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小沢の党内闘争は終わっていない 法案反対民主党内過半数、輿石参議院は根こそぎ離党?
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2012年06月22日 世相を斬る あいば達也
「ザ!政局」である。マスメディアも小沢信者も、小沢新党がすべてのように盛り上がっているが、まだまだひと波乱ありそうな予感がある。筆者の個人的ブログサイトのコラムなので、どのような憶測政局の読みをしようと筆者の勝手だ(笑)。最近は、ネトウヨ&小沢信者から誹謗中傷のコメを頂いているが、有り難いことである、読んでくれているのだから。
マスメディア各社似たり寄ったりの飛ばし記事だが、一番固い読みをしている朝日の記事を引用しよう。何故かと云うと、朝日社内が結構揺れているからだ。社内が揺れているマスメディアの情報は、そこそこ信用出来ることがある(笑)。
≪ 民主の亀裂拡大 小沢系50人、増税法案反対で結束確認
民主党の小沢一郎元代表は21日のグループ会合で、消費増税関連法案の衆院採決で反対する意向を表明した。その後、東京都内のホテルにグループ所属の衆院議員約50人が集結。法案に反対する方針で結束を確認した。民主党内の亀裂は大きく広がっている。
小沢氏は、グループ所属議員を前に「総選挙もいつになるかわからない。総選挙で勝ち残れるようなことを全力で取り組んでいく」とあいさつした。 会合には出席できなかった小沢グループの議員が複数いるほか、鳩山由紀夫元首相のグループや中間派にも同調を検討する動きがある。54人以上が離党すれば与党の衆院勢力は過半数を割り込み、野田佳彦首相の政権運営に大きな打撃となるのは必至だ。
衆院は21日の本会議で、国会の会期を9月8日まで79日間延長することを民主党などの賛成多数で可決。自公両党は反対した。消費増税関連法案の衆院本 会議採決は、26日になる見通しだ。≫ 朝日新聞
ここで確認しておいた方が良い事実がある。小沢一郎は輿石幹事長との会談の後、記者団の離党・新党結成について問われ、「選択肢はいくつかある。採決が済んでから相談し、最善の道を選びたい」とだけ語っただけだ。この発言イコール“新党結成!”と云う判断は拙速だ。新政研の集会冒頭の挨拶でも「消費増税法案には反対する」、「国民の気持ちがどの辺にあるのか、何のために政治家になっているのかに思いをいたし、ぜひご自身で決断していただきたい」と発言したが、新党立ち上げが既成事実と云うわけではない。あくまで、3党合意に基づく衆議院の採決には「反対する」と言っただけで、言外に「採決を見送れ」と云う意味が含まれている点を考慮に入れておいた方が良い。
小沢の採決時反対表明イコール離党・新党結成と思い込んでいる野田側近らは、精々40人に満たないと票読みしていた小沢グループの人数が50人を超えることが確実になって慌てだした。その証左とはいわないが、岡田克也が鳩山由紀夫の事務所に駆け込んだ。1時間も話したのだから色々硬軟織り交ぜ岡田が鳩山に迫ったのだろうが、鳩山は記者団に「消費税はやらないと訴えて選挙に大勝利した。その責任は取らなければいけない」、ついでに岡田に対し「内閣の一員がやることではない。採決を急ぐということは党を分裂させたいということだ」と語っている。
つまり、鳩山の立ち位置は微妙で、創業者が自党から出て行く決心がつかない気持も察する事は出来る(笑)。あまりにも惨めな自分を思うのだろう。あくまで、鳩山の方向性は党を割らないことであり、その為には3党合意増税法案を永遠に採決しない事である。少なくとも、26日の採決までの5日間をモラトリアム期間として、鳩山に最後の政治力発揮の場を、小沢一郎は与えたと、筆者は読んでいる。
このモラトリアム期間が吉と出るか、凶と出るか、その辺は判別しにくい。野田勢力の裏工作部隊は、全議員にアノ文春の捏造手紙の全文コピーを“怪文書”としてバラ撒いているようだ。米国関連者の動きとも読める。なにせ、党代表選の党員・サポーターの投票はがきを操作する連中だ、怪文書程度は朝飯前だろう。また、採決日を21日、22日から、26日に決定した。勿論、決定したのは民主党執行部だが、輿石は反対票を投じる衆議院議員が増えることで、採決が頓挫する事に消極的期待を持っているだろう。野田勢力は、逆に中間派、意志表示していない小沢グループ、鳩山グループの切り崩しの時間だと思っている。
まぁ、この5日間のモラトリアム期間によって、野田勢力VS小沢勢力の方向性が決まる。つまり、まだ民主党内における小沢一郎の権力闘争は継続中である。「離党・新党結成」の既成事実化は、マスメディアのプロパガンダの一種だ。小沢信者連中のスッキリしたい気持も判るが、民主主義の権力は数である。前原の党内における“一任男”のような気軽な行為が出来ない、国会内の採決である。そして、小沢一郎の政治理念の実現のためには、より有利な政治状況を作ることも肝要だ。その意味で、ギリギリまで党内で粘る姿勢も重要。どちらに転ぼうと、粘って一人でも反対表明者が増えることは、それだけパワーが増えるのだから避けて通れない。
また、昨日のコラムで軽く触れておいたが、マスメディアの眼は衆議院のみに向けられているが、参議院の状況も視野に入れておく必要があるだろう。某民主党参議院関係者の情報によると、「民主党参議院造反」と云う噂も流れているらしい。輿石が野田の強行採決の所業と増税反対票の数によっては、採決後「幹事長辞任」と云う切り札を切る可能性があると云うことだ。このような“すわ一大事”のために、幹事長就任に際し、絶対条件として“参議院議員会長”の兼任なら受けると言ったのかもしれない。未確認情報だが、野田勢力揺さぶりの極秘未確認情報と云う事で、敢えて見出しとして表示した(笑)。
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