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破滅に至る野田政治か 現実肯定のノラリクラリか
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2012/6/23 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
最大のヤマ場を迎えた国民の運命
「日本の将来を左右する大きな決断のときだ」
ドジョウ首相が近ごろ、会見やブログでこんなセリフを繰り返し、自分に酔っている。「国は財政危機だ」「だから増税が必要なのだ」と言うのだが、しかし、そこまでしなきゃいけないほど、この国は本当に“存亡の危機”なのか。
確かに、震災復興や原発事故処理、原子力に代わる新エネルギーの開発など、急がなければいけない課題は多い。しかし、日本はギリシャやスペインのように国家破綻の危機に陥っているわけではない。カネがスッカラカンの状況でもない。
それどころか、日本は対外債権が260兆円もある「世界一の金持ち国」だ。国債は「世界一安全な資産」といわれ、飛ぶように売れている。実際、日本国債の長期金利は0・8%前後で、7%の危険水域をウロウロしているスペインとは大違いだ。
おまけに、経済アナリストの菊池英博氏によれば、「ムダだらけの特別会計には、まだ70兆円の埋蔵金がある」という。官僚がため込んでいるカネをさっさと吐き出させるべきだし、10兆円を超える復興増税だってやったばかりだ。
やるべきことは山ほどあるが、今の予算でも乗り切れるのである。肝心なのはその使い方なのであって、国民からムシり取る増税一本でなければ解決できないような問題なんて何もないのだ。
◆潰れない日本を無理に潰す野田
それでも、野田ら増税派は「借金大国の日本はいつか破産する」とか言うが、日本は絶対に潰れない。経済評論家の上念司氏は「国債の償還期限が来たら借り換えれば済むし、通貨発行権もある。デフレ下の日本が今、お札を60兆円ほど刷ったところで、インフレ率は3%で、むしろ正常値。100兆円刷っても大丈夫」と言っている。極端な話、日本は現実を肯定してノラリクラリとやっていても大丈夫な国。それなのに、無理やり「危ない」「潰れる」と大騒ぎしているのが、野田なのだ。
しかし、そうやって国の危機を煽(あお)って、野田が何をやろうとしているのか。薄汚い3党談合の末の消費増税だ。景気悪化への影響も全く考えず、福祉への使い道も決めず、国民からの一方的ブン捕り。その陰に隠れて原発再稼働も強行した。
一体、この国を危機に陥れ、国民生活をズタズタに破壊しようとしているのは、どこのどいつなのか。フザケルナ!である。
◆民自公の十数人で全てを決める非民主政治
その意味で、国民の運命にとって最大のヤマ場を迎えたと言っていい。野田が自公とグルになってやっていることは、戦後民主主義の否定だ。
衆院の定数480のうち、民自公の3党で占める議席数は89%超の430に上る。そのトップ連中が談合し、党内の反対意見を締め出し、国民世論を無視して、「民はお上に従え」「搾り取れるだけ搾り取れ」の大増税をやろうというのである。ムチャクチャだ。筑波大名誉教授の小林弥六氏がこう言う。
「これは異常事態ですよ。戦前の翼賛体制にそっくりですが、さらに言えば、今の政治は野田首相を含めた民自公のせいぜい十数人ですべてを決めている。反対する者には除名や締め付けを行う恐怖政治は、北朝鮮や旧ソ連の独裁にもそっくりです。いや、トップと幹部でコトを進め、消費増税という“毒”を国民にバラまこうとしている点では、オウム真理教と言ってもいいかもしれない。戦後の民主政治は、国民が豊かになり、繁栄して国も富む。それを目指してきたはずだったのに、野田首相は国民から収奪し、国民を貧しくして、国だけが長生きしようとしている。デモクラシーも政党政治も国民生活も完全否定です。この国はいま、独裁首相によって、世の中の仕組みを激変させられるか否かの、恐ろしい分岐点に差し掛かっていると思います」
そもそも、国の主権は国民にあり、政治家はその代弁者にすぎない。世論も反対派の声も無視して突っ走る野田は、憲法違反の大罪人でもあるのだ。
◆なぜワザと貧困社会を急ぐのか
狂気の首相は、26日にも消費増税法案の衆院採決に踏み切ろうとしている。当然、小沢グループや中間派からは大量の造反が出るが、法案が衆院を通過してしまうのは、ほぼ動かしようがない。夏の参院採決までに野田政権と増税派を一掃しなければ、この国は本当に終わってしまう。野田の国家主義増税路線の先に待っているのは「破滅」しかないからだ。前出の菊池英博氏が言う。
「15年前、橋本内閣が消費税率を3%から5%に2%上げたときでさえ、株価は大暴落し、平成の金融恐慌を招きました。それ以来、この国は世界にも例のない長期デフレ不況が続き、地方は疲弊し、中小零細企業は淘汰され、若者に仕事はなくなった。大企業サラリーマンと公務員しかまともに生きられない国になっています。そこへもってきて、消費税を10%に倍増したらどうなるか。日本の平均所得400万円の世帯は増税だけで20万円の負担増ですが、その後の景気悪化や失業率の急増で、あっという間に40万円近く所得が減るでしょう。実に900万世帯が、年収200万円以下の貧困層になります。庶民切り捨ての超格差社会の誕生です。史上まれに見る残酷増税、まさに狂気の沙汰ですよ」
飢餓と過酷労働と絶望と自暴自棄……。このままだと、そんな戦前並みの恐ろしい破滅の生活へ逆戻りしていく。それだけは間違いない。戦後の国民繁栄路線はおしまいだ。そうなってからでは遅い。現在の安穏な生活を維持したいなら、今すぐ野田暴政をぶっ潰さなければダメなのだ。
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