http://www.asyura2.com/12/senkyo131/msg/266.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51984974.html
<東電OL事件と反原発親子>
東電OL事件という名称が問題であるが、既に定着させられているため、あえて使わせてもらう。幸い数日、頭を悩ませていた事件の一角は解消した。殺人犯として終身刑で服役していたネパール人の冤罪が判明したからである。検察と裁判所の大失態だが、今回は外国・外国人まで巻き込んだものだ。それでも、検察崩壊を再生させる好機を司法は未だ手にしていない。小沢事件で証拠をねつ造した検察官捜査を野田首相は止めた。腹黒い野田の正体を暴いている。
この事件の真相は、まるで闇の中である。改めてネットで調べて見たのだが、肝心要がすっぽりと抜け落ちていることに気付かされる。3・11福島原発事件と酷似している。政府を操る東電に捜査当局は、1年後の今も動いていない。そのためか、当事者である東電関係者の真実は闇のままだ。
肝心要の要人らが沈黙している。先頃、当時の清水社長が国会の調査委員会に出てきて「当時、撤退を考えていなかった」と開き直った。当時の首相・経済産業相・官房長官らとの証言と異なる証言をした。事件としての捜査でなければ、皆いい加減に自己保身の発言をして逃げのびようとしているのだ。
同じく東電OL事件について、要の東電関係者の当時の様子が全くゼロなのである。W・Y子さんが慶応大学卒の東電のエリート幹部社員だったこと、彼女の父親は東大卒のエリート東電幹部だったこと、しかも親子そろっての反原発派だったことについての報道が、マスコミから消えている。
<週刊誌ネタにおとしめる>
事件当時の彼女の悲しい生きざまを、ただ面白おかしく叩きのめす報道ばかりである。こうしたイメージは今も続いている。本来、彼女に同姓として同情すべきなのに、多くの女性は嘲笑っている。「売春婦」というレッテルに振り回されている。マスコミ報道の怖さである。
著名なノンフィクション作家が、この事件を徹底して追及しているが、それでいて要の東電取材を回避している。3・11にからめて、民間の調査委員会が動いた。ところが、東電内部の取材を回避していた。政府の委員会も信用できない。ならば国会は?無論、不十分である。捜査当局が本腰を入れないと、この世紀の業務上重過失事件を暴くことはできない。
こうした主張は与野党から聞こえてこない。筆者の耳が遠いせいなのか。
彼女の自宅は杉並区、高学歴の母親と妹の3人暮らし。殺害現場は渋谷だ。彼女の定期券が豊島区の住宅の庭で見つかっている。手の込んだ殺人事件であることが分かるだろう。ネパール人に殺害の動機を見つけることなど出来ない相談だ。
1審無罪は正しかった。2審と3審が狂っていた。東電の意向に司法が屈したものか。上級審ほど圧力に屈しやすい。
<東電首脳部は知っている>
彼女の手帳が見つかっている。そこに名前と電話が載っていた。その中に筆者が1度名刺交換した人物がいた。当局の取り調べの対象になったという。しかし、彼にはアリバイがあった。
当時はまともな若者だった。ということは、彼女も、まともな女性エリート社員だったのである。彼はその後に東電を辞めた。父親のよく知る大手の会社オーナーのお嬢さんと一緒になって、現在はその子会社の社長のようだ。恐らく東電時代は、慶応ボーイとガールの好ましい関係だったのだろう。
彼女の父親は東大閥の東電内で、当然のことながら出世階段を上っていたが、反原発論を主張するや左遷、不遇の生涯を終えた。原発派・原子力ムラに制圧されている東電内で反原発を唱える、その勇気に対して深甚なる敬意を表したい。彼の後継者が居れば、今回の東電福島事件の真相は解明されようが、多分、そうしたまともな東電マンは現在1人もいないのであろう。
東電エリートの娘の慶大生をスカウトした人物は、その後に東電のドンになっているという。彼女が企画部経済調査室副長という要職にある場面で、将来のドンはそこの部長だった。上司と部下の関係である。いうなれば、彼女の周囲にはエリートたちがそろっていた。
慶応ボーイが去った後、30代の独身女性を引き付けた人物は誰なのか。同時に反原発論を父親の遺産として引き継いでいた彼女に、どんな仕打ちがなされたのか。
福島県知事の佐藤栄佐久氏は、福島原発に抵抗するや、実弟に絡んだ事件の表面化で検察に逮捕されている。東電内の反乱に対して何があったのか。そのことと、彼女が奈落の底に追い詰められたことの間に因果関係はないのかどうか。
はっきり言わせてもらうと、東電首脳部は彼女の動向を熟知している。口が裂けても言わないのであろうが、そこから真犯人は浮かび上がってくるのではないだろうか。
友人弁護士は「初動捜査のミス」と決めつける。確かにそうなのだが、捜査ミスをさせる罠が、この事件に隠されていたのであろう。ネパール人は格好のスケープゴートにさせられたのだ。彼の監獄人生は戻らない。W・Y子さんも母親や妹の前に、2度と現れることはない。
ひょっとして福島原発事件は、反原発の親子をいたぶった仕返しなのかもしれない。
2012年6月10日8時10分記
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK131掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。