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小沢一郎の真価が問われるのはこれからだ
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2012-06-16 陽光堂主人の読書日記
民主・自民・公明の3党の実務者の間で、社会保障と税の一体改革関連法案の修正協議が合意を見ました。この後各党は党内の同意を得て、衆院での採決へ持ち込みます。否決されないように3党で徒党を組んだわけですから、成立は確実です。
最大の障害は、民主党内の小沢派の動向ですが、小沢派は衆参合わせても100名前後で、全てが造反しても法案は成立します。今後の焦点は、小沢派が離党に踏み切るかどうかです。
政界通の人たちは、増税法案阻止が不可能なのは判っていますから、小沢派は離党しないと見ています。本会の採決では、棄権するのではないかという観測が専らです。そうなれば小沢氏に対する失望感が支持者の間で広がりますから、反小沢勢力にしてみればしてやったりです。
9月には、民主党代表選と自民党総裁選がありますから、野田・谷垣両氏とも、8月末までには法案を通したいはずで、既にその辺りまで考えていることは間違いありません。自民党の谷垣総裁は、法案成立と同時に野田内閣に解散・総選挙を迫ることでしょう。そうしなければ、総裁には再選されません。
民自共に、選挙になれば惨敗するでしょうから、このシナリオを意味のあるものにしようとしたら、野合して選挙後に連立を組むしかありません。自民党総裁が総理となり、民主党代表が副総理とするといった取り決めが密かに進行していると思われます。(選挙になれば、民主より自民の方が有利ですから)
民意を無視したこうした謀略が進行しているのであれば、小沢派は民主党内に留まっていても仕方ありませんし、連立を組む場合、自民党は小沢派の排除を要請することでしょう。どの道、小沢派は排除される運命にあります。
民主党幹部の間では、増税法案の採決で棄権した場合でも除名するという話が出ています。輿石幹事長が阻止すると思いますが、その場合は幹事長職を解かれる公算が大です。民主党の参院勢力を敵に回すことになりますが、連立するなら関係ありません。
こうした展開を考えると、選挙の神様と言われる小沢氏が造反して、党を割って出ることも充分考えられます。国民の支持があれば勝てると踏めば、新党結成に向けて動くことでしょう。政治家として本物かどうか、この時明らかになります。
ところがネットでは、『週刊文春』に「和子夫人の手紙」なるものが掲載されたことで、「それ見たことか、小沢の正体がバレた」「小沢信者よ、早く目を覚ませ」といった小沢バッシングが巻き起こっています。呆れた話です。
あの手紙が偽物であることは色々と指摘されている通りで、バカバカしくて一々採り上げる気にもなりません。修正協議が大詰めを迎えた段階で唐突に出てきた「スクープ」ですから、小沢元代表の評判を落とすための人物破壊工作であることは明白です。
そんなことは分かり切っているのに、民主党執行部の尻馬に乗って小沢叩きをしているのですから、それらのサイトはここに来て正体を現した格好です。放射能被害や財政破綻の恐怖をやたら煽るのがそれらのサイトの特徴ですが、結局は財務省など体制側のお先棒を担いでいるわけです。(名指しまでしませんが、賢明な人なら直ぐに判ることでしょう)
小沢氏の過去をほじくれば、いくらでも怪しい話は出てきます。何せ自民党の本流にいた人ですから、綺麗事で政治ができるはずはないのです。問題は今の姿勢で、民意を体現しようとしている人を売国奴呼ばわりして排除するのはどう考えても可笑しいでしょう。
元々悪い奴だから何をやらせてもダメだと彼らは言うでしょうが、それなら自ら出馬して世の中を変えて下さい。下品なバッシングを繰り返して溜飲を下げていても、状況は悪くなる一方です。
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