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流れは夏限定ではなく大飯原発永続的に稼働
2012.06.05 :(まるこ姫の独り言)
少し前までは、大飯原発再稼働しなくても、他の電力会社からの融通や、節電でこの夏乗り切ろうではないかとの意見が多くみられたと思うが、関西広域連合や細野大臣の発言のように夏限定や、暫定的、限定的の流れでは無くなってきている。
どうも、立地自治体、周辺自治体の首長は、原発再稼働大賛成のようだ。
福島原発の事故原因も定かではない今、本来なら、事故前の安全基準ではなく、大地震、大津波を想定しての新安全基準に適合しているかどうかで、再稼働が決定されなければいけないと思うが、のど元過ぎれば熱さ忘れるの例え通り、どんな事をしても大飯原発再稼働、そして他の原発も再稼働の動きが活発になってきている。
大飯原発再稼働、「夏限定」で福井県内猛反発 知事、原発相来県で念押しへ>
福井新聞ONLINE 6月2日(土)10時8分配信
>再稼働を事実上容認した関西広域連合の一部首長が運転期間は電力需給の逼迫(ひっぱく)する夏期に限定すべきだと主張している点に対し、県内では「ご都合主義」(西川知事)などと反発の声が強まっている。
大体が、関西広域連合の首長たちは、夏限定や、暫定的と細野大臣に念押しをしていたし、細野大臣も"暫定的"を連発していたが、どう考えても原発が一度稼働すれば、たったの数カ月で停止するわけが無いのだと思うが。。。
火力発電所や水力発電所と違って、稼働するにも停止するにも、相当な時間がかかると言われていて、既得権益者たちが一度動き出した原発を数か月で停止するとはとても思えないのだ。。。。
動きだしたらこちらのものとの発想になるのは、世の常で。
関西広域連合も、細野大臣も、言葉では言うものの、腹の中では再稼働を容認した時点で、勝負はあったと思っているのではなかろうか。
>福井商工会議所の川田達男会頭は1日の通常議員総会で「関西は上から目線で『動かしていいよ』と言っているよう。そんなことを言われる筋合いはない」と批判。
>「電気を送ろうという気にならない。(再稼働問題は)地元経済の懸念がなければ放っておく」と不満をあらわにするのは田中敏幸県議会議長。
今では、原発の安全性など二の次で、上から目線だの、電気を送ろうと言う気にならないだの、感情が前面に出ている。
なんで、原発事故が起きた時に影響を受ける地域が“容認”と言ったら上から目線となり、読売など原発立地地域や周辺地域に失礼だから謝罪しろとまで言うのだろう。
原発立地地域や周辺地域は、危険な箱物を作る代わりにと色んなアメを舐めさせられている。
無償で危険な箱物を背負い込んでいるわけではない。
原発の安全より地元の経済が優先する為の再稼働は、どこかおかしくないか。
“電気を送る気にならない”とか、完全に原発を私物化した発言の方は、“上から目線”ではないのだろうか。
国民の知らないところで大飯原発は永続的に再稼働になり、他の原発の良い見本となり、安全基準などはもはや、風前のともしびで、どんどん再稼働に向けて準備を整えて行くのだろう。
この国のエネルギー問題も、節電意識も、原発再稼働が既定の路線となり、どこかへ吹っ飛んでしまった。。。。。
安全基準をおろそかにしたままの原発再稼働だが、私達は、“井の中の蛙大海を知らず”で、ただもがいていただけなんだろうか。
元記事リンク:http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2012/06/post-3342.html
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