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生死をかけた増税法案、輿石任せで海外旅行 原発再稼働は安全保証せず、野田佳彦
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/597f6c610023f8349b812e36c657f808
2012年06月09日 世相を斬る あいば達也
8分の1から、20分の1。誕生日のご祝儀セレモニーもないG20に、野田佳彦が物見胡散に出かける理由が見つからない。副総裁で似非原理主義者の岡田克也にでも行かせればよかろうに。オマエは国内に残り、不退転、命をかけた「消費増税蚤法案」の成立に血道をあげ、男を上げるべきではないのか!オマエとは一線を画す、輿石幹事長、樽床伸二、城島光力等々に任しておいて大丈夫なのか?(笑)生死をかけている法案の行方が混沌の中、「当然、行かせていただきたい」、「世界経済が不透明な状況で日本としての立場を明確に打ち出さなければいけない」だとさ。オマエの瀬戸際の立場で、日本なんて言って欲しくない、日本の屈辱そのものだ。慎太郎の“日本を背負って立つ”と同義である(笑)。
無能にして無責任な男には、何もしない姿が似合う。無能無責任男のオマエが、まさか此処まで暴走するとは、お釈迦さまでも気がつかなかったに違いない。それにつけても、大飯原発再稼働に関する“意向表明”には失笑まで聞こえてくる。先ずは、時事通信の記事に目を通していただこう。
≪ 大飯再稼働の意向表明=「国民生活に必要」、来週にも決定−野田首相
http://jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012060800839
野田佳彦首相は8日、首相官邸で記者会見し、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について「国民生活を守るために再起動すべきだというのが私の判断だ」と述べ、運転再開の意向を表明した。首相は、同県の西川一誠知事が来週にも同意するのを待って、関係閣僚会合を開き、再稼働を決定する考え。先月 5日以来続いていた「稼働原発ゼロ」は解消されることになる。
首相の表明を受け、西川知事は「重く受け止めている」とのコメントを発表。10日 に開かれる県の原子力安全専門委員会(委員長・中川英之福井大名誉教授)などを経て、来週にも再稼働へ同意する見通しだ。
首相は会見で「原発を止めたままでは、日本社会は立ち行かない」と指摘。夏場に計画停電を行った場合、「日常生活や経済活動は大きく混乱する。事態回避に最善を尽くさないといけない」として、大飯再稼働の必要性を強調した。
大阪市の橋下徹市長らが、大飯原発の再稼働を電力需給が逼迫(ひっぱく)する夏場に限るよう唱えていることに関しては「夏場限定では、国民生活は守れない」と否定的な考えを示した。≫(時事通信)
この無能無責任にして大言壮語、放言高論男は、官僚お手製のペーパーに目を落としながら、「国民生活を守るために再起動すべきだというのが私の判断だ」、「原発を止めたままでは、日本社会は立ち行かない」、「日常生活や経済活動は大きく混乱する。事態回避に最善を尽くさないといけない」、「夏場限定では、国民生活は守れない」、「電気代が上がると、中小企業や家計、産業に打撃がある。だから再稼動」等々と語った。
国民生活を守るために再稼働?安全性は担保されたのか?絶対ではないが、概ね安全だから、生活重視で行きましょう。勿論、想定外は、あらゆるものにつきもの。概ねの安全が確保されたら、実生活への影響を考慮すべきだ、と野田は言っている。野田にとっての国民とは、パナソニック政治屋らしく、経済界と云う事のようだ。多分、安全には、それなりの注意を払っているので、おそらく大丈夫。100年、1000年に一度の地震が、そうそう起きる筈もない、と言っているのも同然である。更にいえば、交付金、補助金の枠組みに手を触れたくない、中央の支配継続が重要だと言っている。この点を鋭く突いたのが泉田新潟県知事だ。朝日の記事を引用すると、以下の通り。
≪ 新潟知事「国民生活を人質」 首相の再稼働説明を批判
http://www.asahi.com/politics/update/0609/TKY201206080752.html
関西電力大飯原発の安全性に関する野田佳彦首相の説明について、東京電力柏崎刈羽原発を抱える新潟県の泉田裕彦知事は8日夜に談話を発表した。
泉田知事は「『福島を襲ったような地震や津波が起きても事故を起こさない』と限定付きでの『安全宣言』で、福島を襲ったものとは異なる直下型地震の場合は再び『想定外』との言い訳が通る説明になっている」と指摘。
新たな原子力規制機関ができていないことにも触れ、「万が一の事態が生じた場合の対策も固まっていない中で、新たな『安全神話』を創造することになり、極めて無責任。国民生活を人質にして安全を軽視した宣言となっている」と痛烈に批判した。≫(朝日新聞)
もう霞が関のシナリオずばり過ぎる。唯一の産業・原発の福井県の西川知事が、期せずして声を張り上げ、「私自身も、現地の確認と事業者への要望を提示し、県としての判断をさせていただく」、「総理の強い思いを、国民 に向けて語っていただいた」、「安全専門委、おおい町、県議会の意見を聞く」、「東京電力福島第1原発のような事故を絶対起こさせないとの強い決意で臨みたい」等々。“エイエイオー!”の掛け声まで聞こえてきそうな勢いで(笑)野田の表明に呼応した。あのさ、西川とかいう原発産業県の知事さんよ、「東京電力福島第1原発のような事故を絶対起こさせないとの強い決意で臨みたい」ってさ、決意で原発事故が起きないのなら、“原発神話”の再開じゃねえか!東電だって、“事故を絶対起こさせない”の決意で原発を稼働していたンだよ(笑)。
今回の大飯原発再稼働で腰砕けを起こし、無残な醜態を晒したのが橋下徹大阪市長だ。松井大阪府知事の方が腹は座っているようだ。取巻きも、今ひとつ政治力がないし、暴力的なのは言葉ばかりで、馬力欠如が次第に現れている。“夏季限定再稼働容認”と発言した時点で、橋下の“反原発政治姿勢”は崩れた。今度、次なる腰砕けな言動が生まれれば、おそらく橋下人気の賞味期限は、大幅に縮小されるだろう。“夏季限定再稼働容認”が本気かどうかが、次なる試金石だ。政府、霞が関、経済界に阿った痕跡を消すのは、相当難儀な道となるだろう。「停電のリスクにおじけづいたところはある」等と云う言い訳(告白)で、お茶を濁すのは、さらに醜い。筆者の橋下改革評価には、大きな疑問符がついた。
無能無責任な野田の政治的判断で、何かが保証されたわけでもない。これで、大飯原発で何事かが起きても、予見不可能な問題であり、政治判断した総理の責任を追及する事は困難、と云う回答が返ってくるだろう。やはり、このような権力の弄びを阻止する為には、力づくの政治行動が必要なのだ。民主党内の原発再稼働反対論や超党派議員による原発再稼働反対署名など、政府と云うより、霞が関と経済界、福井県知事包囲網で、ジワジワ締め上げる方法しかないようだ。野田の回りは、増税反対政治家、原発再稼働反対政治家と云う二種類の敵が生まれた。
この動きは、「民主・自民連合」の足枷に必ずなる。「仮に計画停電を余儀なくされ、突発的な停電が起これば、命の危険にさらされる人、仕事が成り立たなくなる人もいる」等々と、判断の決め手を並べ立てたが、どれ一つとっても、対処可能な問題であり、国民的安全確認の認知がない“概ね安全再稼働”などはあってはならない。いつ起きるか判らないリスクの為に、今日明日の経済活動を阻害することは出来ない、と立派に言い切るべきだった(笑)その方が、国民的議論の俎上に上ると云うものだ。役人どもに、そんな議論が出来る根性ある奴はいないのだろう。
まさにパナソニック商人の神髄を体現した男だ。誰だ、こんな野郎を首相にしたのは?民主党議員には連帯的責任がある。野田には投票しなかった、そんな言い訳は党内理論に過ぎない。民主党議員は全員、野田佳彦の存在に責任がある!このことを肝に銘じて、今後の政治活動で、責任の取り方を、それぞれ示さなければならない。一日でも早く、否、早急に野田佳彦を党代表から引きずり降ろす事が、民主党全議員の責任であり、国家国民への責務である。小沢一郎にも責任がある!現在のポジション・トークと云う卵の殻を破って貰わないと困る。それ程、野田佳彦は危険な無能政治家だ!
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