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反対54人以上で政権窮地=内閣不信任案可決も−政局シミュレーション
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012062300327
2012/06/23-22:36 時事通信
野田佳彦首相が「政治生命を懸ける」消費増税関連法案。26日に行われる見通しの衆院採決は、民主党の小沢一郎元代表を含め、54人以上の反対者が出るかどうかが焦点だ。その数は、内閣不信任決議案の成否や解散時期にも影響する。今後の政局の行方を探った。
民主、自民、公明3党の修正合意により、消費増税法案の衆院可決は間違いない。しかし、民主党内から54人以上が反対した場合、執行部が全員を除籍(除名)すれば、与党は半数を割り、野田政権は少数与党に転落する。内閣不信任案が出された場合、いつ可決されてもおかしくない窮地に陥る。
このため、執行部は造反者を除籍せず、離党勧告や党員資格停止などの軽い処分にとどめることも想定されるが、首相周辺では除籍せざるを得ないとの声が支配的だ。
内閣不信任案に関し、衆院規則は、発議者と50人以上の賛成者がいれば提出可能と定めている。政権を追い込む「武器」を手に入れるため、小沢氏は離党−新党結成に突き進む可能性が高い。
◇9月9日に投開票?
首相の政権運営は厳しさを増し、政局は一段と混迷する。自民党は対決姿勢を強め、「消費増税法案が成立すると同時に、内閣不信任案を出す」(幹部)構えだ。増税法案は8月上旬までには成立する見通しで、不信任案が野党の賛成多数で可決されれば、首相は今国会中に衆院解散に踏み切るか、内閣総辞職するかの選択を迫られる。
憲法は「衆院解散後、40日以内に選挙を行う」と規定しており、自民党からは、大安である9月9日投開票などの日程が挙がっている。
小沢氏が消費増税法案の成立阻止を図り、成立前に不信任案を出すこともあり得る。自民党はこれに乗ることも可能だが、消費増税実現を目指したこととの整合性を有権者から問われるのは間違いない。逆に連携を拒めば、小沢氏が「増税談合」と非難することは確実で、同党も難しい判断を問われる。
◇造反少数なら船出厳しく−小沢新党
小沢氏周辺は「7月にも新党を立ち上げ、先に民主党を離党した新党きづなとも合流する」と語る。ただ、新党の規模がきづなと併せても不信任案を出せない50人以下にとどまるようであれば、首相は主導権を維持し、小沢氏らを「反乱分子」として全員を除籍するとみられる。「小沢切り」を求めてきた自民、公明両党との連携も不可能で、小沢新党は厳しい船出となる。
対抗勢力を一掃した首相は消費増税法案成立の実績を掲げ、9月の代表選での再選を目指す。有力な対抗馬が現れるかは微妙だ。
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