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2012年6月 7日 (木)
ベタ降りに転じた財務OB族議員の窮状
消費増税問題で窮地に追い込められているのは、自民党と野田佳彦氏である。そして、その裏側の財務省。
消費増税提案を断念せざるを得ない窮地に追い込まれている。
「断念」という選択は恐らくないだろう。
「断念」でなければ、「玉砕」ということになる。
彼らが追い込まれている最大の理由は、いま提案されている消費増税案に正統性がないからである。
自民党が消費増税提案を掲げるなら理解できる。
自民党は2009年8月総選挙を、消費増税提案を掲げて戦ったからだ。
しかし、民主党は違う。
野田氏自身が絶叫したように、
「シロアリ退治なき消費増税はおかしい」
との公約を掲げて選挙を戦ったのである。
この原点を確かめるためには、当時の映像に戻るのが早い。
野田佳彦氏2009年7月14日演説
http://www.youtube.com/watch?v=-3wVwe8a_8c&feature=player_embedded
野田佳彦氏2009年8月15日演説
http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo
岡田克也氏2009年8月11日演説
http://nicoviewer.net/sm13731857
これを見れば、野田佳彦氏と岡田克也氏による新ユニット「天下り決死隊」が強引に推進する「シロアリ退治なき消費増税」に正統性がないことは、だれの目にもはっきりと分かる。
国政選挙を経ずに、野田氏が消費増税を推進することには無理がある。
増税推進全国紙の一つである朝日新聞の6月4・5日世論調査でも次の結果が示されている。
「消費増税法案を「今国会で成立させるべきだ」という人は17%にとどまり、「成立にこだわるべきではない」という人は72%に達した。
法案への賛成は32%(5月定例調査39%)、反対は56%(同51%)。
内閣支持率は27%(同26%)、不支持率は51%(同53%)だった。」
野田佳彦氏が提案する消費増税案成立に賛成する国民は17%しかいない。反対が72%なのだ。
これで法案が通るはずがない。
民主党中間派議員に対して、「主権者国民連合」は消費増税への賛否を問う。公開質問状を送る予定にしている。
民主党議員で「シロアリ退治なき消費増税」案に賛成する議員に対しては、次期総選挙で、全精力を注いで「落選運動」を展開する。
2009年8月総選挙で、民主党が圧勝した真の原動力は何であったのか。
真の原動力は、ネットから発せられた真実の情報である。
いまや、ネットの草の根情報が、日本全体を動かす時代になっている。
この情勢下で、ネットから情報を発信する「主権者国民連合」が総力を挙げて「落選運動」を展開するなら、対象とされた候補者の落選はほぼ確実である。
民主党議員が批判されている最大の理由は、「公約違反」である。公約を実現するために全身全霊を注いで、それでも成就されなかったのなら、主権者国民は一定の理解を示す。
しかし、主権者国民と交わした約束を、自らの意思で踏みにじり、公約とは正反対の政策を推進するなら、その行動は万死に値する。
総選挙で、主権者国民が厳しい審判を下すのは当然のことである。
民主党議員はいま、次の選挙情勢を考えている。
「シロアリ退治なき消費増税」に賛成すれば、主権者国民連合による熾烈な「落選運動」がもれなくついてくる。
これを覚悟の上で、なお「シロアリ退治なき消費増税」提案に賛成する議員がどれだけ存在するのか。
結局、民主党中間派が雪崩を打って消費増税法案反対に回る。法案は衆院で否決されるだろう。
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