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日刊ゲンダイ 2012年6月22日発行 :『文殊菩薩(ブログ版)』
この勝負 野田首相の負け 小沢一郎勝利が正確な情報
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2012/6/22 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
消費増税は成立しても野田内閣は少数与党に転落し間もなく潰され選挙をやれば弱小政党に転落、小沢新党はそれなりの勢力となって存在感を増すだろう
ついに小沢一郎が「新党結成」に動きだす。
きのう(21日)夕方、小沢グループの議員を前に「新党の立ち上げを考える」と明言した。集まった48人と一緒に消費増税法案の採決で「造反」し、新党を結成する方針だ。
ドジョウ首相は「まさか、ここまで造反が膨れ上がるとは」と真っ青になっているという。
首相官邸は「造反は30人止まり」「小沢について行くのは、せいぜい20人だ」とタカをくくっていたからだ。「反小沢」の頭目、渡部恒三などは「小沢が出ていってくれれば、スッキリする」とバカにしていた。
ところが、少なくとも小沢を含めて49人が「造反」する決意を固め、さらに70人前後まで造反者が増えそうな勢いだ。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏が言う。
「焦点は、来週26日に行われる衆院の採決で、造反が53人に達するかどうかです。消費増税法案そのものは〈民、自、公〉の3党が手を握っているので、200人近くが造反しない限り、衆院を通過し、成立します。
しかし、民主党から53人が造反して離党すると、野田政権は衆院で239人となり、過半数を割ってしまう。衆、参で過半数を割ったら、政権はもたない。それだけに、首相官邸は絶対に造反を53人未満に抑えたい。26日の採決まで、支援団体を通じて説得するなど、総力を挙げて切り崩すつもりでしょう。」
しかし、マニフェストを捨てて増税に走る野田首相に不満を強めている民主党議員は、中間派にも多い。造反は70人以上に膨れ上がる可能性が出ている。
◆「過半数割れ」に持ち込まれる
もし「造反」が53人を突破し、野田内閣が少数与党に転落したら、「内閣不信任案」も簡単に通る。「千載一遇のチャンスだ」と、自民党が一気に野田内閣を解散に追い込もうとするのは間違いない。
早くも自民党は「民主党が分裂含みになった以上、首相は国民に審判を仰ぐべきだ」(塩谷総務会長)と解散を要求し始めている。
「53人に届かなくても、いま小沢一郎の下に集まっている48人が最後まで結束を維持して集団離党すれば、いずれ野田政権は過半数割れに追い込まれる可能性が高い。
すでに離党届を提出している議員が1人いるうえ、小沢グループの動きとは関係なく『このまま民主党に残っていても選挙に勝てない』と離党≠考えている民主党議員が複数いるからです。あと4人くらい、あっという間に埋まる。なにより、自民党はイザとなったら、選挙区を用意してでも、民主党議員の1人や2人、躊躇なく引き抜くつもり。野田内閣は崩壊に向かって突き進んでいる感じです。」(政界関係者)
しかし、消費増税を強行すれば、党内を分裂させることは最初から予想がついたことだ。
なぜ、ドジョウ首相がそれほど消費税アップに執着するのかまったく理解不能だが、党内をガタガタにし、ライバルの自民党をニンマリさせているのだから、どうかしている。
◆ 選挙で大敗し野党に転落の運命
新党結成を決めた小沢グループは、バラを固め、このまま解散・総選挙になだれ込んでも「選挙は勝てる」と自信を深めている。
実際、選挙になったら、「小沢新党」は意外に強いのではないか。小沢グループは(反増税と脱原発)を掲げて選挙を戦う作戦だという。
「首相周辺は『小沢たちが50人規模で離党したって、選挙で当選するのは数人だ』とバカにしていますが、少なくとも30〜50人は当選すると思う。
選挙後も、それなりの勢力を維持し、存在感を保つでしょう。むしろ、選挙が苦しいのは民主党ですよ。
選挙の構図が(既成政党唯第三極)になるのは間違いない。有権者は、民主党にも自民党にもウンザリしている。とくに期待を裏切った民主党に対する失望と怒りは相当に強い。せいぜい80〜110議席程度しかとれず、野党に転落するのは必至です」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
首相周辺は「3党合意」が成立した直後、「これで消費税10%は成立する」「小沢グループが違反したら除名すればいい」と楽観し、勝ち誇っていたが、思い上がりもいいところだ。
大嫌いな小沢を党から追い出し、政界から葬り去るつもりだったのだろうが、自分で自分のクビを絞める結果になっているのだから、マヌケというしかない。
小沢一郎VS.野田首相の闘いは、小沢の勝利に終わりつつある。
◆ドジョウ首相は最悪の壊し屋
それにしても、政権交代から3年しか経っていないのに、民主党を変質させ、民主党を分裂させているドジョウ首相の罪は大きい。大新聞テレビは、小沢のことを「壊し屋」と批判しているが、野田首相こそ、戦後最悪の「壊し屋」なのではないか。
3年前、民主党を支持した国民は、どうしてこんなバカなことになっているのか呆れているはずだ。
「もし、有権者と約束したマニフェストを実現させるために、党が分裂したり野党に転落するなら、まだ納得できます。
鳩山首相は、普天間問題を解決しようとして、外務省や防衛省、アメリカを敵に回して退陣した。
菅首相も、最後は原発問題で経産省や財界、原子力村と戦おうとした。批判はありますが、少なくとも2人の首相は、政治を変えようという意欲はあった。ところが野田首相は、政治を変えるどころか、財務官僚に洗脳され、自民党政治をそのまま継承し、民主党を分裂させているのだから最悪です。民主党をぶっ壊した野田首相は、万死に値しますよ」(政治評論家・本澤二郎氏)
もはや「国民生活が第一」という志を失った民主党には何を期待してもムダだ。民主党に見切りをつけた小沢グループが党を飛び出し、新しい勢力を結集したほうが国民のためになるはずだ。
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