http://www.asyura2.com/12/senkyo131/msg/764.html
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国民新党は、消費税増税に賛成を、6月20日に党として決議したらしい。
国民新党を名乗っている自見ほかの面々は、本当に信用のならない、支離滅裂な政治家だ。
彼らは、約1ヶ月前の5月30日に国民新党綱領を発表した。
資料を参照してもらえば分かるが、その10ページで下記のように、消費税増税の論議に入る条件を明記し、消費税増税に反対の姿勢を明確化していた。
http://kokumin.or.jp/ckfinder/userfiles/files/toukouryou-kiyaku.pdf
「消費税の増税に関しては、デフレ脱却を優先し、名目3%、実質2%の経済成長を政策目標とし、雇用の創出と賃金の改善を図る。これらの条件を達成した時点で、消費税をめぐる論議に入るものとする。」
党に電話で、消費税法案に対する党の姿勢を問い合わせたさいにも、「自分たちの消費税に対する姿勢は、この綱領のこの部分に明記されている。つまり、現在のデフレ状況の下では、消費税法案の論議には入れない。今時国会の消費税法案には賛成できない」。そのように、つい数日前まで、返答していた。
ところがどうだ。一昨日、6月20日には、時事通信の新聞報道で下記のようなニュースが流れた。
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http://jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012062000924
自見氏「一体改革法案に賛成」
野田佳彦首相は20日午後、首相官邸で国民新党の自見庄三郎代表と会談し、消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案の成立に協力を要請した。自見氏は「われわれは賛成させていただく」と表明。その上で、増税の前提として、議員定数削減や徹底した行財政改革を求めた。(2012/06/20-19:06)
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さらに本日、下記のような決議文を党のホームページに載せて、消費税法案に賛成する党の姿勢を内外に明確にした。
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http://kokumin.or.jp/ckfinder/userfiles/files/shakaihoshoutozei-ketsugi.pdf
国民新党「社会保障と税の一体改革」決議
平成24年6月20日
国民新党は本日の議員総会で社会保障と税の一体改革に対する対応を議論し、次 のように決定いたしました。
社会保障(年金、医療、介護、子育て)や消費税率の見直しは、いずれも国民生 活に直結する重要な課題であるため様々な意見が交わされました。
国民視点に立ち、日本再起動を新たな綱領として打ち出した国民新党にとり、消 費税の税率見直しだけが先行する状況は、必ずしもそのまま受け入れることはでき ません。今後の状況の推移を冷静に見極めつつ、消費増税の前にやらなければなら ないこととして、議員定数の削減、公務員改革、行政改革、選挙制度の見直しなど の課題に対する結論を早急に出すことの必要性で合意を得ました。 国民との約束を大事にするなかで、最低保障年金、後期高齢者医療制度のどのよう に対応するのか依然として未確定の部分があるため、今回の民自公の協議で合意さ れた国民会議に国民新党も積極的に議論に参加し、国民の安心と安全を強める姿勢 を強く打ち出すことで合意をしました。
このような観点を踏まえ、わが国の直面する財政上の課題や社会保障の拡充の必 要性に思いをいたし、次世代への責任を果たすためには、今回の消費税論議と社会 保障の一体改革に対して、明確な方向性を打ち出す役割が政治にはあるとの強い主 張がなされました。
特にギリシャに端を発する欧州の金融危機が世界的に波及する中、わが国の経済 状況は二年前と比べきわめて厳しい状況に陥っています。加えて、急激な円高や企 業の海外流出など空洞化が進み、少子高齢化にも歯止めがかからない中、根本的な 税の在り方を考えねばなりません。
こうした状況にかんがみ、昨年の東日本大震災からの復興を成し遂げるためにも、 これ以上財政状況を悪化させることはできません。
ただし、国民新党として前代表が消費増税に反対を表明した経緯もあり、党の政 策の継続性という観点にも留意すべきとの議論もありました。
しかし、結論として議員一人一人が真摯に意見を表明したのち、厳しい決断では ありますが、消費税率の見直しには賛成することを全員一致で合意を得ました。
言うまでもなく、その前提条件として、今残されている課題、すなわち景気対策、 社会保障の明確化、議員定数の削減、行政改革、選挙制度の改革などについて国民 新党が主体的に提案をし、解決を図って行くことでも全員の一致を見ました。
国民新党 代表
自見 庄三郎
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驚いて、今日午前、党に、綱領と決議の関係について電話で問い合わせると、
「原則と例外の関係」だと弁明してくる。
気がおかしいのか?
わずかの時間の中で全く正反対の内容を述べ、それを、原則と例外の関係などと、詭弁を弄する。政治家の言葉というのは、本当に軽く、意味のないものだ。つくづくそう思う。
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