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2012/06/09 02:13
怒りよりも湧き上がってくるのは悲しみだ。
予想されていたこととはいえ、野田首相の大飯原発再稼動容認会見に、怒りをぶつけるのはとうに通り越して、どうかお願いです、やめてくださいと懇願したくなるような気分に襲われる。
あのフクシマ・クライシスの惨禍から、どうして真摯な教訓を引き出せないのか。
どれだけのひとびとが、故郷から、仕事から、生活基盤そのものから追われたと思っているのか。健康不安に晒されていると思っているのか。
原子力発電が決して生き物としての人間の為にはならないこと。それを明らかに示したのが、過去三度における大規模な原発事故だ。三度目の事故を起こした日本は、さらに半世紀以上も前に、ヒロシマ・ナガサキの被爆体験をしている。
今、世界で一番、原子力の脅威を訴えなければならないのは、紛れもなく、わがニッポン国であろう。それがどうか。国民の生活が第一というお題目で、国民の生活を塗炭の苦しみに陥れるかもしれない選択を、野田政権はためらいもなく断行したのだ。
次に事故を起こせば、ニッポン国は間違いなく壊滅する。「脱原発」こそが、ニッポンそのものの再生にとって不可欠である。停電によって電気代が上がろうが、景気が停滞しようが、亡国の事態になるよりはマシである。
その「停電」を常に脅し文句にして、電力会社を取り巻く「原子力ムラ」は、なんとかフクシマ・クライシス以前の「良き時代」の復活を夢見ている。「一基の原発も稼動しない」状態がこれ以上続き、夏をのりきることは、彼らにとっての「悪夢」以外のなにものでもない。
それを避けたい。ただそれだけが動機の「再稼動」である。現政権は、彼ら傀儡師の操る人形でしかないのか。中国の歴史を鑑みると、民衆にとっていちばんの「害悪」は、天変地異や疫病などではなく、そのときどきの「王朝」そのものだったということをきいたことがある。
わがニッポン国住民にとって、一番のリスク、害悪が、この野田政権の存在であると言っていい。
原発再稼動はもとより、消費税増税やTPP参加など、この政権が国民にとって何一つ為になることをやろうとしていないことが、その証左であろう。
しかし、悲しみや絶望だけに浸っているわけにはいかない。民主・自民の野合・談合が醜悪な様相を呈している政界に、唯一、「真の野党」が存在する。この存在のみが、われわれにとっての希望である。
わがニッポン国住民を救うのは、「小沢主義(イズム)」以外にない。
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