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家で仕事をしていると玄関にノックの音がした。
出てみると東京電力小田原支社の契約社員Mが立っている。
「料金が未納です。支払いをお願いします」と言う。
うっかりしていて電気料金を払うのを忘れていたことを思い出した。手元には数千円しかなくて、請求額には足りなかった。しかも仕事の手は離せない。
「お昼に東電に直接払いに行きます。1時まで待ってください」と言うと、
「待つことはできません。電気を止めさせていただきます。支払いが確認されたら再びつなぎます」という返事。
「必ず払うから少し待ってくれませんか?」と言っても頑として受け付けない。すぐに電気を切ると言い続ける。
「支払いを確認してから、つなぐまでにどのくらい時間が掛かりますか?」と問うと「2時間以内につなぎます」と言う。
断っておくが、こういうケースでは小田原ガスと小田原市の水道局は決して管を止めない。止めないで、よろしくお願いします、と言って帰る。もちろん私は約束通りに支払いに行く。なんの問題もない。管を止める必要も、つなぐ必要もない。
東電のケースでは電気を切る、電気をつなぐ、という二度の工事が必要となる。つまり無駄な手間賃を支払っていることになる。もちろん総括原価方式をとる東電にはそんな手間賃は痛くも痒くもないのだろう。それどころか余分な手間賃を支払うとその分利益が大きくなることになる。
切るのに500円、つなぐのに500円で合計1000円かかるとすれば、3%の30円は東電の利益になる。ばかばかしい話だ。
野田総理大臣は原発再稼働が必要だという屁理屈で、計画停電は命にかかわる問題が生じるかもしれません、と言った。しかし、現場では問答無用で電気を切っているのだ。
パソコンで仕事をしている私は電気を切られて仕事ができなくなり、銀行で金を下ろして東電小田原支社に支払いに行き、1時間半後に通電した。午前中は仕事にならなかった。
もし仮に、私の家に人工呼吸器を使ってる人がいて、電気を止めることによって命を失ったらどうするのだろう。その保証金も総括原価方式で東電は利益を生むのだから、喜んで保証してくれるのだろうか。
野田総理は原発を再稼働しないと命を失う人がいるかもしれない、国民を守るのが私の使命だといったが、現実に今、問答無用で電気を切る行為については、命の問題があったとしても自己責任で見捨てようというのだろうか。少なくとも総理が大好きな東電はそういう立場をとっている。大上段に構えて、国民の命を守るなどという偉そうなことを言う資格はない。
PS.せこい話で申し訳ありません。
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