http://www.asyura2.com/12/senkyo130/msg/860.html
Tweet |
共同通信単独インタビュー
http://www.ozawa-ichiro.jp/massmedia/ctr/column.php?cmd=appear
◎自民と連携「談合」
「否決で内閣総辞職」=小沢氏、法案賛成せず
民主党の小沢一郎元代表は3日午後、共同通信の単独インタビューに応じ、消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案の成立に向け自民党との連携に踏み出した野田佳彦首相の姿勢について「無原則に大増税を強行しようとするなら、それは談合であって、国民の理解を得られない」と述べた。法案が衆院で採決される場合は賛成しない考えを明言。自民党の協力も得られずに法案は衆院で否決され、野田内閣が総辞職に追い込まれるとの見方を示した。
小沢氏は野田首相との会談直後にインタビューに応じた。自民党との協調路線を加速する首相を強くけん制した形だ。
増税法案の修正協議に関し「自民党も全部賛成でまとまることはないと思うが、自民党を賛成させて修正案を無理やり通そうとするのは野合、談合とみられて、国民の理解は得られない」と指摘した。
小沢氏は法案反対の理由について「これでは一体改革ではなく、純粋な大増税だ。消費大増税の前に国民との約束を実行すべきだ」と強調。増税の前提として中央集権から地域主権への転換、社会保障改革、経済再生の3条件を挙げた。
その上で小沢グループが衆院で約90人を占めていることを念頭に「いま採決したら、増税に反対する議員が党内外で増えているので、法案は否決され、野田内閣は総辞職だ。(造反議員の)処分どころではなく、首相が辞めなければいけなくなる」とした。
同時に、「そうならないよう首相や民主党執行部は知恵を出さないといけない。三方四方が丸く収まる案を出すのが首相や執行部の役割だ」と述べ、党分裂の事態に陥らないよう対処すべきだとの考えを示した。
次期衆院選に関し「いま選挙すれば民主党は惨敗だ。消費税増税が現実味を帯びてきたので反対論が増えた。国民の8、9割が反対だ」と述べた。
◎小沢氏インタビュー要旨
民主党の小沢一郎元代表に対するインタビュー要旨は次の通り。
―野田佳彦首相との再会談は平行線に終わった。なぜ消費税増税に反対なのか。
「首相とは2009年衆院選で掲げた政治理念の理解が違っている。首相は無駄を省いて財源を捻出する努力もしていると言うが、民主党が総選挙で主張したのは国の仕組みの抜本改革であり、それが緒に就いているとは言えない」
―首相は増税に関する立場の違いは「時間軸の問題」としている。
「時間軸だけではない。行政の仕組みを根本から変えれば、一時的な財源ではなく継続的な財源が出てくるし、地域経済の活性化もできる」
―増税の前に社会保障の全体像を示すべきだとの主張か。
「当然だ。年金一元化と最低保障年金も議論するといいながら、一体改革ではなく純粋の大増税論議になっている。無原則に大増税を強行しようとするなら、それは談合であって、国民の理解を得られない」
―社会保障と税の一体改革関連法案への対応は。
「賛成できないのに賛成投票するわけがない。ただ、今は賛否をどうすると言う時期ではない」
―あなたが反対票を投じれば党議拘束に反し処分を受ける。
「消費税増税法案に関する党内論議は執行部が一方的に質疑を打ち切って決めたものだ。増税は党の方針だと言うが、09年衆院選マニフェスト(政権公約)は全党が一致して決めた上に国民に約束した。いいかげんな党議よりはるかに重い。それを否定してしまえば民主政治は成り立たず、政党不信が加速する」
―反対すれば党分裂だ。
「今採決したら、増税に反対する議員が党内外で増えているので衆院で法案は否決され、野田内閣は総辞職だ。(造反議員の)処分どころではなく、首相が辞めなければいけなくなる」
「そうならないよう首相や民主党執行部は知恵を出さないといけない。三方四方が丸く収まる案を出すのが首相や執行部の役割だ」
―法案採決の先送りも一案か。
「私は考える立場にない」
―反対しても修正協議で与野党合意が得られれば法案が成立する可能性がある。
「自民党も全部賛成でまとまることはないと思うが、自民党を賛成させ無理やり修正案を通そうとするのは野合、談合とみられて国民の理解は得られない」
―一体改革法案が否決されれば、首相は総辞職せずに衆院解散・総選挙を選ぶかもしれない。
「今選挙すれば、民主党は惨敗だ。消費税増税が現実味を帯びてきたので、反対論が増えた。国民の8、9割が反対だ」
「国民の納得を得られるよう、やるべきことをやってから負担をお願いしなければならない」
―橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」との連携は考えているか。
「国の統治機構、仕組みを変えなければいけないというのはわれわれの主張も橋下氏と共通している。ただ、連携するかは全然分からない。一寸先でさえ分からないのに、そんな先のことは見通せない」
※6月3日夜配信のインタビュー記事です。
(なお、共同通信社のサイト「47ニュース」にも動画で一部アップしています)
2012.06.04 共同通信社 政治部
投稿者コメント)動画はこちら→http://www.47news.jp/movie/general_politics_economy/post_6909/
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK130掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。