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小沢ネガキャンが仇「判官贔屓」の心情に火がつく お天道様と義経が加勢!
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2012年06月19日 世相を斬る あいば達也
最近、筆者はしばしば“善からぬ夢”を見てしまう。例えば、“越後つついし親知らず”にほど近い原子力発電所が過酷事故に見舞われ、琵琶湖の水が悉く放射能に汚染される。沖縄全島に配備予定のオスプレイと云う、上に前にと、変幻自在にプロペラの向きを変えられる、タケコプターの如き飛行船が岩国基地で、騒音撒き散らしながら、錦帯橋に墜落する悪夢だ。オバマ米大統領が落選し、米国経済が崩壊。消費増税が8%になった途端、日本経済はのっぴきならない大不況に見舞われ、町中に浮浪者の群れが発生している悪夢だ。このような夢を見ること自体、筆者の心に悪魔が棲んでいるのだろうと思うのだが、何処か“真さ夢”のような臨場感があり、鳥肌が立つ。
天からの罰と云うもの、罰を与えるべき人物にだけ落っこちれば良いのだが、現実はそう云うものではなく、周辺の人々を広い範囲で巻き込む。下手をすると、国民の9割が甚大な被害を受けたり、大切に使えば減らなかった国富をスッカラカンに失うこともある。50年間、京都や大阪はミネラルウォーターで炊事選択風呂に至るまで賄わなければならなくなる。まぁ、野田佳彦が推し進めている政策であり、霞が関官僚がバックアップしているのだから、万に一つ間違いはないのだろう(笑)。万が一、事故が起きた時は責任取るのか?と聞かれても、野田佳彦はまともに返事をしていなかった。万が一の国民の生命より、今日明日の電気が欲しい?これって、只の欠食児童だよ(古すぎる表現)。
それはさておき、民主党の党内調整が行き詰ったフリを見せている。難産であった風を装う一種のセレモニーの可能性が高いが、幾分本当に執行部は纏めるのに苦労しているのかもしれない。昨夜中(18日)の合意・一任などは端から考えてもいないだろう。今日中(19日)に合意・一任だと、相当強引な党運営になるだけに、輿石も頭の痛いところだろう。いずれにせよ、3党合意後の事後承諾。水と油を何度シャッフルしようとも、数分で分離するのは判り切っている。自公が21日採決がなければ、“内閣不信任案提出”だと叫んでいるが、党内議論が成り立たないうちに、向う見ずな気弱な駄犬の叫びだろう。消費増税反対だからと云って、直ちに小沢グループ等々が野田内閣不信任に賛成票を投じるという保証がないのだから、遠吠えだ。
まさか、あれ程小沢一郎を貶める発言を繰り返し、「小沢さん、賛成票を!」は無理無理(笑)。自公の野党も、これと云って妙案があるわけではなく、揺さぶれるだけ揺さぶろうという魂胆だろうが、野田が自発的に解散するのは、消費増税法案が否決された時のみ、ヤブレカブレ解散があるかもしれない程度の確率だ。解散総選挙を本当に求めているのなら、今、消費増税は拙速と云う方が、余程政治的な発言だ。しかし、谷垣が消費増税論者であったとしても、解散総選挙よりも、財務省の命令に従った、それだけの決心。もう見え見えである。
民主党の党政策調査会の合同会議は意図的に、会場をホテルにする事で、時間的制約を初めから設定していた。先ずは“とば口”と云うところだ。19日中に何が何でも一任を取り付けるとマスメディアは報道しているが、ことはそう簡単ではない。おそらく早ければ年内にもあるであろう総選挙に向け、只の人になるかならないかの瀬戸際の議員達にとって、「増税賛成議員」の烙印は、無茶苦茶強烈なダメージだ。特に大きな絶大な組織票でもない限り、全議員が「増税賛成議員」の烙印を怖れている。中間派ほど、その辺には敏感だ。小沢グループに所属する議員連中は、最終的に“増税の前にやるべきことがある新党”が目の前にチラついているので、どうせ落選するなら、死に際は美しい方が再選の道も残される。
筆者は、19日に前原が一任を取り付ける暴挙には出難いとみている。勿論出るかもしれないが、その時は輿石も20日の両院議員懇談会を両院議員総会に切り替えざるを得なくなるだろう。樽床幹事長代行はその辺も考慮に入れたのか、「党内で船団を組む作業が大事で、意見を丁寧に集約する」と述べ、絶対に21日に採決するとは明言しなかった。つまり、充分に流動的な採決日なのである。自民党の梯子外しをするのなら、これこそ高等戦術だ。完璧に、谷垣自民党は暗礁に乗り上げる。3党合意までしたのに、民主党内の合意得られず合意は御破算。こんなことになったら、もう自民党は四分五裂だ。アノ谷垣の青筋がプツンと切れて、血が噴き出すやもしれない。
どう考えても、民主党が政権を取った時点の政権公約を根本的に裏切り、社会保障のすべてが先送りなのだから、どう云う民主党なのかさえ、議員自体が旗幟を持てなくなっている。「自民党と同じですから、是非清き一票を」じゃ街頭演説にもならない。将来に先送りできないので…なんて、誰も聞く耳を持たないわけで、一部の議員を除けば、皆コケル状況だ。そこにネット上に「消費増税賛成議員」のお墨付きが附され「落選指名候補一覧」なんてのが、愉快犯の手も加わり、蔓延すれば、アウトだ。今議員の多くは、マスメディアの論調に乗るべきか、選挙運動中の己の立場を想像するか、その選択に迫られている。トンデモナイ男を代表に選んだ咎めである(笑)。
マスメディアは新聞・週刊誌・テレビ等々総動員で、小沢バッシングに全力を挙げているのだが、何処か今ひとつ盛り上がりに欠ける。週刊文春の小沢夫人が夫を、誹謗中傷した記事が、真偽のほどは別にして、日本人の心に、どのような影響を与えたのか、ネガキャンの効果だけが生まれたのか、“判官贔屓”の心情に火をつけたのか、定かではない。“増税の前にやるべきことがある”と孤独に言い切っている小沢一郎と云う“カリスマ”が生まれないとも限らない。
「判官贔屓」の判官とは源義経のこと。 ≪ 義経は源義朝の九男として生まれ、幼名牛若丸と呼ばれた。平治の乱で父が敗死したことにより鞍馬寺に預けられるが、後に奥州平泉へ下り、奥州藤原氏の当主藤原秀衡の庇護を受ける。兄頼朝が平氏打倒の兵を挙げるとそれに馳せ参じ、一ノ谷、屋島、壇ノ浦の合戦を経て平氏を滅ぼし、その最大の功労者となった。その後、頼朝の許可を得ることなく官位を受けたことや、平氏との戦いにおける独断専行によってその怒りを買い、それに対し自立の動きを見せたため、頼朝と対立し朝敵とされた。全国に捕縛の命が伝わると難を逃れ再び藤原秀衡を頼ったが秀衡の死後、頼朝の追及を受けた当主藤原泰衡に攻められ衣川館で自刃し果てた。 ≫(ウィキペディア参照)
「衣川館」と云うのも面白い、小沢一郎の古里・奥州市にある。 ≪衣川館は平泉の北上川と衣川の 合流地点より約1キロほど南の丘陵にあり、元々藤原基成の館であったとされる。『吾妻鏡』によれば、義経主従は文治5 年閏4月30日に再三にわたる源頼朝の要求に屈した藤原泰衡に襲撃され、妻・子と共に自害した。館の跡には天和3年に仙台藩藩主伊達綱村により義経堂と義経の木像が建立された。以降高館義経堂、判官館などと呼ばれるようになる。元禄2年5月13日には松尾芭蕉が来訪、「夏草や 兵共が 夢の跡」で知られる句を詠んでいる。 ≫(ウィキペディア参照)上述の平泉近辺で「判官贔屓」と云うのも、なにやら因縁めいている。お天道さまに義経が加勢とは心強い(笑)。
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