10. どらみ 2012年6月21日 20:56:01
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野田がどうして、民主党を滅ぼすような増税に突き進んでいるのか? 民主党議員の秘書を勤めているという方のブログで、そのあたりの事情が分析されています。少し長いですがそのまま、添付いたします。戦闘教師「ケン」 激闘永田町編より http://kenuchka.paslog.jp/ 野田自民党総裁?? あー、もう相当イタいことになってきたな〜〜 秘書間では、
「もう野田クンは民主党代表じゃなくて、自民党総裁だよね〜〜」 という話になっている。 いや、別に小沢派の秘書ではなく、中間派などで余り経験の無い私設秘書あたりの声だ。 小沢派以外でも、野田・前原派を除けば、 「もう次の選挙は民主党の看板では戦えない。少なくとも野田を下ろして、細野あたりを顔に据えないと話にもならない」 という認識が共有されつつある。 増税法案は通るかもしれないが、野田内閣の求心力は下がっていく一方であり、9月の代表選を乗り切るのは難しいかもしれない。 とはいえ、中間派の圧倒的多数は、 「民主党では勝てないが、離党したところで次の当ては無いし、分裂したところで自民を利するだけ」 という消極的な理由から増税法案に賛成すると見られる。 戦略を描く策士も、議員をまとめるリーダーもいないのだ。 まぁ中間派とはそういうものかもしれない。 だが、小沢派も造反の準備が整っていない。 小沢派の主要幹部は、衆院で与党が過半数を割るに必要な54人の造反が担保されたら離党して、新党を結成する覚悟を決めつつあるという。 しかし、どうやらまだ50人に届くか届かないかの担保しか集まっておらず、中間派にまで声をかけているような始末。 110人からのメンバーがいるはずだが(衆議院では70〜80人)、派内もまとめられないようでは心許ない。 もちろん小沢氏の真意は分からない。 民主党執行部としては、懐柔策として採決を26日に先送りし、「頭を冷やす」時間をおく方針のようだ。 いまは小沢派もヒートアップしているが、時間をかけて懐柔工作を行えば、さらに中立化させられるという読みであり、恐らくそうなのだろう。 また、輿石幹事長は、自らのクビと引き替えに造反者の処分を保留する腹づもりのようだが、その後に仙谷氏などが幹事長に就任したら反故にされてもっと酷いことになりかねない。 興味深いのは野田総理本人のこと。 官邸筋からの情報によれば、例の如く、総理には都合の悪い情報は予め割愛されて、都合の良い情報しか上げられていないという。 例えば、先日の合同部門会議のことも、 「二日間10時間をかけて懇切に説明、説得し、最終的には円満なうちに前原政調会長に一任されました」 といった具合に報告され、総理もそれを信じているらしい。 「報道見ればウソだと分かるだろう」と思われるだろうが、そこはそうではない。 かつて、自民党の安倍総理も麻生総理も、自分に都合の良い情報のみを受けて、「選挙をやれば必ず勝利する」と開票日まで信じていた。 07年の参院選も、09年の総選挙も、誰がどう見ても自民党が勝つような情勢では無かったが、総理だけは「マスコミが一方的な報道をしている」と信じていた。 また、10年に鳩山総理が辞任した際も、側近の官僚や議員あるいは新聞記者が、「ここは日米合意を軸に社民党を切って、右転回すれば、支持率が回復する」と言い含めて、真に受けた鳩山氏が実行に移したところ、収拾が付かなくなってしまった。 同様のことは、ミッドウェー作戦前の山本連合艦隊司令長官や、バルバロッサ作戦前のヒトラー総統にも見て取れる。 組織のトップには往々にして、情報が予め取捨選択されて、不利な情報が切り捨てられて上がってこない傾向がある。 つまり、程度の差はあれど、野田総理は、 「一体改革は党内の支持を受けており、我慢して実行すれば、国民からの支持も回復する」 と考えている(信じている)と見るべきだろう。 とにかく、野田総理とその周辺は、勘違い旺盛にしてやる気満々のようだ。 こうした情報のミスリーディングがいつ破綻に至るのかだが…… まぁ私的には、 「次の国会で真の一体改革(税と社会保障の同時解決)をやりましょう、ということにして今日で国会を閉じてしまえば万事OK(ベター)」 と思うのだが、自公が乗るわけないか…… ま、あんな三党合意(増税だけ先にやって社会保障は後日決めよう)なんて破棄していいと思うけどね。
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