http://www.asyura2.com/12/senkyo131/msg/258.html
Tweet |
“のぼり旗”を150枚作成?少ない! ポスター、ストラップで国民運動を
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/30e944e340cf678851158582a6118858
2012年06月10日 世相を斬る あいば達也
「増税の前にやるべきことがある」この“ワンフレーズ”は大変耳に心地いい。小沢嫌いの層にまで浸透しそうだ(笑)。この政策ビジョンだけで、一大政党が日本に誕生してもおかしくない程、日本の国家的病巣を言い当てている。その“ワンフレーズ”幟旗なのだから、インパクトがない筈がない。小沢一郎が主宰する勉強会「新しい政策研究会」の幟旗と云う範囲の活用なら、これを街頭演説中の活用として充分だろう。野田民主、谷垣自民は「財政再建が日本を救う」でよかろう。
消費増税法案ほど筋の悪い法案は、日本の政治史上でもベストテン入り確実な悪政法案である。その法案を“棚ぼた総理”が実現させようと云うのだから、笑止の沙汰である。この法案の胡散霧消は確実と思われたが、公明党の風見鶏変節態度のお陰で、僅かに野田財務勢力が押し返してきた。それでも、七三で法案が潰れる確率の方が高い。噂によると、財務省が野田のG20出席見合わせの根回しをしていると云う。まさか筆者のコラム「生死をかけた増税法案、輿石任せで海外旅行 原発再稼働は安全保証せず、野田佳彦」を読んだわけではないだろう(笑)。
18,19日メキシコで開催のG20に本気で出席するつもりなら、17日には絶対に空の人。11日月曜日からの実質5日間で、与野党が集まって自己主張。真面目に議論すれば、出来る筈もない話。それでも、調整は可能だとする根拠などあるわけがない。15日前後に、野田・谷垣党首会談に命運をかけることになりそうだが、民主党執行部が自民案丸呑みで、話し合いをまとめる義理はない。谷垣も解散の約束なしに“阿吽の呼吸解散”で党をまとめるだけの裁量権もない。まして、輿石は「最終的には党に持ち帰り、再度確認を取らざるをえない」と言っている。
現時点でも過半数が消費増税に反対乃至は慎重だと云うのに、極めて自民党丸呑みに近い修正案を持ち帰ったら、それはアウトだろう。つまり、野田佳彦はG20に行くどころか、代表辞任、総辞職か解散と云う選択を迫られる。解散は、野田の唯一の後ろ盾・財務省が羽交い絞めにしても許さないので、総辞職か継続審議しか選択肢が残らない。継続審議の場合は、国民会議などお茶濁しの過程を経るが、胡散霧消するだろう。この場合、会期延長はあってもなくても同じ。おそらく、小沢一郎は、この辺を読んで、6月政局の可能性に言及していたのだろう。
かくして、頭に貼りつけた「増税の前にやるべきことがある」なる幟旗である。現時点で、国民的運動に盛り上げる宣言は、些かフライング。もう少しためを作ることになるだろう。このワンフレーズ宣言が、民主党再生の起爆剤になるのか、「増税の前にやるべきことがある」が旗印の新政党になるのか、予断を許さない。“財政再建前の行革、脱原発”これだけで、政局も選挙も充分だろう。民主党のクズも清濁併せのむリスクを抱えて生きるのか、見捨てて生きるのか。筆者は当面、清濁併せのむ戦略を小沢一郎は選ぶと推察している。
特に、橋下の勢力に若干の色気を憶えたのだが、どうも今回の大飯原発再稼働で、原発にとってはリスキーな“期間限定稼働”などと云う愚にもつかない意志表示で、期待は裏切られた。単なる“お調子者”の可能性さえ出てきてしまった。出来る事なら、この「増税の前にやるべきことがある」の幟旗のフレーズを車用のステッカーや携帯ストラップとして、広く国民の身近に接近させる戦術を取り入れて貰いたいものだ。筆者の車はブラックのオフロードカー、ビシバシ張らせて貰うのだが(笑)。
*読売が以下のような“飛ばし記事”を書きなぐっている。
≪ 長妻氏、最低保障年金など「棚上げ」容認を示唆
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120609-OYT1T00405.htm
民主党の長妻昭元厚生労働相は9日朝のTBS番組で、自ら参加する自民、公明両党との社会保障・税一体改革関連法案の修正協議で、焦点となっている最低保障年金創設と後期高齢者医療制度廃止の扱いについて、「協議会を作って、撤回せずにそれぞれ(の案を)議論するのが筋だ。協議の中でお互いに着地点を見 つけたい」と述べた。
将来の年金制度などの議論を「棚上げ」することを容認する考えを示唆したもので、自民党との歩み寄りの可能性が出てき た。
長妻氏は「(協議会で)民主党の案に100%こだわったら、ねじれ国会だから前に進まない」と述べ、協議入り後の見直しに柔軟に対応する意向も示した。≫(読売新聞)
長妻は同番組で、修正協議について「自民、公明両党が求めている最低保障年金など民主党の主要公約撤回には応じられない」と明言しており、「協議会をつくって、(公約を)撤回せず議論していくのが筋」と言っている。単に“社会保障制度改革国民会議”なるものを作って議論する事は良いだろう、と言っただけ。輿石だって、修正協議の議論が必要だと言っている。ただ、双方の原理原則を基にである。且つ、修正協議が纏まったイコール合意ではなく、党内議論をあらためて行うと宣言しているのだから、終わりなき修正協議と云う事だ。中々輿石の爺さん、見事な手綱さばきである。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK131掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。