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「増税の前にやるべきことがある」というスローガンの危うさ
http://www.asyura2.com/12/senkyo131/msg/675.html
投稿者 あっしら 日時 2012 年 6 月 20 日 17:39:54: Mo7ApAlflbQ6s
 


 政局的には頑張って欲しい民主党内の消費税増税反対派が掲げる「増税の前にやるべきことがある」というスローガンに違和感を覚えている。

スローガンの文句は舌足らずだが、時勢やこれまでの発言経緯を考えれば、増税=消費税増税だと受け止めて論を進める。
 さらに、「増税の前にやるべきこと」も具体的ではないが、行財政改革や国会改革を指していると受け止める。

 「増税の前にやるべきことがある」というスローガンは、社会保障の財源が足りないから消費税増税をするという宣伝が行き渡っている現状を考えると、国民を反対派の味方に付ける“政治的戦術”としては効果があると思う。
しかし、消費税増税に反対する人たちの反対理由に照らすと矛盾した言い分であり、将来を考えると危うさにもつながりかねないスローガンである。

 まず、矛盾した言い分というのは、消費税増税は需要を縮小させてデフレ不況を悪化させると考えていながら、どうであれ需要を縮小させる歳出削減を先にやるべきと主張しているからである。

 産業連関性や財政運営全体を度外視してざっくり言えば、10兆円の増税と10兆円の歳出削減は、どちらも10兆円の需要縮小を意味するから、経済活動(景気)に及ぼす影響は同じである。
消費者物価指数(CPI)の観点で言えば、歳出削減で公共投資が減るほうが、増税以上に物価を下押しすることになる。
(消費物資を生産しない公共投資に従事する人の所得が増えれば、CPIは上昇する可能性が高い。逆に、資本形成に従事する人たちの所得が減少すれば、CPIが低下する可能性が高い。公共投資に乗数効果はないとまで言われているが、なにがしかはある)

 2年間限定の国家公務員給与7.8%切り下げは決まったが、増税の前に、さらに、独立行政法人の整理統廃合や国会議員の定数削減などを行い、公共事業や物品政府調達においてもシビアな査定を行うことで徹底的な歳出削減をはかり、財政赤字を少しでも減らすという政策は、好悪は別として、消費税増税と同じように経済を縮小させてしまうのである。
 国民の多くが過酷な生活を強いられているなか、平均的公務員が平均的国民以上に恵まれた生活条件を得ているのはおかしいと思ったり、必要性があるとも思えないことや一緒にできることをばらばらと複数の機構で行っているのはムダという考えは正しいと思う。
今となっては嫌みとして使われている面もある「シロアリ退治」は必要である。

 しかし、公務員給与の切り下げや行政改革で削った財政支出分を他の費目で支出しないでたんに赤字縮小に利用すれば、経済を縮小させてしまう。
 デフレ基調で苦しい経済状況にある日本は、公務員給与の引き下げや行政改革で捻出したお金をより大きな有効需要につがなる使途に向けなければならない。
 公務員給与の引き下げや行政改革は、そのためにこそ行われるべきであって、赤字財政の縮小のために行われるべきものではない。

 民主党内消費税反対派のリーダーと言ってもいい小沢一郎氏は、消費税増税が、今や数年後ではないが、いつかはやらなければならない政治課題であることを認めている。
 「増税の前にやるべきことがある」というのが反対の大義なら、行政機構と国会の歳出削減を実施すれば、消費税を増税してもいいという話になりかねない。

「増税の前にやるべきこと」は、唯一、政府と経済界が一体となったデフレ基調からの脱却である。

 消費税はその本質的問題から廃止すべきであり、何か条件が整ったら増税してもいいという類のものではない。

 直接税である消費税を間接税と勘違いしている人も散見されるが、間接税を好ましいと考えているのなら、正真正銘の間接税である米国州税流の「小売売上税」を求めるべきである。それには輸出免税に伴う「消費税還付」制度はありえないから、消費者が負担したつもりになっている消費税総額に見合う「小売売上税」の税収があるだろう。

 

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コメント
 
01. 2012年6月20日 17:57:11 : HkDjpRHO9k
残念ながら日本人の財政や消費税に対する理解度が低い。
国債を借金だと信じている。借金は悪だと信じている。
高額な年金生活者は消費税を上げても年金減らすなと思っている。

正しく財政や消費財が理解されていれば、亀井旧国民新党や河村減税日本がもっと支持されていたはずだ。

だから、現時点でのスローガンとしては、増税の前にやるべきことがある、でいいと思う。

仕方ない。


02. 2012年6月20日 17:59:57 : 9uQ9scT676
今ある消費税5%を撤廃する事が一番の景気対策である。
行政法人の仕事を、本来やるべき省庁にすべて戻せば良い。
そもそも省庁でやるべき仕事を天下りのためわざわざ作ったのが行政法人である。

03. 日高見連邦共和国 2012年6月20日 18:07:52 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA
ごく単純明快化しての四文字『特別会計』ってスローガンで意図は通じると思うよ!

04. 2012年6月20日 18:22:03 : AHP301HUto

「増税の前にやるべきことがある」のスローガンは「構造改革」の一環として考えるなら現時点で何ら違和感を覚えない。そう思うのは私だけであろうか。

 少なくとも、あの塩爺が「母屋でおかゆをすすっているのに離れではすき焼きを食べている」と言う名言で言い当てたように、特別会計に手をつけ日本国民の血税を食い尽す寄生虫、「特別行政法人」、「特殊法人」、「公益法人」等の既得権益や「思いやり予算」等の対米軍費用などの抜本的見直しをして、財政全般に渡って大鉈を奮わなければ、現時点で「消費増税」を叫んでも徒労に帰する可能性大である。
 こういう考えの人間にとって、今回の新政研のスローガンは素朴でわかりやすいのではないだろうかと思う。


05. 2012年6月20日 18:22:05 : DGcVvWS0mU
歳出削減じゃないでしょ?
予算の中抜きを防ごうとしている
どうせ官僚とか日本の小金もちは貯蓄に回すので
あいつらから取り上げても経済は活性化しない

ワンフレーズ政治に乗っかることの非を諭す投稿なら分かるけど
これは今頃、言うことじゃない


06. 2012年6月20日 18:23:39 : DGcVvWS0mU
間違い
×あいつらから取り上げても経済は活性化しない
○あいつらから取り上げても経済の活性化を邪魔することにはならない

07. どらみ 2012年6月20日 18:26:29 : TaxpTeHRktbIQ : 384mLCJ0q2
歳出削減ではなく、歳出の効率化(経済波及効果が高い支出に集約する)を先にするというのは、考え方として健全であり、国民が望んでいることだと思います。

自民党の時代は、公共事業はまさにバラマキが目的であったのであり、利用率の少ない高速道路とか、経済効果が支出に見合っていませんでした。

それを変えていこうというのが、民主党のテーゼであったのであり、そういう意味では「増税の前にやることがある」というスローガンは、間違っていないと思います。

このスローガンに対して「小沢グループは増税反対ばっかりで、なにをやるのか明らかにしていない」という大新聞などの批判は、まさにジョークなのであって、野田政権こそ、増税だけは3党合意できめて、社会保障の充実のためといいながら、その政策は自公に妥協して先送りし、果ては「増税はギリシャ発の経済危機に対応するため」とか別の理由をいまになって持ち出してくるなど、まさに「なにをやるのか明らかにしていない」。

つまり敵は為にする議論を延々しかけてくる確信犯なのであって、そういう相手に対しては、くどくど理屈をこねずに、ワンフレーズのスローガンを繰り返すのが相応しい。

まあ、もうひとつスローガンを作るとしたら
「増税やったらほんとにギリシャになる」
かな。


08. 2012年6月20日 18:32:04 : M8Xi2TjgVk
増税の前にやるべきことがある::
何をやるのか、聞かれたらあの有名な野田名演説(シロアリ退治してから〜)を
とくと解説してやろう。

09. 2012年6月20日 18:43:59 : fsx0M8rpAo
シロアリ官僚がいて、特別会計がある。
いくら増税しても 穴が開いたバケツがあれば無理だろう。

10. 2012年6月20日 18:52:33 : JjSQKQLkmo
小沢さんは自民党の中枢にいたからこそ増税の前にやるべきことを知っている。だから政権交代可能な民主義者社会を根付かせるために必死であり、自ら先頭に立っている。ここまでくると個人の限界を超越している。誰にでもできる行動ではない。
 投稿者にお聞きしたい。100歩譲ったところで、野田の消費税の取り上げ方はどうひいき目にみても、民主義からはるか遠いところで事は運ばれている、と考えてみるにつけ、野田の主張が正しい、消費税値上げが正しい道だと、どの角度からとらえたら言えるのかお答えいただきたい。
 


11. 2012年6月20日 19:00:00 : 7fkOLuwCPE
読解力がないのか、あっしら氏の説明が下手なのか。
たぶん前者だろう。

12. 2012年6月20日 19:00:06 : MJRCc7Kizw
つまらん。w
庶民感情としては消費税は生活に響く。困る。
これでじゅうぶんだろ。

13. 2012年6月20日 19:00:57 : EiHh2fkBpI
どのような切り口で論じようがデフレを最悪に深めていく消費増税はしてはならず、それに対し歳出削減はしなければならん。

デフレ脱却をする為にも企業利益を削らせ経済を決定的に痛めつける消費税は廃止すべきであり(デフレ脱却したあとに付加価値税を導入すべき)、菅直人の愚か者が予算編成を財務省に全て委ね単純に歳出を膨らませおったからには、今のうちに財政赤字を抑止するためにも見直す必要があるのだ。特にインフレになれば政府調達費も膨らむことになり(それが理由で罪務官僚が経済成長に歯止めをかけようと圧力をかければ)経済にとっても財政にとっても好ましくはない。

かつて、バブル時の最高歳入額は1990年の60.1兆円、その当時の歳出額が69.3兆円。バブルの頃は財政状態はより均衡していた。それに対し、2011年では歳入が40.9兆円しかないのに歳出が92.4兆円と差が倍を超えている。どんなに経済成長しようとバブルの頃まで戻しても歳出がこれほどまでに膨らんでいれば削ることも考えねばあるまい。社会保障関係費も1990年は16%だったのに対し2011年では31%も及んでいる。ここを抑制すべきだ。

例えば年金制度は保険料でまかなうべきであるが、保険料が39兆円しかないのに受給額は51兆円にもなっている。12兆円も国庫で負担しているなら、3つの年金制度を一元化した上で最低保障年金を一律に支給すればよいのだ。単純に年金受給資格を得られる年齢を65歳とすればまもなく3000万人に達すると言われている為、それを基に計算していくと3000万人*最低保障年金1月10万円*12ヶ月=36兆円となり、現在の保険料で賄うことが可能だ。勿論、自営業、会社員、公務員、それぞれ支払っている支給額はそのままとするのもよし、一律にする場合は審議を尽くして選挙で訴えればいい。

また、特別会計と一般会計費を含めると207兆円ともいわれ、野田内閣となってから特別会計は190兆円に達した。ここに切り込み、一般会計の枠の中でメリハリのある予算組み換えが実現すれば尚のこと良い結果が生まれよう。当然、血税を貪っている独立行政法人等は全廃だ。国の役割を明確にすることで行財政は透明性を図れる。

デフレ脱却へ向けえて今こそ大きい政府が必要だと戦後経済学では唱えるが、ここまで膨らんでいれば削ることが必要であると説くだろう。また、今のような歪な行政利権構造は正して当たり前だ。やはり増税ではなく経済成長であり、経済成長を成す意味でもシロアリ組織をぶち壊した歳出削減も必要と言える。

当たり前のことだ。

因みに、消費増税がなぜデフレを深めるのかはデフレの構造と消費税の制度設計がまさしく同じだからだ。消費税は企業利益に関係なく事実上の売上に一律課税される。そして軽減税率もなく、脱税や二重課税を防止できるインボイス方式も採用されていない。その上、インボイス方式がないために消費税を実質納めていない輸出大企業には税務署を通して一括で本社に還付される。これら全て参考にしたはずの欧州の付加価値税率とは異なる点だ。

デフレとは物価が下落することで企業利益が減っていく異常な経済であり、消費増税はそれを後押しする税目となっている。このような税目は諸外国にはない。どの国も企業の付加価値(企業利益やそれにかかった人件費等)に課税される付加価値税を導入している。日本の大蔵官僚が参考にしたと言いつつ大改悪したのだ。だからこそ消費税を導入した翌年の10月に株価が暴落し事実上バブルが弾け、消費増税した翌年にデフレに陥った。これらは他の原因を挙げてくるバカも多いが、消費税という税目そのものがインフレ抑止であり、弱肉強食税であることは証明されている。だからこそデフレに陥って以来、企業経営が苦しく価格転嫁もできないから消費増税は耐えられないと中小零細も悲鳴を上げており、その原因がデフレ下であることと消費税の制度設計そのものの問題があることを示唆している。

考えてみなさい。諸外国は日本よりも税率が高くても長年問題なかったのに、なぜ日本だけが導入だけで騒ぎ、増税と共に景気がこれほどまでに悪化し、多くの企業の死活問題となっているかを。経済がインフレかデフレかは大きいが、それ以前の問題だったのだ。

はっきり言って、インフレを抑止する消費増税を行えばデフレ脱却ができず、財政健全化のクズ共を喜ばせるだけだ。

「デフレ脱却?ほら我々の言うとおり、できないではないか!日本は成熟した経済だからできんのだよ。好い加減、幻想はやめなさい」とな。


14. 2012年6月20日 19:01:21 : BYEItZJDc6
政府に逆らう負け犬は●●されて当然、というか●●されるべき
というのが世界の常識
くたばれゴミクズ負け犬集団
圧倒的大多数の国民が支持する野田閣下の栄光ある政権万歳
自民様公明様大連立万歳
地獄へ堕ちろ ゴミクズども

15. 2012年6月20日 19:06:51 : MJRCc7Kizw
>>14

>政府に逆らう負け犬は●●されて当然、というか●●されるべき
というのが世界の常識
>くたばれゴミクズ負け犬集団


そこまであからさまに書いておきながら●●なんて遠慮はいらないだろ。w
それともなにか?
おまえ、ほんとうに●●やりたいか、やってほしいのだろ。w
つまり、おまえほんとうの変質者だってことだ。
そうでないのなら●●なんてモザイクをかけたオマンコのような真似はしない。
ほんとうのほんとうにおまえは、おまえのいう「ゴミクズ負け犬」を●●したがっているんだ。
つまりおまえは、ほんものの変質者であり●●愛好者なんだよ。www

おい、変態。あまり出歩くなよ。
にしてもおまえがテレビの事件ニュースで報道されるのはすぐだ。


16. 2012年6月20日 19:08:38 : EiB4f7Czjn
投稿者が基本的に間違っていることは、フラットタックスに近い消費税で、福祉を賄おうとする社会保障と税の一体改革という名の消費税増税に対する基本的認識が欠けている。

社会保障や福祉は富の再配分として、累進性のある財源で賄うことが基本である。

税の基本は、諸経費費用調達と、富の再配分であるが、消費税は費用調達目的で集めるべきで、社会保障を理由にするべきではない。

やるべきことをして消費税を上げるのでなく、やるべきことをすれば当面消費税を上げる必要はない。何も矛盾しない。


17. 2012年6月20日 19:22:19 : maxkpWHZCo
名古屋の河村氏は政局を青函しているが
本当は援護射撃がほしいところなんだが・・
〜まににやることっていわれると何れ増税するってことが
ひっかかるのでしょうか?
こんな馬鹿政治家を選んだ国民は蜂起すればいいんだろうが
そうもいかないんだよね

18. 2012年6月20日 19:28:53 : s8gSpCJi5k
14>>
「ゴミくず」の内容をご説明頂けませんか。

 相当見識の高い方でらしゃるようにお見受けいたしますので、、、、。

 宜しくお願い致します。


19. 2012年6月20日 19:43:26 : mlCceDLGDA
>>14 BYEItZJDc6 ← 効いてる、効いてる。

20. 2012年6月20日 19:45:09 : MJRCc7Kizw
>16. 2012年6月20日 19:08:38 : EiB4f7Czjn
>投稿者が基本的に間違っていることは


なあに。こんなやつ経済なんか何もわかりゃしないんだよ。
頭がいいのは認めるが、即席の一夜漬けでドヤ顔したがっているのがみえみえ。w
何がいいたいのかさっぱりわからない。
「その前にやることがある」の意味をかって狭義に規定しているが、そんな論の立て方があるかよ。
こいつに小沢らの考えている「やること」がわかるのかといいたいね。


21. 2012年6月20日 19:47:02 : MJRCc7Kizw
19. 2012年6月20日 19:43:26 : mlCceDLGDA
>>14 BYEItZJDc6 ← 効いてる、効いてる。


ふふふ。やっぱり害基地か。w
おれはおまえのような害基地に目がないのでな。
これからもじゅうぶん「効かせてもらうぜ」。www


22. 2012年6月20日 19:49:40 : a7CDidpYxs
>>07
国内総生産(GDP)=個人消費+民間投資+政府支出+純輸出(輸出−輸入)
ですから、どのような形であれ政府支出Government expenditureを
削減すればGDPは減少します。

ですから、よく政府支出Gを公務員の人件費削減という形で
10兆削減し、浮いた10兆を給付金で国民に均等に配布すれば良い
という意見を耳にしますが実質的には
プラスマイナス・ゼロになるのでGDP全体にはほぼ影響は無いです。
これは只の再分配にすぎません。

だから均等ではなく、限界消費性向が高い層に配布すれば
経済効果はあるという意見があり、
民主党の子供手当はそういう設定で作られていたわけですよね。
※限界消費性向(=所得の増分中に占める消費の割合。
収入が10万円増えたとき、その7割を消費に回し残りを貯蓄に回した
場合、0.7で表す)

しかし、純粋に歳出の効率化ということを考える場合は
限界消費性向+乗数効果になるので、これを見ないと駄目ですよ。
※乗数効果=(政府の公共投資や減税などで、ある人の収入が増えた時、
そのうち消費性向の割合だけ消費に回す。その消費額は誰か他の人に
とっての収入となるわけで、その誰か他の人も、その人の消費性向の割合だけ、
また消費に回す。そしてその消費額が、また 誰か他の人にとっての収入となり、
これが理論上、無限に繰り返される。この循環により例えば公共投資を
10兆円分行ったとして、国内の支出GDPが15兆増加したときは、
1.5倍の効果をもたらしたと考え乗数1.5と表す)

公共投資と子供手当の比較で限界消費性向を考えた場合
公共投資は基本的に政府支出を使い切ることが
前提になっているので限界消費性向は1.0であり、
菅元首相が想定していた子供手当の限界消費性向0.7より高いです。
その上で資金の循環がどれぐらいの乗数効果を生むかという
点が歳出の効率化を問題にすべきなのです。

たしかに箱モノや無人飛行場に莫大な公共投資を
行うことは非常に馬鹿げているし、脱原発インフラ整備や災害にそなえての
耐震構造建築への切り替えなどもっと有用な公共投資に
切り替えるべきですが、乗数がゼロになるということは
理論的にあり得ません。菅元首相は、最後まで
「従来の公共投資では、1兆円の政府支出が1兆円の効果しか生まなかった」
とナンセンスな主張をし、歳出の効率化とは
どういうことなのか最後まで理解できませんでした。


23. どらみ 2012年6月20日 20:32:04 : TaxpTeHRktbIQ : 384mLCJ0q2
22さんの仰るとおりですね

GDPは富の絶対量ではなく、お金を使ったノベ金額ですから、同じお札が、人から人に移動する度に、GDPのカウントは上がっていくことになります。

ですから、たとえそれがパチンコであっても、政府が国民の誰かに配ったお金が使われることで、GDPは増加するというカラクリなのです。

逆にみんながお金を溜め込んで、使わないと、GDPが上がらずに、よって国の税収も増えずに、財政赤字だけが増えてしまいます。

消費税の問題点は、人から人にお札が移動するのに対し税金をかける制度、いわゆる消費を罰する仕組みですから、GDPという観点からすると、必ずマイナスの効果につながります。それは結局、所得税や法人税の税収低下という副作用を招きます。


24. S.T 2012年6月20日 20:34:29 : TNEHs1z1b5edM : PktSTKfsKE
>「増税の前にやるべきことがある」というスローガンの危うさ
確かに私も思っています。
小沢氏を支持する人が「真っ先に行って欲しい改革」を希望する内容は違いますから、もしも自分の希望する真っ先に改革して欲しい政治を後回しにされたら、この嘘つきが!って事になってしまいます。
増税の前に「何を優先した政治・政策を行うのか」はっきりと順位を決め公表すれば、小沢氏は何を行いたいのかハッキリと解るので支持・不支持の判断が行いやすいです。

ただ、今からどんな改革を行おうとしているのか「手の内」を明かしても、増税された後に小沢氏の改革案をパクられて民主・自民が行うと言えば元も子もないです。
選挙に勝つには、いかに国民側が支持出来る政策を掲げるかがポイントです。
ただし今は解散総選挙に進むのかは解りませんから、スローガンを掲げ、選挙が決まったらスローガンから優先順位を決めた政策を打ち出せば良いかと思います。

突拍子もない考えなのですが…
増税法案が可決される可能性が非常に高く、しかも解散総選挙を行う可能性が全く無ければ裏技として、増税可決を認める代わりに小沢氏を総理にする取り引きを行う。
総理になった後で、増税分は国民年金手当や医療費などの国民の生活に回すべく官僚が好き勝手に配分出来ないように決めてしまえば、増税もまだ納得出来る。
野田内閣と自民党などは使う配分など決めずに、ただマネーマネー増税!って言うだけのキチっとした配分は白紙。
これじゃ増税は絶対に認められなず、官僚たちの好き勝手な予算配分が出来る事にもなる。
例え増税案が通過しても、小沢氏が総理として政策実行してもらったほうがまだ期待できます。


25. 2012年6月20日 20:47:50 : swlnfR07HU
生きたカネの使い方をしてくれ。
必要でない分野から必要とされる分野への財源の振り替え。
それをやらずしてマニフェストが実現できないのは当たり前。

人気お笑い芸人の生活保護不正受給問題より悪質な財務省傀儡野田谷垣談合政権の増税論


26. 2012年6月20日 20:50:27 : EMCBnSGv4k
03. 日高見連邦共和国様
いつも痛快いいですね!

27. 2012年6月20日 20:51:11 : a7CDidpYxs
>>23
もちろん小沢元代表は、そのようなことは理解されていると
思いますし、効果的な政府支出を行う為には
統治機構の改革がまず先決だというお考えなのだと思います。
そのこと自体には異論はありません。

ただデフレ下では再分配構造の改革は、
金融+財政政策と両輪でやらないと上手くいかない筈ですし
ややもすると民主党は再分配だけを重視しがちなので
あえて苦言を述べさせていただきました。
※消費税増税など論外です。


28. あんちっく。 2012年6月20日 21:11:39 : hrcFwVFb245Vo : EkRMugNzZk
>22

単なる私見に過ぎませんが、特別会計の特性から目を背けていらっしゃるように思います。

財政を固定的に運用する特別会計は、その対象がタイムリーでなければ、財貨の死蔵に結びつきます。

限定的な財貨を有効に運用する方法は、使途を絞り込み勘所に厚く投入するにしくはありません。

先人の判断を固定的に(頑迷に)遵守し、その時代における要請を無視するところに財政固定の弊害はあります。

過去の一定の時期においては有用であったが、現在その有用性が失われている分野への財政出動準備金は残っていないか。
歴史的な経緯の中で、蓄積されている予算はないか。

現在の不足している(と言われている)国家の財貨を一方で死蔵していないか、固定的な使途限定はしていないか等、判定するためには、いったん特別会計を全廃することが有用でありかつ絶対的に必要であると考えています。

これだけ凝り固まり、断片化した国家予算は、最低でも再起動。
ついで、ディスクスキャンとデフラグを実施し、なお残るバグに対しては、初期化からのクリーンインストールも必要でしょう。

これらの対処を日本国の国家財政に執り行い、ハードの最適化が成功すれば、国家財政はサクサク動く様になっています。

増税という名のメモリーアップを考える前に、最適化こそを考えるべきです。


29. 2012年6月20日 21:51:35 : dlBRSPYgnU
景気の悪いデフレ経済下で、増税すると、ますます景気を悪化させるというのが経済学の常識らしい。で経済活性化の政策が優先でその後どうしても必要なら増税もやむなし。優先順序が違う、大胆な経済活性化策(財政出動を含む)が大事、財務省の発想ではだめ、・・亀井静香議員が何度も言われたことにつきると思う。

30. 2012年6月20日 21:54:18 : qOdosltl0I
”やるべきことがある”ってのは何も歳出削減だけを指しているわけじゃない、と思うがどうだろう。むしろ順番としてデフレ脱却、景気回復というのが当然その前段階の目標として暗黙の共通認識だと考えるべきじゃなかろうか。まぁ、スローガンだけじゃその本意はわからないけどね。

31. 2012年6月20日 23:27:10 : VXP60kBWUM
これからの社会保障のために、どうしても、消費税率を、命を賭けて上げると言われても、・・・・直感的に、いや、その前にやることが有るのじゃないか?と繋がるのが自然体。

これが、財務シロアリが目論む、財政再建、経済復興と言われたら、一層、その前となる。

経済素人が見ても、金、財は、有る所には有ると、数字が並ぶ。

特別会計260兆円、企業内部保留460兆円、国民金融資産1500兆円、政府保有海外資産600兆円など等。

特に、多大な企業内部保留などは、小泉構造改革の産物、製造業を主とした非正規労働者の低賃金の産物である。

本来、生活に必須となり、経済を活性化させることができる財が、金持ちの遊休財と化して、経済を停滞させ、歳入を減少させて国家財政を縮減させている。

だから、以前政府税調を長をしていた、石何とかという学者が言った、税金は、「広く、薄く、取りやすいとこらか取る」というキャッチコピーを、バカの一つ覚えで、やろうとしている、自民、公明と、財務シロアリ軍団の思いどうりにはさせずに、

その前に、やることが、そして、やれることが沢山有るを、キャッチコピーに!


32. 2012年6月20日 23:32:42 : h6i76ObD8Q
集めた税金をどの層をターゲットにして、どのように流すか、に尽きる。

ターゲットと想定した層に流れていましたか?

小生には、民主党が政権をとる以前の数十年間の政治、ならびに、菅政権以降の民主党政権の税金の再配分は社会的な安定に寄与してないと判断している。

小生にとっての、社会的な安定の指標は、すこぶる単純、唯一つ、

出生率のみです。

東北大震災のあと、一年たったが、定番の映像が流れない、どのような映像か、皆さん、もう。おわかりでしょう。そう、

地震、津波を乗り越え、生き残り、新しい命を抱いている母とそれを見守る、生き残った近所の人々という映像が、

画面のうしろには、なくなった親族の写真がうつっているかもしれない。


どの層に税金を分配するのか?

そのような意味をこめたスローガンである。


33. 日高見連邦共和国 2012年6月21日 00:01:34 : ZtjAE5Qu8buIw : np1eC180Aw
NHK9時のニュースで、例の大越くんが、我らが岩手1区選出のファイタ―
『階猛(しなたけし)』にインタビューしてた。

はっきりと『増税法案反対票』を明言したうえで、
『心が揺れ動く事はないですか?』という嫌らしい質問にも、
『今まで自分が構造改革に努力して来た事と相反するという意味で悩んだ』
『出来るならば、野田首相を支持したいという気持ちは強い』
と前置きしたうえで『今は一切揺らいでいない』と明言していた!

また『決められない政治という批判は覚悟の上で、構造改革実行法案が
提出されただけで審議まで至らなかった』ことを説明した上で、
『増税しようが、増税しまいが、無駄をなくす仕組み作りが最優先だ』
と静かに闘志あふれる“言葉”で語っていた。

見事!!階議員!!

それに蛇足ながら、大阪で行われたボクシングの統一王者決定戦、
岩手県出身の八重樫選手、惜しくも敗れたが、ボクシング史上に残る素晴らしい“ファイト”だった!
井岡選手も、大阪の観客も、みんな素晴らしかった。
俺、10ラウンド過ぎたあたりから、涙が出てきそうになって溜まらなかった。
ボコボコに顔を晴らしながら、時に笑みを見せながら最後まで闘志を失わなかったその姿に、
奇しくも“同郷”の、大物政治家の背中を重ね合わせてみたりして・・・

そうだ、最後まで諦めずに頑張ろうゼ!!


34. 2012年6月21日 02:36:53 : 7RU088Xctk
たしかに、普通、普通というか、 ・・・まぁ普通wに考えれば、

「増税の前にやるべきことがある」というスローガンは、
「やるべきことはやったので増税する」と、
後になって言う場合の“備え”のようにも取れるよね。

「(○○をやれば)増税なんて必要ない!」とは言えないのかな。1qmOy4Hy0U


35. 2012年6月21日 05:13:40 : oDaMPIlzG2
「増税の前にやるべきことがある」というスローガンは、
「やるべきことはやったので増税する」と、
後になって言う場合の“備え”のようにも取れるよね。


小沢のこれまでの政治スタンスをかんがみてものをいえよ。w
「国民の生活が第一」という小沢のスタンスはじつはこれまでの日本政治の全否定といってもいい。
それは財界とマスゴミの繋がりをつぶさにみてきた小沢がたどり着いた境地だ。
この境地は、財界とマスゴミ、官僚によってあやつられている政治というものが財界とマスゴミ、官僚による富裕層や収奪層本位の政治であったことを示している。
消費税増税のまえにやることがあるというのは何も増税だけに対していっているのではない。
あたりまえだろ。
あらゆる法律や政策のまえにやることが多すぎるのだよ。
「あっしら」とかいう反動よ、おまえの出てくる幕じゃねえよ。


36. 2012年6月21日 10:50:34 : 6Sz73kXIBM
「増税の前にやるべきことがある」というプロパガンダは一種の詭弁ともいえる刷り込みに過ぎない。

そもそも消費税増税自体がはっきりとした論理的・合理的理由を持たない。

日本の消費税自体もおかしい。 消費者から収奪し、販売者から収奪し、二重・三重〜何重にも収奪するねずみ算的税金だ。

消費税増税でいい目を見るのは 官僚、財界、マスゴミ、政界、一方で大衆・中小企業にとっては大打撃になり、日本の経済力がますます弱体化するだけ。

消費税増税などしなくても、官僚、財界その他の不正で不要な利権や特別会計等 不明瞭な支出を全部潰せば相当な金額が浮くのは自明。


ひとつ疑問ですが、投稿者の方「あっしら」さんと名乗られていますが、ご本人なのですか???


37. 2012年6月21日 14:39:47 : En8zx2gHdv
消費税増税で輸出大企業は大儲け。輸出品は消費税が掛からないので積み上がった消費税分が還付される。
下請け、納入先は買い叩かれて消費税分は上乗せ出来ず、値引き処理されてしまう。
http://hb8.seikyou.ne.jp/home/o-shoudanren/hayasi.pdf.pdf

38. 2012年6月21日 19:25:47 : sSCOqQmPq6
【増税の前にやることがある】のスローガンは野田総理にかなり気を使ったものだですね。

離党すれば、関係なし!

ぼかすことなく、ストレートに
「増税の前にシロアリ退治」
これでいいと思いますね。

他とダブりますが、「シロアリって何のこと?」という有権者は多いと思います。
野田さんは選挙前、下記のようにとてもいいこと言ってます。このまんまチラシにして配ればいいのです。
『マニフェスト、イギリスで始まりました。ルールがあるんです。
書いてあることは命懸けで実行する。書いてないことはやらないんです。
それがルールです。

書いてないことを平気でやる。これっておかしいと思いませんか。
書いてあったことは四年間何にもやらないで、書いてないことは平気でやる。
それはマニフェストを語る資格がないと、いうふうにぜひみなさん思っていただきたいと思います。

その一丁目一番地、税金の無駄遣いは許さないということです。
天下りを許さない、渡りは許さない。それを、徹底していきたいと思います。

消費税1%分は、二兆五千億円です。
十二兆六千億円ということは、消費税5%ということです。
消費税5%分のみなさんの税金に、天下り法人がぶら下がってる。
シロアリがたかってるんです。
それなのに、シロアリ退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか?
消費税の税収が二十兆円になるなら、またシロアリがたかるかもしれません。
鳩山さんが四年間消費税を引き上げないといったのは、そこなんです。
シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。
そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。
徹底して税金の無駄遣いをなくしていく。
それが民主党の考え方です。』

最後の「それが民主党の考え方です」を「これが野田民主党が放棄した皆様とのお約束です」に変えればOK!!

【とことん、構造改革】のスローガンも追加したらいいと思います。


39. 2012年6月21日 19:45:09 : sSCOqQmPq6
38、追加
03. 日高見連邦共和国 2012年6月20日 18:07:52 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA さん
>ごく単純明快化しての四文字『特別会計』ってスローガンで意図は通じると思うよ!

「特別会計」いいですね!!

とにかく、マスコミが触れたがらないことをスローガンにして、触れざるおえない状況を作ればいいと思います。


40. 2012年6月22日 15:55:06 : E0zQmSVgkg
不況、復興増税、電気料金の値上げ、節電対策費用、法律改正によりパート労働者の厚生年金加入も検討中。
世界一高い法人税、人件費が高いと外国に逃げる企業集団。

外国で作った商品は国内で売りますから、更に仕事が減ります。
ここへ消費税が上乗せされます、これがどれだけ怖いか認識するべきです。
海外はもっと高い?
だからなに? 現状を見てもまだ増税を容認できますか?

一方で、大型公共事業の復活、行政改革も穴だらけ、二重行政、いらない特別行政法人、天下り、あれだけ騒がれた原発の規制庁さえ骨抜きだらけ、等々、政治家連中(主に公明党と大政党など)の無能さは上げ出せば切りがありません。
昨今騒がれる売国行為もあって、もはや国賊級です。

年金問題は、人口比率が逆転したので数の多い団塊に泣いて貰うしかないと思う。
恨むなら、このクソ制度を作った馬鹿共を恨め!
でないと、将来の日本人は、破綻した経済の元、返済不可能な莫大な借金背負わされ、高い税金を払いながら老後を無保証で生きるはめになる。


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