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“民自公大連立”でも増税法案否決の可能性 憲政史上最大の喜劇を目撃?
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/c5abb377f18aa313def98b4f94889e52
2012年06月17日 世相を斬る あいば達也
今日は、コラムを休もうと思ったのだが、幾つか興味深い記事があったので、簡単に筆者なりの解説をしてみた。先ずは、岡田副総理とか云う男が「党議拘束!党議拘束!」と叫んでいる。法案採決に絶対の自信があれば、そうそう哀れな発言をする筈がない。思いの他、党内が揺れている可能性もある。そういえば、前原も以前から「党議拘束!党議拘束!」とキャンキャン叫んでいた。野田も「そのようになる」と勿体ぶって発言していた。
どうも、この連中ビビっているようだ。考えてごらん、衆議院の過半数はたったの241票。民主自民公明大連合430票じゃなかった?190票も造反するなんて考えられないでしょうに。マスメディアの日々の報道を見ている限り、小沢グループは100人、衆参合わせてだから、もっと少ない筈だよね。産経なんて、小沢に最後までついて行くのは精々30人と言っているでしょう(笑)。楽勝な筈なのに、なんだか変ですね。
鳩山グループも、顔ぶれは20人だが、本当に鳩山と行動を共にするのは10人弱だって言っているでしょう?中間派が仮に100人居るとして、7割が反対しても70人、その内衆議院が50人と仮定しても、造反合計130人前後じゃないですか、何を怖れておいでなのかな?もしかすると、中間派が200人(衆議院150人)、小沢鳩山グループが150人(衆議院110人)。ありゃりゃ!中間派の7割が今国会採決には不同意となると、105人が造反。小沢鳩山グループが全員不同意となると、110人。あれま〜、215人になっちゃうじゃありませんか!
どうすんのよ!岡田君、野田君、前原君、仙谷君よ〜〜。200人も造反するって、こんな話が永田町に流れたら、中間派は雪崩を打って不同意に。250人の造反になるかも(笑)。民主党の現在の勢力は289人、なんとなんと、その内250人が造反?いやいや、そう云う言い方よりも、増税法案に賛成票を投じるのは、たったの39人!!これは凄い事態である!筆者などは、遊びで数字遊びしているだけだが、野田官邸は必死に票読みしているのだろう。そこには疑心暗鬼も付き纏い、杞憂の連鎖が始まっているのかもしれない。
まさかとは思うが、上述のような心配をし始めたら切りがない。しかし、本当に起きるかもしれない雪崩現象だけに、この土日を挟んだ帰京後の民主党衆議院議員の顔色が注目だ。この他にも、実は心配事がある。参議院の票読みも難航しているようだ。今度は民主党ばかりではなく、自民党の票も割れそうなのである(笑)。ネジレがネジレて元に戻るのなら良いのだが、もう一つ同方向に捻じれるという事態だ。
≪ 一体改革法案、岡田氏「当然、党議拘束かかる」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120616-OYT1T00866.htm
岡田副総理は16日、民主、自民、公明3党が修正合意した消費税率引き上げを柱とする社会保障・税一体改革関連法案について、「当然、党議拘束がかかる」と述べ、民主党内の反対派や態度未定の中間派をけん制した。
衆院本会議での採決日程については、「当初から(国会会期末の)21日まで(に採決する)と申し上げてきた。それが変わったということはない」と強調した。長崎県佐世保市で記者団の質問に答えた。
この後、岡田氏は、佐賀県武雄市で「(説得の)努力は最後の最後までしっかりしなければいけない。副総理としてではなく、仲間としてできるだけ説明を丁寧にしたい」と述べ、自らも民主党内の説得にあたる考えを示した。≫(読売新聞)
ところが、岡田の心配に塩をなすりつけるような“因幡の白ウサギ”発言が、自民公明の幹部から発せられている。以下が時事通信の記事だ。
≪ 民主公約は「撤回された」=自公幹部の発言相次ぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120616-00000084-jij-pol
自民、公明両党の幹部は16日、社会保障と税の一体改革関連法案の修正で民主党と3党合意を交わしたことに関し「民主党マニフェスト(政権公約)を事実上撤回したものだ」との見解を相次いで表明した。同党執行部は公約の撤回はしていないとの立場だが、週明けの党内の了承手続きに影響を与えそうだ。
3党は15日夜、民主党が公約で掲げた最低保障年金創設や後期高齢者医療制度廃止の扱いについて、撤回方針を明記せず、「社会保障制度改革国民会議」の議論に棚上げすることで合意した。
これに関し、自民党の谷垣禎一総裁は16日、都内で街頭演説し「(修正合意 で)マニフェストのまやかしをちゃらにした」と指摘。「(消費増税は)マニフェスト違反だ。やることをやったら野田佳彦首相は直ちに国民に信を問わないといけない」 と早期の衆院解散を求めた。同党の石原伸晃幹事長も都内で記者団に「実質的に最低保障年 金も後期高齢者医療制度廃止も、自公がそっぽを向いたら話もできないということが決まった」と述べ、民主党は今後、自公両党の公約撤回要求に従わざるを得 ないとの考えを強調した。
公明党の斉藤鉄夫幹事長代行も同日のTBSテレビの番組で「民主党の公約は実質的に撤回された」と自民党と足並みをそろえた。≫(時事通信)
これでは、婚約成立の相手が「アノ女は遊ぶに良いだけ遊んだ挙句、処女のような顔で、我が家の馬鹿息子と結婚する気になった」と云った按配の話を、近所隣りに言い触らしているようなものである(笑)。自民党の谷垣も石原も、公明党の斉藤も、民主党中間派の造反を助長するような発言を平気でしている。自民党と云う政党、半世紀も政権政党だった筈なのだが、政治的劣化の象徴のような話である。
己らの、獲物の大きさを現実よりも大きく見せたいが為の発言だろうが、極めて愚かである。このような野田民主党と谷垣自民党、それに金魚のフン公明党。これでは、冒頭の見出し「“民自公大連立”で増税法案否決! 憲政史上最大の喜劇を目撃?」が杞憂とは言い切れない感じにもなってくる。おそらく、一番効いているのは、これだけ議員の情報がネット上に溢れている時代になると、“知らぬ顔の半兵衛”を決めこむ事が不可能になっている現実が大きいのだろう。また、ネット上で行われる「落選運動」は“増税推進議員”に集中するだろか、猛烈なボディブローになると云う事になる。
昨日の記事の拾い読みで、気づいた事を書いてみたが、考えてみれば“増税単独法案”の合意に音頭を取った野田民主党衆議院議員289人から、賛成票がたったの39票だったりした時の野田らの顔を見たい衝動にかられる(笑)。勿論、勝栄二郎財務次官の顔も見たい。米倉爺の顔も見たい。これは筆者の個人的感情だが、そのように思っている人々も多いのではないかと推察する。では、本日は軽めのコラムで、オヤスミナサイ!
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