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日本がアブナイ!
2012-06-15 08:38
民主党は前原のズルを許さず、両院議員総会で修正案を拒否せよ!+ヤメ蚊さん
最初に、「情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)」<旧ブログはコチラ、新ブログはコチラ>というブログで知られていた&NPJ(News for the People in Japan) の編集長も務められていた日隅一雄氏が、今月12日に49歳という若さで他界されたとのこと。
心からご冥福をお祈りしたい。
ヤメ蚊さんとは直接会ったり話したりしたことはないのだけど。mewがこのブログを作った05年9月頃は、今ほど多く政治ブログはなかった<特に平和リベラル志向のブログは少なかった>こともあり、ブログ同士でヨコにつながるような感じがあって。
特に共謀罪の問題で戦っていた時や、民主党による政権交代を願って懸命にアレコレ書いていた時には、ヤメ蚊さんのブログと交流する機会があった。また、<それがヤメ蚊さんによるものだったのかはわからないけど>mewが知らないうちに、NJPのリンク集に当ブログを載せて頂いていたりもしていた。
晴天のとら日和さんが追悼の記事(コチラ)を書かれていて、ヤメ蚊さんのことが色々とわかるものもアップされているので、是非、そちらもお読み頂きたいと思うのだが。
ヤメ蚊さんは、昨年、末期ガンであることがわかり、余命半年と宣告されたにもかかわらず、最期の、本当に亡くなる間際まで、原発の問題、戦争や平和の問題、民主党政権や国政の問題などに取り組んでいたという。
うまく言えないのだけど・・・。ヤメ蚊さんとは、各論では考えが違うところもあったのだけど、底に流れる思いとか価値観とか、チョットした発想やある種の感覚などがすごく共通しているような感じがしていたのだが。
ヤメ蚊の最期のツイート(コチラ)を見て、それを実感してしまったところがあった。
ヤメ蚊さんの最期のツイートは、『原発再稼働、国会事故調の東電・官僚への肩入れ、消費税の増税…。清志郎が生きていれば、若者がもっと関心を持ってくれたはずなのに…。正面突破してきた野田の地元で落選運動を、誰か展開してほしい』だったのだが。
mewもこの3月に『よく友人と言っているのだが。もし筑紫哲也氏や忌野清志郎氏らが生きていたら、先頭に立って、反原発・脱原発のアピールを行なっていたことだろう。今頃、天国でウズウズしているのではないだろうか?(・・)』とブログに書いたばかりだったからだ。<『沢田研二が脱原発と震災CDを発売&インタビュー+マイペース宣言』>
mewには、ヤメ蚊さんのような活動はとてもできないのだけど。でも、同じ思い、価値観を抱くものとして、せめてこのブログで、mewなりにその思いを訴えて行きたいと思っている。
また、ヤメ蚊さんとつながりのあった多くのブロガーも、きっとヤメ蚊さんの思いを色々な形で引き継いで行ってくれるのではないかと思う。
ヤメ蚊さん、有難う&本当におつかれさまでした。m(__)m
p.s. 最期に一つ告白すると、mewは、最初にブログを見た時に、ヤメ蚊を「やめか」と読んでしまっていたのです。で、後から「やめぶん」だと気づいたのだけど。結局、最期までmewの中では「やめか」さんと呼んでいたです。(~_~;)gomen-nasai
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話は変わって・・・。
さあ、ついに修正合意締切日の15日になったぞ〜〜〜。(**)
もちろん、mewの思いはただ一つ。『民主党議員は、政権与党の矜持を抱き、国民のためにも、野田&自民の暴挙を止めよ!』だ。
<きっと、ヤメ蚊さんもそう思っているに違いない!>
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14日の民自公の修正協議は、何度も修正案を党に持ち帰って協議したり、休憩をはさんだりしながら、深夜12時過ぎまで行なわれていたとのこと。(・o・)
10日に『民自が、長妻も抱きこみ、棚上げ&玉虫決着を画策〜』という記事を書いたのだが。結局、民自のタヌキ長老たちが考えていたように、最後は、大きな対立のある部分はしっかりと棚上げをして、玉虫色の合意文書を作る方向で調整が進んでいる様子。
今朝の段階では、「譲歩するにも限度がある」と渋い顔をしていた長妻昭氏も、見事に抱きこまれつつあるようで。あとは実に細かいレトリックな部分で、お互いのプライドを賭けた勢力争いが繰り広げられているような感じになっている。(~_~;)
<昨夜、報道ステーションで、4匹の「玉虫」の模型が飾られていたのには、思わず苦笑してしまったです。(^n^)>
自民党側は、あくまでも自党の基本法案&自分たちの政権で作った現行制度にこだわっており、「現行制度」という言葉を入れたり、「(野田内閣の)閣議決定した大綱のみにかかわらず」と記したりすることを要求しているようなのだが。<あと、対立点を協議する機関の名前を、どっちが提案したものにするかとか、その内容をどうするかでもめていたりもしていた。>
民主党側は、自党の政策が撤回したと受け取られるような言葉を用いることを強く拒んでいることから、表現に関してお互いにギリギリの攻防&微調整が行なわれている様子。、 でも、どうやら民自の間では、何とか合意に達しそうな感じになっているという。^^;
一方、公明党は最後まで「やはり野田内閣で閣議決定した一体化改革の大綱を取り下げるべきではないか」という点に固執しており、その点での協議が難航しているとのこと。<実に筋が通った主張だと思うけど。公明党としては、民自に埋もれずに存在感を示したいとこだし。法案成立より、解散を促したいという思いの方が強いのよね。>
ただ、たぶん、ここまで来たら、強引にでも3党で合意できるような「修正案」を作り出す可能性が高いのではないかな〜と思う。(-"-)
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BUT、もし15日中に3党合意&修正案作りに成功したとしても、野田陣営には、もう一つ超えなければならない大きなハードルが待ち受けている。(@@)
輿石幹事長の提言により、修正案ができたら、それを党に持ち帰って、党内の議員から了承を得ることになっているからだ。(・・)
<『民主に広がる野田包囲網&輿石が高いハードル設置で、修正協議は難航必至か?』にも書いたけど、輿石氏がこのハードルを設置しておいてくれて、本当によかったと思うです。>
そして、党内では、両院議員総会or懇談会を開いて、党の議員全員が集まって、修正案に関して議論をすべきだと主張する声が強まっているのだけど。
ところが、前記事でも触れたのだが。ここに来て、修正案に反対しそうな議員が増えていることから、前原政調会長が抜け道を探し始めている様子。
今日の前原くんの動きには注意&警戒する必要がありそうだ!(**)
『民主党の前原誠司政調会長は14日夕の定例会見で、社会保障・税一体改革関連法案の修正協議に関する党内手続きについて、両院議員総会や両院懇談会は政策決定を行う場ではないと述べ、両院議員総会などの開催による決着を退けた。
修正協議をめぐっては、自民・公明両党が求める15日の期限まで残すところ1日。今夕も民主・自民・公明3党による社会保障制度改革に関する修正協議が続いている。野田執行部は、消費増税を含む社会保障・税一体改革関連法案の成立に向け野党に譲歩を重ねており、これが党内の消費増税反対派のみならず中間派の反発をかっている。慎重派の一部からは、両院議員総会で修正協議の巻き返しを狙う動きも出てきた。
これに対して前原政調会長は「両院議員総会も両院懇談会も政策決定を行うところではない。政策決定を行うのは政調会のもとにある組織あるいは合同会議体である」と述べ、両院議員総会などの開催による決着を退けた。
ただ、党内手続きに関しては「6月8日に実務者間で確認しているのは、15日に合意を得るよう最大限努力するということと、党内手続きについては、合意が実務者で整った段階で政府・民主3役会議で協議し決めることになっている」と述べるにとどめた。当初は、15日の修正協議合意に向けて14日にも政調会長一任を取り付ける段取りも描かれたが、現時点では、政調会長一任となるかは微妙な情勢のようだ。
15日決着の見通しについては「まとめられるよう引き続き努力したい」と述べるにとどめた。(ロイター14日)』
* * * * *
え〜〜〜?前原くんも、「全議員対象の議論はしっかりやる」って言って、全員参加で、党内手続きをすることを確認したんじゃなかったの〜?(゚Д゚)
たとえば、これとか・・・。
『「修正協議の進行を見ながら、必要な全議員対象の議論はしっかりやる」。民主党の前原誠司政調会長は8日、修正協議を担当する党幹部らが集まる一体改革推進会議でこう強調。全議員参加で党内手続きをすることを確認した。輿石氏も「修正したら党に持ち帰るのが最低必要」としている。(毎日新聞6月9日)』
政府・民主3役会議や党首会談だけで勝手に話を決めても、誰も納得しないよ!(`´)
<もちろん、前原くんに一任なんてしないよ!(・・)>
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「小沢切り」をする覚悟を決めていた野田首相も、党内の中間派の抵抗は想定外のことだったようで、かなり神経質になっている様子。
、
昨日の午後、中間派の軸になっている鹿野道彦氏を首相官邸に呼んで、意見交換を行なったという。
『鹿野・前農林水産大臣は、社会保障と税の一体改革を巡る修正協議について、民主党内から、党全体で議論する必要があるとして、両院議員総会の開催を求める動きが出ていることを伝えました。
そのうえで鹿野氏は「党内の融和が重要だ。プロセスを大事にして、党内議論を丁寧にしてほしい」と述べ、党の分裂回避に向けて、党内手続きを丁寧に進めるよう求めました。
これに対して野田総理大臣は「そういうことについては、検討していきたい」と述べました。
会談のあと、鹿野氏は、記者団に対し、両院議員総会の開催について「野田総理大臣が、党代表として、総理大臣として判断すると思う。当然、考えていただけるのではないか」と述べました。(NHK6月14日)』
* * * * *
実際、民主党内では、<野田くんや前原くんがビビるぐらい?>修正案に慎重&反対の勢力が拡大しているのである。(@@)
『14日夜、政界の緊張感はピークを迎えました。その中でも、カギを握る14日夜の動き。民主党内で「中間派」とされる鹿野前農水大臣のグループの会合です。中間派の中には、修正協議が進んで、消費税増税法案の採決となれば民主党は分裂しかねないという懸念が出ているのです。
会合の前、グループの白眞勲議員は・・・
「野田さんの気持ちも分かるんです。消費税を考えていかざるを得ないという部分も分かるし、かと言って党内が割れていくということはうまくない」(民主党 鹿野グループ 白 眞勲 参院議員)
14日夜の会合でも、現段階での法案の採決には慎重論が多く出たといいます。
「心を一つにして行動していこうということで、きょうは終わった」(民主党 鹿野道彦 前農水相)
「党内融和を図っていこうじゃないかと。一致団結してやっていかなければならない。皆さん口々にさまざまな角度から話していた」(民主党 鹿野グループ 白 眞勲 参院議員)』(TBS6月14日)
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
また、小沢一郎氏は、午後に行なわれた小沢Gの勉強会で、このように訴えたとのこと。
『民主党の小沢一郎元代表は14日午後、衆院議員会館で開いた自身の勉強会であいさつし、消費増税を推し進める野田政権の対応を改めて批判した上で「どう考え、どう行動すべきか、非常に問われている機会ではないか。筋道の通った主張と行動を貫くことが、選挙で支持を得る最大の姿勢だ」と述べ、関連法案採決での造反を暗に促した。
小沢氏は、関連法案の修正協議で民主党が譲歩を重ねていることを念頭に「政権交代の中で主張した施策をかなぐり捨てても消費増税を実現しようと言っている向きがある」と指摘し、「われわれ自身の自殺行為であり、国民に対する冒涜(ぼうとく)、背信行為だ」と厳しく批判。衆院解散の可能性も踏まえ「皆さんの政治生命を左右する問題かもしれない」と出席者に覚悟を求めた。(時事通信6月14日)』
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さらに、夜には超党派で消費増税に反対する議員が集会を開催され、小沢Gも含めて与野党の国会議員が120名近く集まり、採決に反対する決議文を採択した。
『消費増税に反対する超党派の国会議員が14日、東京都内の憲政記念館で集会を開き、民主党の小沢一郎元代表、鳩山由紀夫元首相ら与野党の国会議員117人が出席した。民主、自民、公明3党の税と社会保障の一体改革関連法案の修正協議を「密室談合」と批判、消費増税法案の採決に反対する決議文を採択した。
集会には、民主党のほか共産、社民、みんなの各党などが参加。鳩山氏は「国民に訴えて政権交代したことが棚上げにされ、増税だけが行われるのは主客転倒だ」と訴えた。
共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首、みんなの党の渡辺喜美代表らもあいさつに立ち「民意、公約に背いている」などと政府を批判した。(毎日新聞6月14日)』
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この後、小沢、鳩山両氏は、都内のホテルで会談し、消費増税の先行には賛成できないとの認識で一致したいう。
ただ、『鳩山氏はこの後、記者団に、首相に会って党の結束維持を働き掛けたいとの意向を重ねて示した』とのこと。^^; <時事通信6月14日>
おそらく鳩山氏は、野田首相に、党分裂を避けるために、党内融和を重視して法案採決を見送るように説得するつもりなのではないかと察するのだが。
鳩山氏が動くと、無用な混乱が生じることもあるだけに、これが吉と出るのか、凶と出るのかビミョ〜なところだ。(~_~;)
<ただ、鳩山氏は元祖・民主党を結党して以来、野田氏や前原氏とは保守系の仲間として、共に活動する機会もあったし。05〜6年に前原氏が代表を務めていた時には、鳩山氏が幹事長、野田氏が国対委員長として同じ執行部で活動するなど、非主流派の中では、野田氏には関わりがあった議員ゆえ、創業者としての思いもこめて、うまく心に訴えることができるといいけど。^^;>
* * * * *
もちろんmewが彼らに目指して欲しいのは、両院議員総会の開催だ。(・・)
党の規約によれば、所属議員の3分の1以上の要請があれば、両院総会が開催できるのだけど。
『鹿野氏に近い議員は14日、「署名は3分の1を超えた」と豪語し、党内の主導権争いに意欲を示した』とのと。(時事通信6月14日)
前原政調会長は、抜け道を探しているようだけど。野田氏には、<土にもぐることなく?>、一国の首相&政権与党の代表として、是非、党の全議員と正々堂々と向き合って欲しいところ。
<ここは輿石幹事長の腕の見せどころでもある。(++)>
そして、何故、小沢Gだけでなく、昨年の代表選で野田氏に投票し、一体改革法案作りにも協力して来た議員も含めて、何故、こんなに多くの議員たちが、野田陣営のやり方やこの修正案に反発を示しているのか、また、どんなにか民主党政権の解体や党分裂を避けたいと望んでいるのか、しっかりと彼らの声に耳を傾けて欲しい。(**)
前記事にも書いたけど。このように自分の党で公約として掲げて作った法案を、簡単に棚上げする形で、自民党との間で無理やりに玉虫色の修正案を作るようでは、もはや民主党が政権をとった意味も、党の存在意義もなくなってしまう上、国民にも政治への大きな不信感を与えてしまうことになるし。
ましてや、もし強引に法案の採決を行なうようなことがあれば、民主党が壊れるだけでなく、国民にとって大変なこの時期に、日本の政界をぶち壊して、国政を大混乱させることにもつながりかねないのだから。(ーー)
たぶん野田首相も、自民党がここまで好き勝手にアレコレと要求して来るとは思っていなかったのだろうし。MくんやSくんが言っていたこととは、「話が違うじゃん」という部分も結構あるのではないかと察するとこもあるのだけど。
でも、そもそも自民党の最大の目的は、民主党を分裂させて、民主党政権を潰すことにあるのだから。もし法案が成立したところで、結局、野田政権も潰して、解散に追い込むことを考えているのだから。それぐらいのことは、野田くんだってわかるでしょ〜。(・・)
・・というわけで、もし野田首相に政治家としての良識がいくばくか残っているのであれば、もし修正案で合意しても、せめてその後に、両院議員総会の開催に応じて、民主党の全議員に修正案を了承するかどうかはかって欲しい&否定された場合には、潔く法案採決をとりやめて欲しいと思うし。
また、良識のある民主党の議員たちは、ここで安易に譲歩することなく、政権与党の一員として、今、民主党がどうあるべきかをよ〜く考えると共に、自分たちの思いや理念を貫いて欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
http://mewrun7.exblog.jp/18180878/
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