http://www.asyura2.com/12/senkyo131/msg/456.html
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(前略)
長々と書き連ねたことをお許しいただきたい。これは「週刊文春」に掲載された「小沢一郎 妻からの『離縁状』全文公開」(ジャーナリスト松田賢弥+本誌取材班)からの引用である。
これを読みながら涙が出て止まらなかった。この欄で何度も書いているが、私と松田記者が小沢一郎をやろうとお思いたったのは、小沢が自民党最年少の幹事長になった頃だった。ふてぶてしい面構えで、田中角栄の庇護を受けて伸びてきた若き実力者に注目し、小沢を中心に据えて永田町を見ていこうというものだった。
私は小沢の憲法観や「普通の国」という考え方には批判的だったが、彼が今後どう動いていくのかには興味があった。私たちの予想通り、小沢は権力者への階(きざはし)を順調に上っていった。途中、心臓病で倒れたり、自民党を離党し新党をつくったが、常に権力の中心にいた。
私が「週刊現代」編集長時代には、毎週のように松田記者の手による小沢批判が誌面に載った。金脈研究はもちろんのこと、紀尾井町の料亭「満ん賀ん」の女将とのラブロマンスから「隠し子」のことまで書いた。正直、なかにはなかなか書きにくいこともあったし、十分に裏のとれないこともあった。それは小沢が若いタレントに産ませたという子どものことだった。彼女の素性はわかったが、なぜ何年か経って「満ん賀ん」の女将だった愛人がその子を引き取ったのだろうか。詰め切れない「謎」の部分もすべて、今回の妻・和子の地元の親しい後援者にあてた手紙に書いてある。
妻に、男としてはもちろんだが、政治家としてここまで完膚無きまでに批判された代議士は聞いたことがない。「あいつ(●●●●)とは別れられないが、お前となら別れられるからいつでも離婚してやる」という心ないひと言が、彼女にここまで書く決意をさせたのだろう。馬鹿な男だ。小沢一郎という政治家の終焉である。妻から捨てられ、地元から見捨てられた政治家は生きてはいけない。消費税増税反対に最後の力を振り絞るのだろうが、もはや小沢の帰るところはない。
私が現役を離れたため、たった一人で小沢を追い込んだ松田記者の執念の取材はお見事というしかない。
http://www.j-cast.com/tv/2012/06/14135645.html?p=2
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