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野田首相、消費増税法案先送り決断 「俺の所為にしておけ」と小沢がアドバイス?
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2012年06月04日 世相を斬る あいば達也
嘘っぱち捏造歪曲報道に徹するCIA機関紙・読売新聞にも自民党同様の焦りが見られる。以下の読売の記事は明らかな誘導報道。“小沢離党が最高のシナリオ”だと白状している(笑)。朝日と違い、プロパガンダが直接的だが、おそらく購読層の質にはピッタリなのだろう。朝日は“ひと癖ふた癖”のフェイントを掛ける悪質さが目立つ。正直なプロパガンダ新聞と云う、好感度はあるのかも?(笑)。
≪ 小沢氏、離党の可能性否定…首相再会談は平行線
首相と小沢氏の再会談は3日午前、民主党本部で輿石氏が同席して約1時間行われた。しかし、消費増税法案の扱いを巡って平行線をたどった。
首相は消費増税法案について、「この国会での成立に政治生命をかけると言ってきた。何としても成立させたい」と改めて 協力を要請した。小沢氏が求める統治機構の改革や、民主党が2009年衆院選政権公約(マニフェスト)に盛り込んだ社会保障改革の実現に努力する考えも伝えた。
小沢氏は「まずやるべきことをやって、その後に増税の話をしないと国民は納得しない」と語り、行政改革への取り組みなどが不十分だとして法案に反対する姿勢を重ねて示した。野党との修正協議については、「首相の意向で協議しようというのは当たり前のことだ」と理解を示した。
会談後、小沢氏は記者団に、「賛成できないということは、反対だということだ」と明言した。一方で、離党の可能性は「そんなことは考えていない。 私が先頭に立って、国民に任された政権だ」と否定した。≫(読売新聞)
読売以上に正直者、或る意味でお馬鹿新聞社は、見出しは「小沢切り」と元気溌剌だが、記事の中身は腰砕け。結局、小沢・輿石に負けるんじゃないのか?と不安満載の内容になっている。おそらく、記事そのものは記者が書き、デスクが見出しを担当しているのだな(笑)。面白いので、以下に二つの産経の記事を載せておくので、ジックリ中身を吟味する事をお薦めする。概ね、流れは野田君の万事が窮した趣だね。野田君もシロアリの命令は聞いたけど、力不足でしたゴメンね、と云うアリバイ完成で肩の荷は降りたのではないかと筆者などは察する。
≪ 首相「小沢切り」決断 自民と協議路線も道細く
野田佳彦首相が、ようやく「小沢切り」に踏み切ろうとしている。
「政治生命を懸ける」消費税増税関連法案の今国会成立に向け、右手で野党・自民党に修正協議の誘い水を送り、左手では小沢一郎・民主党元代表にも秋波を送っている−。そんな「二股疑惑」をかけられていた首相だったが、3日の小沢氏との再会談では、野党との修正協議に入ることを明言。小沢氏と歩調をあわせる輿石東幹事長が難色を示していた内閣改造に踏み切ることも通告した。「小沢氏との決別も辞さず」という覚悟にみえる。
会談を終え、首相公邸前に姿を見せた首相の表情はまだ紅潮していた。
記者団から、野党との修正協議について「小沢氏の意向をくむのか」と問われると、一瞬、むっとした表情に変わったが、すぐにこうきっぱりと答えた。「小沢先生のご意向を踏まえるということはありえません。党の方針ですから」 もう「二股疑惑」をかけられる覚えはない−。首相の言葉には、そんな決意が秘められていた。
ただ、「決別」を言い渡されたはずの小沢・輿石両氏は会談後、どこか余裕の表情だ。
輿石氏は記者団に「改造するでしょう。それは首相の判断だし、首相が認めたわけだから、よろしいんじゃないですか?」と人ごとのようにつぶやいた。
参院民主党の最高実力者として、参院出身の田中直紀防衛相、前田武志国土交通相の問責2閣僚の更迭に反対してきた輿石氏にとり、内閣改造は不本意だったはずだ。それでも了承したのは、自民党との修正協議に臨む首相に「お手並み拝見」の目を向けているからに違いない。
この日の会談で、野党との修正協議に「理解」を示した小沢氏も、虎視眈々と逆転に向けた爪を研いでいるはずだ。 一方、修正協議路線を鮮明にしたことで、首相は生殺与奪の権を自民党に握られた面もある。
「法案の採決をせずに国会を閉じるなんて絶対にありえない」。首相は最近、周囲に衆院本会議での採決なしに通常国会を閉会させないよう厳命した。
首相にとって絶対に譲れない一線は、消費税増税関連法案の今国会会期末(21日)までの衆院通過。外交日程などを考慮すれば、15日がタイムリミットとなり、それまでに自民党との修正協議を調えておく必要がある。しかし、協議が不調に終われば、自民党は倒閣にかじを切り、内閣不信任決議案や参院での首相への問責決議案を会期末に提出するだろう。
前面に立ちはだかる野党・自民党、背後には小沢氏ら党内の反増税派。首相を取り巻く苦悩の構図は、何も変わっていない。 「常に志を抱きつつ懸命に為すべきを為すならば、いかなる困難に出会うとも道は必ず開けてくる」 政界に身を投じる前、松下政経塾で毎朝唱えた「五誓」のうち、この「素(そ)志(し)貫(かん)徹(てつ)」を座右の銘とする首相だが、踏み出した道は限りなく細い。≫(産経新聞:加納宏幸)
≪ 【水内茂幸の夜の政論】(岸田文雄自民党国対委員長に聞いてみよう)
自民岸田氏「とことん衆院解散」伊吹氏“暴走”で民主追い込む(抜粋)
………
でも首相は本当に、採決に踏み切りますかね。
「採決しなかったときは首相の政治生命が終わるとき。だけど、民主党議員の大半は、 野田佳彦の政治生命なんかどうだっていいと思っているよね。みんな解散を先送りして、あと1年ぐらい自分の政治生命を伸ばしたいと思っている。その中で こっちがどう解散総選挙に押し込むか。針の穴を通すような難しさがあるけど、ここは首相の純真な心にかけるしかない。『あなたは日本の今後を取るのか、民主党を取るのか、どちらなんだ』とさ」
ただ、最近は森喜朗元首相や古賀さんら、自民党の重鎮が「解散確約がなくとも、法案に賛成すればいい」と意味深長なことも話しています。大丈夫ですか。
「そりゃこっちのカードとして法案に賛成もあり、反対もあり、内閣不信任案もある。 ただ、あくまで目標は解散なんだ。民主党議員で解散したい人間なんてほとんどいない。でも、こんな政権が1日も長く続いたら不幸というのが野党国対の原点さ。古賀さんともよく話すけど、ここは分かっていただいている」
「解散」後の政局を考えると、橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」はどうみますか。与野党には「今選挙をやったら維新が躍進する」と、早期解散を渋る声がありますが…。
「例えば国民にこびて、維新とのパフォーマンス競争に出たら、自民党は今度こそ終わり。向こうは何でもありな んだから、同じ目線で戦ったら既成政党なんて不要になる。引け目を感じてはダメだ」
こう前置きすると、岸田さんは消費税について語り出し た。
「維新は消費税増税をどうするか、ぼやっとした言い方だよね。うちは増税を唱える首相と対立しているけど、増税の必要性自体は訴えなければならない。例えば小泉純一郎元首相は構造改革といいながら、消費税増税は避けた。民主党政権は、事業仕分けや予算の組み替えといいながら、結局削っ た予算は教育費や防衛費、社会保障費の伸び。身を切る努力は大切だが、増税から逃げたから日本はこんな体たらくだ。今度の自民党は『あえて痛みをお願いする』と堂々といわなければならない」
でもそれでは、野田さんと同じじゃありませんか。
「全然違うよ。国家に対する考え方が違うんだ。例えば民主党は、マニフェストで子ども手当を1人2万6000円配るといった。自民党の児童手当は最終的に1万円。『2万6000円』と『1万円』の間には、子どもは国が育てるべきか、まず家族で育てるべきかという哲学の違いがある。民主党が所得制限を付けなかったのは、突き詰めると共産主義的な側面があるよね。自民党は努力をした人が報われる社会を目指す。だから、税金を原資にすべての人に月額7万円以上を配る『最低保障年金』も撤回を求めている。まだ野田さんはそこまで踏み切れていない」
ざわざわした店内が一瞬鎮まる。
「次の選挙のキーワードは、政治への『信頼』だ。2万6000円か、1万円かという話に矮小化したんじゃ、民主と自民の違いはわからない。ましてや維新との違いもみえないはずだ。自分の力だけでどうしようもない人は国が救うけど、汗をかかない人までカバーする余裕は、残念ながら今の日本にない。『1 万円しか出せないが、日本をどうするか考えている』と問いかけるところを信頼してもらえなければ、自民党は厳しい。自民党がかつての民主党のように空手形をバンバン切って、結局政権を担ったらメチャクチャというんじゃ、二の舞になっちゃうからさ」
確かに、みんな「もう政治はウソをつかないでくれ」と思っている。その精算が解散総選挙であることは間違いない。岸田さんの思いが首相に届くか。間もなく答えが出る。≫(産経新聞:【水内茂幸の夜の政論】抜粋)
野田君は「小沢切り」の決断をしたとはひと言も言っていないよな?(笑)。発言したポイントは、“野党と消費増税法案の協議に入っちゃうよ!”と言っただけだ。仮に、民主党衆議院が一枚岩でも、ネジレ国会なのだから、野党との修正協議は、如何なる法案にもつきもので、特に小沢グループの賛否に関わりなく行われる協議に過ぎない。そのことを、三者の再会談で、改めて確認した、ただそれだけだ。
輿石幹事長は「民主党、野田政権の危機というより、日本の政治の危機だ。一致結束してことにあたるべきだと申し上げた。それは野田総理大臣も小沢氏も『そのとおりだ』ということだった。3人とも党を割ったり決裂していいと思ってはいないということは確認できた」と言っているので、自民党のお下劣政党が下品の極み「小沢を切れ」、「輿石も切れ」に、流石のお人好し野田君も呆れたのだろうが、これでお下劣政党の話し合い解散要求は無に帰したと言っても過言ではない。
本来であれば、この二度に亘る「民主党3者会談」に副総理の岡田克也が出席、2対2の布陣で臨むべきだと思うのだが、何故か“野田首相、輿石幹事長、小沢一郎”の顔ぶれだ。我が国における政治家や役人の介会議と云うもの、そのメンバーの人選で、そこで決定する内容が読めると云うのが定説である。この定説に沿って理解すれば“野田・輿石・小沢”による、現在開かれている通常国会の運営対策会議と読むことも可能なのだ。野田が必要以上に力んでしまった「消費増税法案」の鉾をどのように収めれば良いのか?予算執行上、絶対通が必要な特例公債法案を如何に通過させるか?違憲と言われている定数是正をどうするか?そう云う類を話し合っている方が自然の成り行きではないのか?筆者はそのような感想を持っている。
野田佳彦は振り上げた拳の降ろし処が判らなくなったのだ。岡田はヤッパリ噂通りの役立たず、仙谷・前原は騒乱政治家、こと此処に至っては頼れるのは、小沢さんと輿石さんだ、どうしよう?と云うのが本音だと察する。仮にだよ、消費増税法案の成立が“不退転”で“政治生命、命を掛ける”ものであれば、そもそもG20 出席と生死を掛けた大勝負、どっちが重要政治課題?ポイントは此処ですよ。G8に行ってオバマさんとも会えたし、後誰と合って、何が話せると云うの?プーチンと会っても相手にされないよ。コキントウも相手にはしないよ。オバマも、立ち話にしてよ、というのが関の山でしょう。
にも拘らず、G20の日程に合わせて、生死を掛ける?不自然でしょうが(笑)。こうなると九分九厘、野田内閣の総辞職か法案先送りが見えてきている。解散なんて、狂気の沙汰、するわけがない。解散を望んでいるのか、望んでいないのか、相手の自民党だって怪しいのだから、ウッカリすると野田佳彦ひとりが、梯子の上で宙に舞う。勝財務事務次官のバックアップも限界が来ている。当然のことだが、先のG8で、世界の経済財政に関する考え方の潮目が変わったのだ。既に財務省の腰も砕けているよ(笑)。そう、両院議員総会で馘切りされる恥は、それこそ野田が次期衆議院選での落選が約束されるようなもの、そんな冒険出来るわけ、ないでしょう。さしずめ、会談の中で「小沢の所為で、党内が纏められなかったと、勝に言っておけば良い」と云う会話があったような気がする(笑)。処世訓松下政経塾政治家の限界でしたね。
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