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新党に言及した小沢一郎の反転攻勢を歓迎する
http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/63347207.html
「天木直人氏の視点ー(2012/06/22)」 :本音言いまっせー!
ついに小沢一郎が新党を口にした。私はこれを歓迎する。
果たして小沢一郎は私の意見に耳を傾けるようになったのか。
政局は私の思惑通りに動くのか。
それはもちろんわからない。
しかしいまの私の考えを書いてみたい。
少なくとも政策に関する限り、小沢一郎は私の考えに近づきつつある
ように思える。
私の進言を受け入れたとうぬぼれるつもりはない。
私の進言とは関わりなく、小沢一郎は自らの判断でそう発言している
のだろう。
消費税増税と原発再稼動に反対する限り国民の理解は得られるという
小沢一郎の発言に私は同意する。
願わくば、それが政局がらみの発言ではなく、国民生活のために本気で
そう思っての発言であることだ。
そして願わくば、消費税増税反対と原発再稼動反対に加えて、沖縄問題
でも明確に発言することだ。
沖縄住民の声を米国に伝えて正しい日米関係の確立のために再交渉を
すると明言することだ。
私は、いずれ小沢一郎は日米関係についても発言するだろうと思っている。
ここまでは政策についてである。
問題は政局だ。
私は小沢陣営の中に入った時点で、もっぱら政策的なことに重点をおいて
進言することにしてきた。
小沢新党をはやく立ちあげて野田・輿石民主党政権の間違った政策
に対する対抗軸を国民に示すべきだという進言は、一度だけしたことは
あったが、ある時からそれを封印してきた。
それは小沢一郎にその決意があることを知ったからだ。
闘う覚悟は決めている、闘う以上あらゆる手段を使って勝ちにいく、
そのタイミングは最善の時を選ぶ、という側近たちの言葉を聞いた時、
私はこれ以上政局がらみの発言はすべきではないと判断した。
政治家でない私が政局に口を挟みことは僭越であるからだ。
それ以来、小沢陣営の政局がらみの動きについての情報は入らなくなった。
そしてついに小沢一郎が新党結成の言葉をはじめて口にした。
私はそれを待っていた。
私が注目したのは次の諸点だ。
すなわち小沢一郎はまだ新党を作るといっているわけではないと
いうことだ。
ベストの時期にそれを立ち上げる、その時に備えて準備をすると
言っているのだ。
その時はいつか。一つは6月26日にずれ込んだ法案採決の時だ。
しかし、この時でさえまだどうなるかわからない。
新党は解散・総選挙が見えてきた時にはじめて動き出すのではないか。
早ければ9月、遅くとも来年2月に総選挙がある、準備せよ、
と言った小沢一郎の言葉は大きい。
二つ目に私が注目したのは小沢一郎が輿石幹事長の説得に応じなかった
ということだ。
すなわち決起発言をする直前に、小沢一郎は輿石幹事長に呼ばれて
党内融和を求められた。
党内融和といえば聞こえがいいが、これは増税法案に反対票を投じるな
ということだ。
それに対し小沢氏は増税は認められないと応じたという。
朝日新聞をこれを「輿石幹事長との決別」と書いている。
私はかねてから輿石幹事長の言動を批判して来た。
政策について一切語ることなく、党内融和という言葉を繰り返して
民主党政権の生き残りだけを考える輿石幹事長。
そうすることによっていまや権力を握った労組のために政治を私物化する
古い政治家の輿石幹事長。
およそ相容れない野田執行部と小沢一郎を取り持つふりをして権限を
行使する輿石幹事長。
そんな輿石幹事長とは早く決別すべきだと思ってきた私にとっては、
この小沢氏の対応は歓迎すべきことだ。
しかし、私は朝日が書くように小沢一郎が輿石幹事長と決別したとは
思っていない。今の小沢一郎にとっては無理に敵をつくることは得策で
ないと考えるからだ。闘いに勝つこと、すなわち政権を取る事を最優先し、
使えるものはすべて使えばいいと思うからだ。
しかし小沢一郎が輿石幹事長に全幅の信用を置いていない事が明らかに
なった意味は大きい。
三番目に私が注目したのは離党届に署名した50余人という数だ。
それは野田陣営やメディアの予想以上に大きい数だと思う。
しかもこれは衆院議員だけである。参院議員を含めると70人ほどになる
という。
この数は今後どんどんと減ってくるというメディアの喧伝にも関わらず、
増えていくのではないか。
メディアもそれを知って警戒してるのではないか。
なぜならば野田民主党政権の政策があまりにも酷いからだ。
自民党との大連立が進めば進むほど、国民は反発するからだ。
いや、野田政権と自民党との関係さえもこれからどうなるかわからない。
まさしく政局は流動化していくに違いない。
そしてそれは小沢一郎に有利に働く。
野田首相はこれからますます追い込まれていく。
小沢新党に対する国民の期待はますます高まっていく。
国策裁判に続いて夫婦間のスキャンダルまで出して小沢つぶしが
行なわれている中で、なお小沢一郎が反転攻勢に出る。
さすがに野田執行部もメディアも慌てているに違いない。
今後の小沢一郎の唯一、最大の課題は、国民的支持をどこまで広げられる
かである。
これについて私は進言してきた。
支配体制を打破する反権力の象徴になって国民一揆の先頭に立てと。
この言葉ゆえに私は小沢側近から疎んじられた。
過激すぎると。
しかし小沢一郎はいまこそ権力との最後の闘いを闘う時である。
そう思いながら小沢一郎自身の出方に注目している。
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