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小沢氏の政治と訣別するため、野田首相は解散に踏み切れるか
野田“小沢&輿石”結託疑惑に怒り心頭!チラつく“刺し違い解散”
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120607/plt1206071811007-n1.htm
2012.06.07 夕刊フジ
野田佳彦首相はいま、怒りを必死にこらえている。消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」法案をめぐり、民主、自民両党の修正協議がやっと始まるが、民主の輿石東幹事長が依然、早期の法案採決に慎重だからだ。小沢一郎元代表と結託して、先送りを画策しているのではないかとの疑念も消えない。国会会期末(21日)までの衆院採決が窮屈になり、会期延長論もささやかれるなか、破れかぶれとなった野田首相が小沢氏ら政敵を葬り去る「刺し違え解散」に踏み切る可能性も出てきた。
「社会保障を持続可能なものとする改革は待ったなしだ。そのための安定財源も欠かせない」
野田首相は6日、都内で開かれた全国市長会議でこうあいさつし、増税法案などの成立に理解を求めた。国の借金が1000兆円を超え、社会保障費も毎年1兆円ずつ増えるなか、国家財政のやり繰りは限界に近づきつつあるという訴えだ。
当然、輿石氏も同じ危機感を持っていそうなものだが、正体不明の妖怪「ヌエ」に例えられる輿石氏の対応は少し違った。6日の幹事長会談で「最大限の努力をしていくので協力願いたい」と野党に譲歩したが、前日の会談では、自民党の石原伸晃幹事長から「具体的な採決日程を示してほしい」と求められ、これを拒否。一時、修正協議入りが宙に浮いたのだ。
野田首相を憤慨させる報道も流れた。
「輿石氏周辺が『修正協議には時間がかかる。21日までの衆院採決は無理だ』と語ったと、6日朝刊(産経新聞)で報じられた。小沢氏は増税法案採決への造反を宣言しており、党分裂を避けたい輿石氏らは採決を先送りする気だろう。事実上、野田首相に反旗を翻したといえる」(野田グループ中堅)
野田首相の強い指示で修正協議のスタートは決まったが、輿石氏は会談後、「21日までに採決したい気持ちはあるが、できるかどうかということだ」とウソぶいたという。
関西電力大飯原発3、4号機の再稼働問題でも、民主党内から「倒閣運動」に近い動きが露呈している。小沢氏や鳩山由紀夫元首相ら非主流派の議員117人が、再稼働を慎重に判断するよう求める署名を、野田首相に突き付けたのだ。官邸周辺はいう。
「野田首相は内心穏やかではない。ギリシャ発の欧州危機もささやかれるなか、首相は使命感を持って一体改革に取り組んでいる。原発再稼働も夏の電力需要を見据えた、苦渋の判断だ。ところが、政権与党の一部が政局優先で走り始めている。特に、小沢グループについては、官邸にも看過できない情報が入っている」
「まず、小沢氏を会長とする『新しい政策研究会』(新政研)が、新党結成を念頭にした勉強会であるのは間違いない。加えて、同会幹部が、選挙区を持たない比例単独議員に対して、『野田側近の選挙区に立ててやるから大丈夫だ』といい、内閣不信任案への対応まで検討していることも把握している」
輿石氏によると、3日の野田−小沢会談は、増税法案をめぐる主張は平行線だったが、「党内一致結束していく」「今すぐ選挙ができる状況ではない」という2点は確認したという。だが、その後の展開を見ると、心の中で舌を出すような会談だったのではないか。
現に、小沢氏は動きを活発化させている。衆院採決での造反をためらっている若手議員との個別面談を始めているのだ。
「今採決すれば法案は否決され、内閣総辞職だ…」
小沢氏は非小沢反増税の中間派勢力にも触手を伸ばし、面談の調整を急ぐ。6日夕、都内で開かれた小沢系のパーティーでは自信たっぷりにこう語った。
「国民の心がどこにあり、何を望んでいるか。これを正確に素早くとらえ行動に移す感覚が大事だ」
政治評論家の浅川博忠氏は「小沢氏や輿石氏の最近の言動は、野田首相を軽く見ているとしか思えない。野田首相は相当怒りをためているはずだ」といい、こう続ける。
「野田首相は会期延長してでも、増税法案を成立させる意気込みだが、小沢氏と輿石氏は二人三脚で先送りしようとしている。『早期解散を阻止し、任期満了近くまで与党でいたい』という狙いだろう。このまま、2人が組んで法案成立を妨害し続けたり、野党提出の内閣不信任案や首相問責決議に小沢グループが同調した場合、野田首相が政界再編を誘発させるため、小沢氏と刺し違える覚悟で『解散』に打って出る可能性はある」
野田首相は早大卒業後、松下政経塾で学び、千葉県議を経て、「政治改革」を掲げる日本新党から衆院議員に初当選した。その後、新進党結党に参加したが、小沢氏とは政治的距離を置き続け、民主党に移った。
松下政経塾時代からの知人は「野田首相は決して『反小沢』とは言わないが、田中角栄元首相から続く『政治は数、数は力、力は金』『政策より政局』という政治とは一線を画している。『小沢氏に振り回される政治を終わらさなければならない』と考えているはずだ」という。
政治の混迷を打ち破るためにも、選挙で白黒付けたらどうか。
◇
2012年6月7日(木)12:00〜新しい政策研究会定例会です。
20120607定例会.MTS
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