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橋下徹大阪市長のこの変貌ぶりはなんだ
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2012年06月20日 天木直人のブログ
大飯原発再稼動の過程で見せた橋下徹大阪市長の変節を見て、私は
橋下大阪市長は潰されたと、書いた。
それはその通りだ。
しかし潰されるかどうかは橋下氏の覚悟次第である。
もし彼が主張してきたことが信念に基づいたもので、彼がその信念を
貫く覚悟があれば、少なくともそう簡単には潰されなかったはずだ。
潰されたのではなく彼の意志で変節したのではないか。
その背景になんらかの事情や計算があったのだろう。
しかしその変節こそ結果的に橋下氏が潰れることになる。
ただの凡庸な政治家になることになる。
原発再稼動の容認についで今度は地方公務員改革の妥協である。
橋下大阪市長は、大阪市の職員が政治活動を公然とすることに反発して、
国家公務員なみに刑事罰を課そうと独自の条例制定を検討していた。
ところが野田政権が19日の閣議で、地方公務員の政治活動を規制する
条例に罰則を設けることは地方公務員法に違反し、「許容されない」と
いう答弁書を決め、総務省も同日、同様の見解を大阪市に伝えた。
いままでの橋下氏であれば、こんなものはクソ食らえだ、と一蹴しても
おかしくはない。
そんな解釈をする民主党政権は打倒しなくてはいけない、と言うはずだ。
ところが彼は記者団にこう語ったと言う。
「閣議決定を踏み越えた条例化はできない。基本的に従う」と。
この従順さはなんだ。
6月20日の産経新聞はこう解説している。
罰則規定を「違法」とした政府答弁書は、自治労や日教組を選挙マシン
としてフル活用してきた民主党政権ならではの「お手盛り答弁書」だと。
地方公務員の「脱法行為」にお墨付きを与えることになりかねない、と。
そうだとしたら驚きだ。
組合との戦いは橋下氏の真骨頂ではなかったのか。
橋下氏が条例制定を進めようとしたきっかけは、昨秋の市長選で労組
幹部による「反橋下」の政治活動が目に余ったからではなかったのか。
彼の真骨頂である過激な反権力の言動がそぎ落とされ、 既成権力側に
取り込まれたということではないか。
それは野田政権の戦略どおりではないか。
小沢一郎が新党を立ち上げて成功する唯一の可能性は野田政権の政策
との対立軸を示すことだ。 反権力を鮮明にさせることだ。
それに反権力の橋下大阪市長が国民は喝采し野田政権は危うい。
それを封じ込めるための策略に橋下氏が何らかの理由で乗らざるを
えなかったのではないか・・・
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