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消費増税法案が、この26日にも採決される見通しとなっている。マニュフェストに書いてあることをことごとく実現から遠ざけ、書いていない消費増税に命をかける野田内閣の行く末に明るい展望は無い。選んでくれた国民を裏切った不心得者というばかりでなく、昨今あちこちに顔を見せる口先だけの詐欺師たちと同じ類いであるという評価が、国民の間に定まりつつある。次の選挙での惨敗は必至であるし、今後彼らに残される手段は自民党への限りない接近しかないだろう。吸収合併すらあり得る。日本国民自身が歴史上最初に実現させた政権交代劇が、このような展開を見せたことは、どんなお笑い番組にも見られない程の目を見張るギャグであったようにさえ思える。世紀の謀略冤罪事件にかけられた元代表を守り切れないことから始まった民主党幹部の転落ぶりから招いたこの事態。民主党内の心ある議員たちが、この法案に反対するのは余りにも当然である。
最早、分裂から新党結成もやむを得ないとの覚悟も固まりつつある。それはそれで致し方ない状況である。しかし「国民生活が第一」の政治は又一から出直すことになる。民主党議員の今最低限にできることは党の分裂を回避すること。政権交代に託した国民の夢を根絶やしにしてしまわないことだ。
そこで輿石幹事長を中心とする党執行部に是非実行して貰いたいのは、この法案採決に党議拘束をかけないという決定だ。そもそも日本の政党では党議拘束が強すぎる。だから議員の政治姿勢に没個性化が進み、ただの陣笠に成り下がる姿が目に余っている。もっと議員一人一人の声と姿勢が評価されても良いのではないか。特に二大政党制となってきている今日では尚更それが求められている。非民主的な全体主義ぶり官僚主義ぶりが政党次元から始まっている。今民主党は存立の危機に立たされていると言える。この法案に反対するも賛成するも地獄の一丁目に足を踏みこむ作業である。国民との約束に忠実になろうとするのか、他党との約束に忠実になろうとするのか、議員一人一人の判断に任せてはどうだろうか。
福井孝典ホームページ・常住不断http://plaza.rakuten.co.jp/fukuitakanori/diary/?ctgy=1
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