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自身の勉強会であいさつする小沢氏。「野田降ろし」のため、中間派まで取り込む気だ
小沢、“野田殺し”始動!民主中間派を切り崩して法案つぶし
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120608/plt1206081542006-n1.htm
2012.06.08 夕刊フジ
民主党の小沢一郎元代表が、消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」法案を潰すため、中間派に接近している。表向き、増税が先行して社会保障改革が先送りされることをけん制しているが、野党ペースで衆院解散・総選挙の時期が早まり、自分たちの議席が失われることへの警戒感・恐怖心も見え隠れする。民主、自民、公明3党の実務者は8日から修正協議を始めたが、民主党内の主導権争いも絡み、難航は必至だ。
「われわれの議論の前提は社会保障改革だ。消費税増税ではない」
中間派に属する旧民社党系グループの田中慶秋副代表は7日夕、国会内で開いた「民主的合意形成を実現する集い」で約30人の出席者に語り掛けた。小沢氏側近の山田正彦元農水ら、複数の小沢系議員も出席した。「中間派切り崩し」の思惑があるようだ。
野田佳彦首相が、法案成立に「政治生命を懸ける」としていることに対し、中間派は「独断で増税先行の法案修正を受け入れることは許さない」(出席議員の1人)、「マニフェストをあっさり撤回するつもりか」(中堅議員)などと、公然と反旗を翻し始めた。
これに先立ち、別の中間派新人議員らも、輿石東幹事長を国会内に訪ね、「自民党案の丸のみは国会審議と党内議論の否定だ。国民も納得しない」と訴えた。小沢氏と気脈を通じる輿石氏は「高い山にはゆっくり登らないといけない」と応じ、法案の早期採決に重ねて慎重な姿勢をにじませた。
中間派と小沢氏ら、反増税派が一致しているのは、低支持率の野田首相が選挙に打って出ても多くが討ち死にするとの危機意識、いわば「選挙恐怖症」だ。
小沢氏は7日、自らのグループ会合で「法案を通すために国民との約束(=マニフェスト)を全部放棄してもいいという人がいる。それは政党政治の破壊につながる。民主主義の冒涜(ぼうとく)だ」と、政府を痛烈に批判した。
民主党は前回衆院選で「2万6000円の子ども手当」「高速道路無料化」「ガソリンの暫定税率廃止」といったバラ色のマニフェストを掲げて政権交代を実現したが、その多くが「絵に描いたモチ」だったことは、大多数の国民は気付いている。
それを今さら持ち出すあたりが、民主党議員の体質を表しているが、小沢氏周辺は「民主党内の早期採決反対派は相当増えている。修正協議をまとめることは不可能だ」と分析する。
仮に、法案修正で与野党が合意しても、小沢グループと中間派が結集すれば、党内の了承手続きは紛糾必至だ。
民主党では3月、関連法案の事前審査に計50時間近い議論を重ねた。中間派の若手議員は「法案の事前審査と同じぐらいの時間をかけるべきだ」と主張。ひとたび本格的な議論が始まれば、野田首相が望む21日までの会期内の採決は極めて困難となる。
日本の「決められない政治」「何も進まない政治」は続きそうだ。
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