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九州の地方紙、長崎新聞は6月7日付コラム「水や空」で、「マニフェストに書いていない消費税増税を平気でやろうとしている野田首相はおかしい」と皮肉りながら批判している。あくまでもコラムであって社説ではないものの、堂々と1面コラムで野田首相の政権運営を批判する姿勢には、報道の矜持が残っていたかと安心した。至極もっともなコラムだったのでご紹介する。
こうした地方紙の秀逸なコラムや社説は、県民にしっかりと読まれている。読者や視聴者を思考停止にさせる大手マスコミの偏向報道の異様さに、国民が目覚めだ良いきっかけになろう。ぜひ、地方紙は長崎新聞に続いてほしいものだ。
「書いてあることは命懸けで実行する、書いてないことはやらないんです。それがルールです」。野田佳彦首相が2009年総選挙の街頭演説でマニフェスト(政権公約)のルールを説明した言葉だ▲野田氏は、民主党マニフェストの「1丁目1番地」は「税の無駄遣いや天下りを許さないこと」と強調し、自民党政権が消費税増税の議論を進めていることを、こう批判した。「消費税5%分の皆さんの税金に天下り法人がぶらさがっている。シロアリがたかっているんです。それなのに、シロアリ退治しないで、今度は消費税を引き上げるんですか」▲民主党は「行政の無駄排除が最優先」のマニフェストを掲げて総選挙に圧勝した。ところが、首相に就任した野田氏は、マニフェストのどこにも書いていない消費税増税で突き進んでいる▲状況に応じてマニフェストを変えることもあるだろう。ただ、その場合は、あらためて信を問うべきだ。「書いてないこと」を勝手にやられたら、マニフェストを信じた有権者の票は無駄になる▲せっかく定着しかけたマニフェスト選挙が、もう崩壊しかけている。民主主義の危機だ▲演説で野田氏は「書いてないことを平気でやる。これって、おかしいと思いませんか」と自民党政権を批判してみせた。今、有権者から「これって、おかしい」と思われているのは、「書いてないこと」を平気でやろうとしている野田氏の方だろう。(信)〜長崎新聞 6月7日付コラム「水や空」より
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