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(回答先: 今ほど空転国会を望んだ事は無い!それ程に、選挙公約に無い『消費増税』は政党の自殺行為なのだ! 投稿者 アサマタロー 日時 2012 年 6 月 06 日 10:50:35)
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51984339.html
<タヌキとキツネの談合政治>
とうとう会期末の6月21日を目前にして、ドジョウに化けていたタヌキが、自公ギツネと秘密談合政治を、公然とお天道様の下で始めた。狐の条件は、小沢排除と問責閣僚の更迭である。前者については、2度も会談を行ってタヌキ流の排除をやってのけた。後者は内閣改造で狐の要求を果たした。そのさい、自衛官の息子らしく、自衛官出身民間人を防衛大臣に起用するという荒技を見せつけて、自らの化けの皮をはがした。
10%消費税に政治生命をかけるというタヌキの言動は、本心である。財閥・官閥ら旧体制派の傀儡政権であることを裏付けたことでもある。それは鳩山や小沢ら改革派の「国民生活第一」路線と180度異なる。既に民主党は、旧体制派維持のための10%推進派と改革派とに真っ二つに割れてしまっている。
従って、タヌキは狐との談合を表面化させたものだが、総選挙で有権者からしっぺ返しを受けるだろう。双方はそうならないように一番力こぶを入れることになる。
幸い、狐とタヌキの談合舞台の囃子(はやし)方・マスコミの多くは、笛と太鼓で応援してくれている。うまく聴衆を騙せると思い込んでいるらしい。果たして、うまく演じることが出来るであろうか。
原発もそうだが、3・11以降、聴衆はさんざんタヌキに化かされてきたことに気付いている。「2度と騙されない」と気負い立っている現状である。
<戦前の翼賛体制を再現>
日本は戦前にも同じような経験をしている。近衛内閣が強行した翼賛体制である。救国という名の戦争体制のことである。与野党の談合政治は、つまるところ政党の死を意味するのである。
時は2012年、21世紀である。保守的な政権は、アメリカやフランスでも敗退した。1%退治は国際的広がりを見せている。北アフリカ・中東では「アラブの春」が生まれ、今も生みの苦しみの最中だ。日本では、逆に民意に反する与野党談合政治という翼賛体制?こんなことが実現出来ようか。
<民主主義の破壊者>
民主主義の根幹は主権が国民にある、ということである。主権在民だ。その主権者の意思が、国民の代表である国会議員が、法律を作る立法府を形成、そこで民意が法制化されてゆく。
政党政治はそのためにある。民意を反映させる政治が、民主政治なのだ。政党は、そのために議会で活発な論争を展開して、民意を実現する責務を負っている。
主権者は2009年に民主党に政権を担当させる決断した。民意を反映させると公約したからである。自民党・自公政権の負の遺産・空前の借金政治に対して、日本沈没を目の前にして、公然とNOという選択をしたものである。民主党は官僚政治を改めて、大いなる無駄を排除すると約束した。税制の抜本改革によって富裕層への課税を実現するという意味も込められていた。役人の高給にメスを入れる。むろん、政治家への法外な血税もカットすると。
これら何一つ実現していない。果たそうとさえしない。それでいて、富裕層ではない庶民・大衆に重税を課すというのだ。本末転倒である。民意に反している。与野党談合政治は、民主主義を破壊する輩として断罪されるべきであろう。
<10%消費大増税に大義なし>
民主党は官僚主導政治を止めると公約した。官僚の天下りを廃止すると約束した。野田は「白アリを退治しない限り、消費増税はしない」と有権者に約束していた。
首相に就任した途端に「10%消費税断行に政治生命をかける」と言い出した。こんな詐欺師は、世界中どこにもいないだろう。10%消費税で日本経済の悪化は目に見える。小沢ではないが、その前にやることが山ほどある。これが最優先課題なのだ。
ブッシュ戦争にも大義がなかった。同じく野田の大増税にも大義はない。日本を沈没させる。かつ民意に反している。談合密室政治に大義はない。官僚服従の財閥傀儡政権に大義など無い。
<穴空きバケツに水>
100歩譲って10%消費税によって、何か良いことがあるであろうか。野放図な予算のバラマキは小泉内閣を頂点にして変わっていない。民主党政権もまた、自公政権と同様にバラマキを繰り返し、財政の悪化に突っ走っている。
官僚主導・アメリカ服従の中曽根内閣下、日本はバブル経済に突入した。バブルがはじけて1500兆円もの大穴を空けてしまった。その後はひたすら借金を続けてきた。宮澤内閣がこれに手をつけようとした最初で最後の政権だったのだが、霞が関・大蔵官僚が反対して、改革への道は断たれてしまった。
それでも歴代政権は、官僚政治を改めようとしなかった。天文学的な借金は、こうして出来上がってしまった。壮大なる負の構造を改めない限り、日本再生は不可能なのである。
譬えると、バケツに大きな穴が空いたままである。いくら水を入れても、水は溜まらない。10%消費税は官僚政治に与する面々の懐を多少の時間、維持するだけなのだ。愚策もきわまっている。
<年金・福祉効果はゼロ>
野田内閣の騙しの手口は、税と社会保障の一体改革なのだという。10%消費税で、世の中が明るくなるのであろうか。本当に年金・福祉が蘇るというのであろうか。
多少の知識さえあれば、このスローガンが極め付きのインチキであることは明白である。バブル崩壊で1500兆円の大穴を空け、現在は軽く1000兆円の借金下にあるのである。
消費税5%を引き上げると、13兆円の税収が出るという。この数字さえ、大不況下では怪しい。この数字が雀の涙であることは、小学生でも理解出来るであろう。年金・福祉の前途に明るさは点滅しない。野田は世紀の詐欺師なのである。
政治の本質は、この世紀の危機を前にして一大改革を推進する時なのである。その手始めに政治家・官僚ら役人が自ら骨を削るのである。優遇されてきた富裕層・1%に増税を課すのである。彼らの秘密口座の脱税資金を、貧者に配分するという公正な政治を行うのである。これらを断行した後に庶民にも相応の負担を求める。これが正義というものだろう。
今はそうするための好機なのである。
2012年6月6日9時35分記
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(投稿者) 関連;『財務省 勝栄二郎事務次官の定年延長を阻止せよ (うりぼうのブログ)』
http://www.asyura2.com/12/senkyo130/msg/828.html
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