りつかれていた。しかし、彼は態度を変えた。多くの日本人もそうである。だが、変身した菅を経済産業省の官僚ら、いうところの原子力ムラの関係者は強く反発した。そのことも松田は証言している。
「経済産業省に総理の座を引きずり降ろされた」というのだ。官僚に首を切られた日本国総理大臣というのも、実に格好が悪い。多くの日本国民は政治を知らない。官邸の奥で繰り広げられる抗争などわからない。マスコミにも原因があるのだが、官僚政治は不透明で分かりにくい。ことによると、野田が財務官僚の手先となって10%消費税に命がけという事情も、これで少しは理解してもらえるかもしれない。
これこそが官僚政治の一断面なのだ。
菅直人の元政策秘書の動画での証言は、3・11後の官邸と経済産業省・東電の伏せられてきた内情の一部を明らかにしている。新聞テレビが報じない真相の一部であろう。命がけの行動に違いないが、隠れることなく表に出ることによって身の安全は確保できるものである。
松田の健闘を祈りたい。
2012年6月23日17時30分記
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