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(回答先: 民主党:鳩山由紀夫元首相 離党の可能性を示唆 (毎日新聞) 投稿者 五月晴郎 日時 2012 年 6 月 06 日 23:50:15)
http://8706.teacup.com/uedam/bbs/11105
投稿者:ウエダ 投稿日:2012年 6月 6日(水)19時15分31秒
(略)
で、話題は、木下黄太氏のツイッターから。
* 「木下黄太?@KinositaKouta
@fuyusawa 小沢グループの最大の問題点は、ご本人もそうだけど、徹底的に戦わないこと。小沢さんが「大乱世の小沢」でなかったことは、この大乱世の時代にはよくわかります。残念ながら。」
https://twitter.com/#!/kinositakouta
私は、小沢一郎はよくやったと思っています。過去形で評価しています。
1993年の小沢の乱以降、彼がやったことで大きなことが2つあります。
小選挙区制の実現。
政権交代。
そして、これらを可能にしたのが、自ら自民党を割って出たことでした。
今では、もう遠い昔のことになりましたが、自民党の「55年体制」はそれはもう長かったです。
私が、日本の政治を初めて意識したのは、中学生の時でした、学年は忘れましたが、社会科の中間テストか何かで、時事問題が5問ほど出ました。
その中に、「現在、日本にある政党を書きなさい」、という問いがありました。
自民党、社会党、共産党などと書いたのですが、このときでした、なるほど、ニュースを見ることは点数になるのだな、と思ったのは。私の政治の目覚め、です。
いや、当時は、私はグループ・サウンズに夢中でしたから。
時は、佐藤栄作氏の自民党政権時代でした。
永遠に続くかと思えた佐藤時代でした。
小沢一郎氏が国会議員になったのは、その時代です。1969年、27歳でした。
で、彼は自民党時代を終わらせ、政権交代を成し遂げました。
これ以上、小沢一郎に「何をやれ」、と有権者は望むのでしょうか?
彼はもう大役を終えました。それだけでも充分すぎる仕事をしました。
いまだに「小沢一郎・期待論」が後を絶たないのは、後続世代の問題です。
後続世代に小沢一郎のようなタイプの政治家が出てこないのは、もしかして、共通一次に原因があるのか、なんて私は思ってしまいます。つまり、学校教育の秀才選抜教育は、それ自体が洗脳である、と。
自分で考えないようにさせる洗脳です。
その方法は、どうでもいいことを覚えることを競わせること。
そんなことをいっぱい知ったところで何になる? という疑問を持たないまでに、若者たちをどうでもいい知識で競わせることで、自発的思考力の消滅を計るのが日本の学校教育です。
その結果の一つが、狭い日本列島に54基の原発。
これは何か、といえば、部分・・うーん、何といいましたかねえ、世一良幸氏が使っている用語、「部分最適解」でしたか、要するに、部分のことは最高度に知っているが(世界で最高に優秀な日本の原発技術!)、全体としてみると、アホばかり、と。
本当に優秀なら、54基も作るようなことをしないだろう、と。
原発事故を収束させるのも困難ですが、私が思うには、共通一次以後の世代の中から、自分で思考できる日本人が出てくるのも至難でしょう。
そんな人がいたら、よほど、日本社会の標準(エリートを基準とする場合)から見れば、欠陥品の人物です。
私の用語では、「欠陥品」ではなく、「アウトサイダー」となりますが、しかし、こちらは意味するところがもっと広いです。共通一次以後だろうと、前だろうと、日本人は2012年の今にいたるまで、701年の大宝律令の時代からまったく変わっていない、という認識を前提にしていますから。
そういう意味では、アウトサイダーとは、思考力の問題ではなく、意識の様式の問題です。
具体的には、森有正の言う、例の日本人の一人称の「二項関係」のことです。これは、知識量にはまったく関係なく、日本語を使っている限りにおいて、秀才であろうと、凡俗であろうと、その人は、必然的に「二項関係」による自己意識しか持てない、ということです。
私は、日本人が自立するにはここまで踏み込まないと不可能と思っていますが、この問題は、おそらく、日本人には原発問題よりも困難です。
この意味では、私には、3.11以前も以後も違いはありません。
ですが、3.11は、着実に日本人を動かしています。律令理性と自然理性の対比を際立たせています。自然理性のほうは、まだ、萌芽でしかありませんが(子供を守れ!!)
私には、実に面白い見ものです。
今や3.11以後の日本社会の動向の面白さは、1960年代の東大全共闘運動を凌ぎます。
あの時は、田中角栄氏がつぶしましたが、今回の日本人の放射能闘争をつぶせる政治家はいないでしょう。
なにしろ、日本人の健康とイノチがかかっています。
戦中の日本人なら、天皇のためにイノチを差し出したかもしれませんが、戦後世代は、とにかく、日本国憲法で育っています。
政府の命令よりも、個人としてのイノチのほうが重要である、と。今や、常識でしょう、皆さん。
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