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小沢の逆襲これからどうなる 小沢切り野田首相の末路
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2012/6/4 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
自民の戦略に載せられ消費税増税法とともに民主党政権は吹っ飛ぶ
最大の悪は陰にいる仙谷由人、この悪相がこの国を今危機に陥れている
◆国家と国民のため小沢は有用なのか、邪魔なのか、いろいろ聞いてみた
野田首相と小沢元代表の2回目の会談は、野田が再び消費増税法案への協力を要請。小沢が前回同様、拒否すると、野田が「自民党との協議を進めさせていただく」と宣言して終わった。
自民党は修正協議の前提として、問責2閣僚のクビを求めているが、野田はきょう(4日)、言われるままに内閣を改造して“体裁”を整える方針だ。
小沢の「説得」をあきらめ、自民党への「抱きつき」に大きく舵を切ったわけだが、つくづく哀れな男だ。問責大臣の更迭でコトが済むと思ったら大間違いで、自民党の大島副総裁はもう、「審議が進まないから(問責大臣を)代えるのは当然だ」とか言い出している。チンピラみたいな自民党が、この先、どんどん要求をつり上げていくのは明らかだ。修正協議なんて言葉だけで、会期末まで協議する時間なんてない。小幅延長をしたところで、審議日程は限られている。つまり、自民党の修正案を丸のみするか、しないか。そういう交渉になるのだが、社会保障改革の根幹部分で修正を迫られれば、民主党はもう一度、党内手続きが必要になる。増税の理由が違ってくるのだから、議論は一からやり直し。シッチャカメッチャカになる。
◆民主を分裂に追い込む自民シナリオ
法大教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。
「野田首相が譲歩して、自民党案を丸のみしようとすれば、民主党は中間派議員も含め、『そこまでやるか!』と野田首相に猛反発するでしょう。何しろ、現行案でさえ小沢グループが反対し、連日の徹夜の議論を前原政調会長が打ち切った経緯があるわけです。党内をまとめるのは不可能に近いし、それこそ、自民党の思うつぼです。民主党を分裂させ、あわよくば、野田政権に消費税を増税させて解散・総選挙に持ち込む。民主党に勝ち目はない。これが自民党にとって理想のシナリオなのです。たとえ、消費増税法案の成立と解散の両立は難しくても、民主党が分裂さえすれば、野田首相の手を振り払って、内閣不信任案を出して揺さぶる手もあります」
悪知恵をめぐらせている自民党は、民主党が再起不能になるまで追い込むつもりだ。野田はわざわざ、そんな連中の術中にはまりに行こうというのだから、どうかしている。
◆仙谷の言動から透ける国民蔑視のゴーマン
野田がこうまでして消費増税に前のめりになっている理由は何か。財務省のオルグは言うまでもないが、ここにきて見えてきたのが、あの男の存在だ。
マニフェストで掲げた政治主導の旗をイの一番に降ろし、以後、小沢潰しから原発再稼働に至るまで、ことごとく国民を裏切り続けてきた黒幕、仙谷政調会長代行のことだ。
菅内閣で“陰の総理”といわれてフンゾリ返っていた男が、消費税政局の裏で、またぞろ“野田政権のキーパーソン”気取りで、チョロチョロと動き回っているのである。
「小沢氏を切り、自民党と連立するプランは、もともと小沢憎しの仙谷氏がずっと考えていたことです。その証拠に、今月2日のBS朝日の番組では、消費税法案の修正協議について『(自民の)丸のみと言われようと成立を目指す』と公言し、『連立の形が一番素直だ』と言っていました。先月26日に開かれた地元・徳島での討論会では、消費増税に反対する小沢氏のことを『思慮が足りない人だ。常識のある人は分かっている』と公然批判している。国民が民主党に政権を託した意味も、6割の人が消費増税にノーを突きつけている現実も、完全に度外視だからア然です」(民主党関係者)
◆自分が「一番エラい」とカン違い
そんな仙谷の本性がムキ出しになったのが、2日のテレ東の報道番組内での発言だ。
「(消費増税を)選挙の争点にしてはならない。選挙でグチャグチャに、ああだこうだと揉まれた後のことを考えると、宿題を片付けてから選挙しないと」などと言っていたのだ。要するに、増税で国民の審判を仰ぐ必要はない。そんなことをしたら、混乱するというのである。
このゴーマンなモノ言いの裏には当然、国民蔑視がある。「バカな民はお上に従え」という時代錯誤だ。なるほど、こういう男ならば「国民生活が第一」をいとも簡単に捨てるのもわかる。政治主導=国民主導を骨抜きにしようと暗躍し、もとの官僚支配に戻そうという動機が見える。
自分が一番エラいと勘違いし、国民を小バカにしているのである。そうやって平然と悪政を進めている仙谷は、周囲に「選挙になっても、民主と自民で過半数ならいい」と豪語しているという。
この悪相が、この国を危機に陥れているのは明らかだ。
◆小沢は野田に負けるのか 策があるのか
となると、この国の今後はどうなるのか。小沢の逆襲はありうるのか。ここが注目点になる。
大マスコミは「小沢は死んだ」と言わんばかりだが、民主党議員は冷静に考えてみることだ。
野田の迷走を容認し、自民党にいたぶられて捨てられる運命を選ぶのか。それとももう一度、政権交代の原点に立ち返り、国民との約束を果たすのか。自分たちにとってはどちらがいいのか。国民はどちらを望んでいるのか。本当に小沢は邪魔なのか。それとも国民にとっては有用なのか。
作家の三好徹氏はこう言った。
「私は小沢氏の言うとおり、選挙のときに国民に約束したことを今の民主党政権は守っていないと思っています。首相は増税に政治生命をかけるというが、それ以前に、やるべきことは山ほどあるはず。国民が納得するまで、徹底的にムダを削減しようともしないで、なぜ税金だけを増やされなければいけないのか。何より、いまや与党議員も野党議員も財務官僚の言いなりで、彼らのプロットに従い、彼らの都合のいいように政治が進んでいる。マスコミも同様です。そんな情けない状況にあって、小沢氏は官僚に丸め込まれていない政治家という一点でも、評価に値すると思います」
前出の五十嵐仁氏もこう言った。
「小沢さんはダーティーという批判もありますが、客観的に見て、いま最も世論に近い感覚で動いているのは小沢さんでしょう。国民の多くはデフレ下で増税をしたら景気も経済も悪くなると思っている。それを主張し、野田政権を批判しているのは小沢さんの勢力だけです。その他の民主党議員はどうしたのか。とりわけヒドいのが、社会党出身で人権派弁護士だった仙谷氏です。初心を忘れて魂まで売り渡し、増税や原発再稼働に動いている。一体、何をやっているのかと言いたいですよ」
◆9月代表選は世論で決まる
こうした国民の声は多いのだ。だとすると、小沢には活路がある。
「ひとつは、増税法案を継続審議に持ち込むことです。そうなれば、消費増税に政治生命をかける首相は当然、マスコミから袋だたきにされ、不信任案を突きつけられる。それでも、小沢さんは自らが倒閣に動くことはしない。あくまでブレることなく、粛々と9月の代表選に臨むのです。そのころには、野田内閣の支持率は勝手にジリ貧に追い込まれているし、中間派の多くも首相を見限ることになるでしょう。主流派が担ぐ候補と小沢グループの候補者の勝負になります」(政治ジャーナリスト・野上忠興氏)
仙谷一派が担ぐ候補vs小沢系候補の争いになれば、これほどわかりやすい構図はない。民主党議員は世論を見て判断せざるをえなくなる。
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