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小沢側近某政治家との意見交換
http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/archive/2012/6/7
「天木直人氏の視点ー(2012/06/06)」 : 本音言いまっせー!
お約束どおり、きょう行なわれた小沢側近政治家との意見交換の概要を
ご報告させていただく。
どこまで書いていいかわからないし、書く事についての了解も得ていない
のであるが、書いても問題がないと私が勝手に判断する範囲でお知らせする。
話し合いは12時から14時まで行なわれた。
小沢塾の講師を頼まれた時に知り合った若手議員の紹介でこの議員と
会う事ができた。話し合いはその若い議員と三人で行なわれた。
想定はしていなかったが弁当が出されて、それを食べながら1時間と
聞かされていた話が2時間に及んだ。
小沢側近の議員と称する議員と、これまで何人か会う機会があったが、
その中でもこの議員は新生党以来の小沢議員との付き合いで、かなり近い
議員であることがわかった。
新党きずな結成時の驚くべき秘話もはじめて知った。
もちろんこの議員とは初対面であった。面識もないのによく会ってくれた
と思った。
私がどのような事を話した、質問したかについては、いつも私が
メルマガで書いているようなことなので読者には想像がつくと思って省略
させていただく。
一言で言えば、国民のために立ちあがって欲しい。政局ではなく政策で
国民のための政治をして欲しい。それを国民が見える形で示して欲しい。
小沢一郎みずからが総理となる小沢政権を目指して欲しい。というものだ。
そしてここからが彼が私に語ったことだ。
小沢は覚悟を決めている。みずから先頭に立つ。小沢新党を立ち上げる。
そのために作ったのが新政研だ。新政権がそのまま新党になる。
問題はそのタイミングだ。早くても遅くてもダメだ。ベストのタイミングで
行なう。
6月中に決断の一つのヤマバが来る。それは野田首相が原発再稼動を決断した
時か、消費税増税法案の採決に踏み切った時だ。野田首相がそうするかどうか
はまだわからない。そうなってもその時に新党宣言をするかどうかも
わからない。しかし必ず新党はできる。タイミングはベストの時を選ぶ。
政策は消費税増税反対、脱原発、対米従属からの自立は、天木さんの
言うとおり、小沢も同じ考えだ。しかし小沢派の議員の中には意見の幅がある。
最終的に天木さんが望むようなマニフェストになるかどうかはわからない。
政策については私はこういった。もちろん私の言っている通りでなければ
いけないというつもりはない。しかし自民・民主大連立の政策に対する
対立軸でなければ国民にはわかりにくいものになると。
ちなみにその議員は憲法9条改憲論者であったがこの点については
それ以上の議論はしなかった。
問題は政権をとるための手法である。
彼はこう言った。
今度の戦いは最後の戦いであり、政権を取りにいく戦いだ。
すべての選挙区で勝てる候補者を立てる。そのためには協力できそうな政党、
政治家に声を掛ける。勝つためには使えるものは何でも使う。毒も食らう。
それが小沢の考えだ、と。
ここまで言われればもはや私は何も言えないし、政治家でもない私が
とやかく言うものでもない。
私が言ったことは、そこまでの覚悟があることを頼もしく思う。
一度は小沢政権を実現して欲しい。
小沢氏みずからが一度は首相になってもらいたい。
その実現のためならあらゆる応援をすると。
そこで次の興味ある発言がでてきた。
すなわち小沢一郎自身がみずから総理になる事についてはまだわからない。
小沢自身は必ずしも総理になりたいと思っているわけでもなさそうだ、と。
私は日頃私が抱いている疑問点をぶつけてみた。
すなわち輿石、鈴木、河村、橋下、石原などとの関係はどうかと。
結論から言えば政権を取るため(選挙に勝つため)には誰とでも協力関係
の可能性を探るということだ。
さすがに石原慎太郎との可能性は言わなかった。
そのかわりこう言った。すなわち石原慎太郎は息子の応援が最優先だから、
石原新党はない、と。
輿石、鈴木宗男との関係は良くも悪くもない。輿石と小沢はもはや考えは
離れているがお互いがお互いを利用する関係だ、と。
鈴木宗男は北海道だけの政党だから好きなようにやらせておく、と。
いずれもこちらから敵対関係になる必要はない。小沢新党が勝つために
何が最善かを考えて行動すると。
渡辺、河村、大村、橋下との関係もまさに同じだ。
つまりあらゆる可能性を探るということだ。
ここまで書いてきて、果たして読者はどういう印象をもってこのメルマガ
を読まれただろうか。
私は思った。
もうゴチャゴチャ考える事はやめよう。
自分が政治家になるのが一番てっとり早い。自分が政治家になれば
そこから国民の魂をふるわせる政党がつくれる。インターネット政党もつくれる。
もう一つの日本もつくれる。今までのどの政治家も出来なかった政治を世の中に
提示して見せることができる。
これこそが読者に対する最善の答えだ。
そうだ。今度小沢一郎に会うときは、私をあなたのちからで政治家にさせて
ください。どんな応援でもします。そう頼むことが一番だ。
それは私にとってはもっとも不得手なことである。
しかしそう頼むしかない。
それは自分が政治家になりたいからではない。
読者とともにこの日本に正しい政治を実現したいからだ。
彼がそれにうんというかどうかはわからない。
しかしそれが読者の期待に応えることのできる最短の近道だ。
私はあなたであり、あなたが私なのだ。
議員会館を出て歩きながら私はそう思った。
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